昨年、12月23日に東映アニメーション60周年記念作品として新作アニメ映画、『ポッピンQ』が公開されました。
『ポッピンQ』は当初、「file(N):
東映アニメーションの記念作品ということもあり、公開前からアニメ映画ファンを中心に注目を集めた『ポッピンQ』。
同時期に公開された『映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大
が、しかし興行通信社が毎週発表している観客動員数ランキングトップ10を見てビックリ!
多くのアニメ映画ファンが公開を1年以上待ち望んでいた『ポッピンQ』は、残念なことに10位圏外……。
東映アニメーション60周年記念作品なのに、「こんな状態で大丈夫か!?」とハラハラ心配させてくれる『ポッピンQ』。
果たして『ポッピンQ』はもう終わってしまったのでしょうか??
いいえ、『ポッピンQ』はまだ終わっていません! 東映アニメーションは大逆転を狙い、新たな戦略な戦略を打ち出してきました。
映画冒頭17分の無料配信作戦!
興行状態に危機感をもったのかは分かりませんが、東映アニメーションは『ポッピンQ』の冒頭17分の映像を無料公開する作戦に出てまいりました。
それがこちらの動画です! TVアニメ作品などではない分、この無料配信で興味をもった人に映画を観に来てもらいたいところでございます。
とはいえこの配信、後手に回った感じは否めません!
『ポッピンQ』と同じく今年初の劇場版の公開となった『モンスターストライク(モンスト)THE MOVIE 』はしっかり、公開の1週間前に冒頭映像10分を無料公開してましたよ! どれぐらい興行結果に差が出たかわかりませんが、
「冒頭映像を公開するならタイミング的にもっと早くやるべき!・・・」
と言いたくなっちゃいますが、結果論ではあるんですよね。難しいです。
公開前にいろんな広告展開を行なってたんです・・・
『ポッピンQ』のTwitter公式アカウントを公開前から追って見ていた身としては、決してマーケティングを怠っていたようには見えなかったのも事実。
ポッピン族の着ぐるみたちの動画を配信、各所のイベントを回る、前日譚のコミック版の無料配信(コミックNew Type 配信KADOKAWA)を行なうなど、かなり精力的に情報発信はしておりました。
しかし、いかんせん話題として結びつかなかった感じですね。
これこそ興行の難しいところで、発信量が必ずしも集客に結びつかない、という残念な例なのかも……。
ダンスが本作の売りとは聞いていましたし、なかなか軽快に踊る着ぐるみも珍しいかもしれませんが、リアルアキバボーイズとのコラボダンス動画もアップされていましたが、あまり話題にならずもったいなかったですね。
上の動画や、キャラのビジュアルなどを見ると、どうしても掴もうとしているファン層がキッズ層なのか、美少女アニメファン層なのか、一体どこの層をターゲットにしているのかわかりませんよね。
でも何故かそんな曖昧なところも憎めず逆に愛情が芽生えてしまったり。
だから、『ポッピンQ』が『1stガンダム』や『エヴァンゲリオン』のように、スロースターターとして今後注目を浴びることに期待しています!
年末年始こそ『ポッピンQ』にとって最後の勝負時だったのですが、やっぱり未だにお客さんは少ないのか、早くも年明け早々に上映終了を告知している映画館も出てきております。
かわいい女の子がいっぱい拝める冒頭映像をまずは観てもらって、少しでも興味を持った人はぜひ劇場に足を運んであげてください。
もちろん私も映画館へ……。
と言いたいところですが、ワタクシはただいま中国に在住中。
この年末年始も日本へ帰れなかったもので、『ポッピンQ』見に行けてません。ごめんなさい!
春には帰りますから、ぜひそこまでロングラン上映をお願い致します。
(Edit&Text/ネジムラ89)
劇場アニメ「ポッピンQ」公式Twitter @POPIN_Q_staff
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