◆ジェイガルシア・サターン聖の強さは? 五老星の中で最弱?

 ジェイガルシア・サターン聖の強さはどれくらいなのでしょうか?

 世界最高権力者であることは明らかになったジェイガルシア・サターン聖ですが、その強さはいまだに謎に包まれています。

 海軍大将の黄猿が護衛についている点からは、海軍大将には劣ると考えられなくもないですが、護衛をつける理由が世界最高権力者である、という部類であればそうとは言い切れません。

 エッグヘッドへ五老星であるジェイガルシア・サターン聖自ら出撃したのは、セラフィムの命令権を得るためですが、そのために自ら戦地へ赴けるというのは強さの表れではないでしょうか。

 ジェイガルシア・サターン聖の強さにはまだまだ謎が多いです。

 現時点で繰り出された技や能力から、ジェイガルシア・サターン聖の強さを考察していきましょう。

 ジェイガルシア・サターン聖の明らかになった技や能力はこちら。

・変身の能力

・傷の治癒

・空間移動

・非接触攻撃

 順に考察していきましょう。

▼変身の能力

 ジェイガルシア・サターン聖が魔法陣を使用して登場したシーンの容姿は、これまで五老星として描かれていたものとは大きくかけ離れていました。

 何かしら悪魔の実を食べている可能性もちろんですが、ジェイガルシア・サターン聖は「科学防衛武神」です。

 既にペガバンクが悪魔の実の能力を科学の力でほぼ全て再現できると表現されている作中なので、ジェイガルシア・サターン聖自身が悪魔の実を食べていなくとも「牛」をイメージさせる姿に変身することは十分可能と考えられます。

 不思議に思えるあの魔方陣ですら、科学の力で表現された何かである可能性が高いです。

▼傷の治癒

 ジュエリー・ボニーから受けた傷がきれいに消えてなくなっている描写は記憶に新しいです。

 何か治癒能力的なものを使える可能性の高いジェイガルシア・サターン聖ですが、治癒してというよりは元々傷を受けていないかのような表現がポイントと考えられます。

 『ワンピース』の作中では通常はチョッパーのような船医が傷の治療に当たることが多いですが、その治療法はあくまでも対症療法的なものが多いです。

 大きな戦闘の後のシーンでは、包帯を巻いたりしている描写キャラクターの姿が描かれています。

 ジェイガルシア・サターン聖の治癒の描写は、チョッパーなどの行う治療とはかけ離れており、同じ世界線の中ではオペオペの実の能力者のトラファルガー・ローの行う手術後のような完全治癒の描写に近いように思われます。

 とはいえ、手術を行う描写もないのでジェイガルシア・サターン聖の治癒については、何かまったく別の能力や理由があると考えられます。

▼空間移動

 ジェイガルシア・サターン聖の登場時、目立った魔法陣もさることながら船から島までの移動距離は常人のそれではありません。

 あの状況のエッグヘッドへ単身乗り込むだけでも驚きなので、ジェイガルシア・サターン聖にはまだまだ隠された能力や技がありそうです。

 魔法陣つながりでいうと、ブルックの知るナマクラ島「ハラヘッターニャ」の黒魔術の儀式も同じ『ワンピース』の作中で登場しています。

 黒魔術のたぐいを専門的に行っている風貌には見えないので、科学の力で再現した可能性が高いですが、世界のすみずみの能力を把握しているとなると流石は世界最高権力者というところです。

▼非接触攻撃

 ジェイガルシア・サターン聖が睨んだだけで、対象の頭部を吹き飛ばしてしまう描写がありました。

 『ワンピース』の作中でよく登場する覇気のようにも思える「非接触攻撃」ですが、それにしては物理的要素の強い攻撃のようにも感じます。

 覇気にも「見聞色」や「覇王色」といった種類がありますが、ジェイガルシア・サターン聖の覇気は「武装色」の上位互換のようなものに該当するのでしょうか。

 余程の鍛錬の先に辿り着いたことを考えると、やはりジェイガルシア・サターン聖の強さはまだまだ底知れません。

 ジェイガルシア・サターン聖の能力や技が覇気由来だと考察すると、海兵が見聞きしないように配慮していたことにも説明が成り立つので、何かしら覇気を有していてもおかしくありません。

 以上が、ジェイガルシア・サターン聖のこれまでに登場した能力や技と思われる現象です。

 まだ詳しい情報が明らかになっていない能力がほとんどなので、今後に注目していきましょう。

 そんな未だに推し量ることの難しいジェイガルシア・サターン聖の強さですが、護衛に付けた海軍大将と同レベルかそれ以上の強さを誇っているとみて間違いはないのではないでしょうか。

 たくさんの能力を使いこなすその技量は、まさに海軍大将クラスといえます。

 しかし、「五老星の中では最弱ではないか」と読者の間で考えられることが多いジェイガルシア・サターン聖。

 理由としては、五老星の中で最初に明らかになりつつある能力や名前でしょうか。

 終盤になるにつれて強敵が登場していくのは、『ワンピース』はもちろん少年漫画の鉄則ですから仕方がないでしょう。

 ただ黄猿とともに訪れた「エッグヘッド」で最初にジェイガルシア・サターン聖が攻撃したのは、味方と思われていた海兵であることや、ジェイガルシア・サターン聖の戦闘の様子を海兵たちは見聞きするのが許されない状況であることから、ジェイガルシア・サターン聖が主人公であるルフィたちにとって敵という立場であるのかはまだ確信できません。

 敵にしても味方にしても、強いことには違いないジェイガルシア・サターン聖が今後誰と戦うことになるのかも注目です。

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◆ジェイガルシア・サターン聖の悪魔の実は何?

 ジェイガルシア・サターン聖は悪魔の実の能力者なのでしょうか?

 何かしらの能力者の可能性が高いとされるジェイガルシア・サターン聖ですが、どんな実の能力者なのかといわれるとはっきりと断定は出来ません。

 現時点では、「牛」をイメージさせる風貌からゾオン系の能力者ではないかと考察されることが多いです。

 ゾオン系の悪魔の実は『ワンピース』の作中で多く登場しています。

 世界最高権力者というランクであるジェイガルシア・サターン聖が仮にゾオン系の「悪魔の実」を食べているのであればそれは恐らく幻獣種と呼ばれる種類の悪魔の実でしょう。

 幻獣種といえば、マルコのや不死鳥(フェニックス)などが既に作中で登場していますが、もれなく規格外の強さを誇っていることが分かります。

 ジェイガルシア・サターン聖がゾオン系の悪魔の実の能力者であるとすれば、幻獣種とみて間違いはないでしょう。

 そのほかに気がかりな点は、ジェイガルシア・サターン聖をはじめとする五老星の容姿です。

 『ワンピース』の作中では、小表紙に当たる扉絵も本編とリンクしていることで有名ですが、その扉絵での過去やニコ・ロビンの故郷、オハラでの話から五老星の容姿は変化していません。

 子供であったニコ・ロビンが成長し、大人になっているので少なくとも作中で22年の歳月が流れていることになります。

『ワンピース』の作中では、過去の話の際にキャラクターの容姿が変化するのが基本です。

 数年の過去でも持ち物や、髪型・髭などで変化を表現する尾田栄一郎先生の描く『ワンピース』の作中で、四半世紀弱の経過で容姿の変化がないことが偶然とは思えません。

 容姿の変化がないことを「不老」と捉えた場合に思い至るのは、トラファルガー・ローの「オペオペの実」ですが五老星全員となると能力者の命と引き換えといわれる「不老不死手術」は現実的でない気がします。

 ジェイガルシア・サターン聖は、『ワンピース』の作中で「神」と拝められる天竜人の最上位であるので、何か神々しい力が関係している可能性もありますので、今後に注目していきましょう。

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◆ジェイガルシア・サターン聖の今後は?

 ジェイガルシア・サターン聖の強さや、悪魔の実のモデルは明らかになっていない部分も多いですが、物語の内容に大きく影響を及ぼしそうな伏線がいくつも見受けられます。

 最終章に入り、今後もまだまだ目の離せない『ワンピース』の作中でもひときわ異彩を放つ五老星の一人、ジェイガルシア・サターン聖の今後の活躍にも目が離せません。

〈文/ヲノジツ〉

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