お仕事シリーズに共通する「魅力」とは?

この『お仕事シリーズ』は3作品とも「若い女の子が働く姿を描いたアニメ」が共通していますが、仕事をテーマにした、若い女の子を中心にしたアニメは『WORKING!』や『NEW GAME!』、『働きマン』などがありますよね(『働きマン』は「女の子」に当てはまる……のか?)。

しかし、『お仕事シリーズ』は単純なお仕事アニメに留まらない「共通点」があること、「聖地巡礼」をはじめとしたファンを魅了する“魅力”があります。

その“魅力”とはなんなのかを覗いてみます。

モデルとなった地元とのタイアップ

先述した通り、『お仕事シリーズ』はそれぞれ実際の都市を舞台としております。

『花咲くいろは』⇒石川県金沢市湯涌温泉街

『SHIROBAKO』⇒東京都武蔵野市

『サクラクエスト』⇒富山県南砺市

このうち『SHIROBAKO』は作品のメインテーマが異なるためか、武蔵野市武蔵境にある「すきっぷ商店街」と、商店街内にあるドーナツ店でのコラボあたりまで(ドーナツが主人公宮森あおいの大好物であり、5人の掛け声「どんどんドーナツドーンと行こう!」から)に留まっています。

ですが、その他2作品は、先述の通り、「7年以上続く地元復興のお祭り」、「姉妹都市提携」と、本当の町おこしをアニメで行う、メディアミックスでもなく「現実世界をも巻き込む」展開を起こしています。これが、このシリーズの共通点のひとつです。

たくさんのアニメがある中で、地域ぐるみを超えたタイアップの事例は少なく、有名どころでは『らき☆すた』の埼玉県久喜市にある鷲宮神社や、『あの日見た花の名前を僕は知らない』の埼玉県秩父市などがあり、アニメによる町おこしが何年も続くコンテンツになるのはもっと少ないです。

だから、『花咲くいろは』はその中の数少ないコンテンツであると言えます。

『サクラクエスト』はまだアニメが終わったばかりなので、今後の展開に期待ですね!

評価

『お仕事シリーズ』のうち2作品は、アニメファンからの評価だけでなく業界での評価も高い作品となっています。

『花咲くいろは』は“平成23年度文化庁メディア芸術祭アニメーション部門”の推薦作品に。

『SHIROBAKO』は“第20回アニメーション”、神戸作品賞“東京アニメアワードフェスティバル2016 アニメオブザイヤー ”、グランプリ“SUGOI ANIME JAPAN Award2016” 、2位を受賞。

推薦されるだけでも難しい中で、ここまでの評価を得られる稀有なシリーズと言えます。

『サクラクエスト』も何かのタイトルを受賞するでしょうか?

働く女の子と「年長者」がかっこいい!

ここからは私の持論です。事実ではなくファンから見た考察ですのでお気をつけくださいませ!

『花咲くいろは』の松前緒花、『SHIROBAKO』の宮森あおい、『サクラクエスト』の木春由乃といった主人公の中でも、中心人物になるこの3人は共通して

・芯が強い

・アクシデントでへこたれても簡単には折れない

・周りを巻き込んで成功させる

という力強さを持っています。

またこの他、3人は作内で「自身のこれから」について悩み、話が進むに連れて答えを導く姿が垣間見られます。

・松前緒花⇒ 受けた告白がうやむやになった幼馴染との恋愛発展

・宮森あおい⇒ 同好会4人が具体的な目標を持つ中で、あおいだけ明確な夢が見つかっていない

・木春由乃⇒ 期間限定の国王の仕事が終わった後、自分はどうなりたいか

ただ仕事ができるだけのキャラクターではなく、性格の強さとその中にある心の葛藤がよりリアルな人間味を出し、ある種心の近さを覚えるように感じます。

その近いながらもかっこよく仕事をする女の子が、ひいては作品そのものの魅力を引き出しているのだと思います。

またカッコいいのは主人公達だけではありません。『お仕事シリーズ』では、ストーリー展開で重要なポジションに“年長者”が登場するのですが、その方々がことごとくカッコいいのです。

『花咲くいろは』では、緒花の叔母であり旅館の女将である四十万スイが、従業員を叱咤激励する姿と、女将としてお客様を最優先と考えるプロの姿を見せてくれます。

『SHIROBAKO』では、武蔵野アニメーションの社長である丸川正人が、作中ではいつも料理を社員に振る舞う優しいおじいちゃんな姿でしたが、過去には「クリエイターに物言いする制作進行」としてアニメに熱い魂を入れる人であったこと。

また同社の最古参である杉江茂は、『えくそだすっ!』のピンチの際にあおいから直々にオファーを受け、作内でも伝説と謳われる作画マンとしての力を発揮してくれました。

『サクラクエスト』は、チュパカブラ王国の前国王で観光協会会長の門田丑松、商店会会長の織部千登勢。

最初は余所者の由乃を快く思わず、また2人の過去のいざこざでお互い顔を合わせる度に口喧嘩をしている仲でしたが、間野山市をよくしたいという気持ちは同じであり、次第に和解し由乃を認めるようになります。

「お仕事シリーズを見る際は、特にこの年長者を見てほしい!」と私は念押しいたします。

(もっと魅力を語りたいところですが、おそらく別に1つ記事を作るくらいになりますので割愛いたします)

 

――『お仕事シリーズ』は、緻密に描かれる風景と人間ドラマそして地域タイアップによるアニメだけでは終わらない、リアルとつながる感覚が醍醐味の作品群であると、私は思います。

アニメを観て「行ってみたいなぁ」と思えること。

「この業界に入ってみたいなぁ」と思える(実際に『お仕事シリーズ』の業界で働いている人は複雑な部分もあるのかもしれないですが……)何年経った後でも楽しめます。

PAは2018年に、『アイドルマスターシリーズ』の総合ディレクターを務めた石原章弘氏がプロデュースする『ウマ娘 プリティダービー』を放映予定です。

また2018年2月には、『花咲くいろは』でシリーズ構成を担当した岡田麿里氏が初監督となる『さよならの朝に約束の花をかざろう』が公開予定。

今後の作品もどうなっていくのか、とても楽しみです!

(Edit&Text/頭皮ぱっしょん)

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「TVシリーズ 花咲くいろは」公式サイト
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