2016年春の1期放送から4年の月日を経て、『Re:ゼロから始める異世界生活』(以下、リゼロ)の2期が放送開始となりました。
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
白鯨やペテルギウス含む魔女教を退けた2期では、いよいよ王選が動き出すことが予想されます。
しかし、1期の後半では白鯨・魔女教の討伐にかかりきりで、王選のことをあまり覚えていない方も多いハズ。
そこで本記事では、『リゼロ』における王選とその候補者たちを掘り下げていきます。
ルグニカ王国の王選とは?
エミリアたちの暮らす世界・ルグニカ王国では、亡き王に変わって賢人会という組織が国の運営統治を行っています。竜の巫女の資格を有する5人の中より1人を新たな導き手として、竜との盟約に臨むことを王選としています。
第12話まではエミリアを含む4人が候補としてあがっており、近衛騎士・ラインハルトが最後の1人を見出したことで、5人の候補者が出揃ったこととなり、その火蓋が切って落とされました。
王座を争う5人の国王候補たち
◆エミリア
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
ロズワール辺境伯を後ろ盾に据えた、ハーフエルフの少女。嫉妬の魔女の再来だと罵られ続けてきた彼女が願うのは、公平であること。自らが差別にさらされてきたからこそ、全ての民が公平である国を目指すことを望んでいます。
ストーリーの序盤こそ「自分はハーフエルフだから」と遠慮がちな態度を取ることが多かった彼女ですが、スバルやアーラム村の住人たちと接するなかで、自らの外見的特徴とも向き合う覚悟が生まれてきました。
その出生から王都の人間の評判はよくありませんが、エミリアの騎士として奮闘するスバルとともに、その下馬評を覆してほしいところ。
◆フェルト
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
1期の序盤・徽章奪還編にてエミリアの徽章をくすねた張本人。ルグニカ王国の貧民街に︎暮らしていたところを、ルグニカ王家の容姿的特徴を見出したラインハルトが最後の王候補として連れてきました。
王選に参加することを知らされずに連れてこられたようで、王候補を辞退する寸前で救出に潜入したロム爺がピンチに陥ったことを受け、半ば開き直ったように参加を表明しました。
貴族や騎士が嫌いだと言っていることから、彼女が王になった際には階級制そのものを廃止することにもなる予感がしますね。
◆クルシュ
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
若くしてカルステン家の当主を務める男装の麗人。竜との盟約をリセットし、ルグニカは人間によって統治されるべきと訴える豪気さを持ち合わせています。
スバルから協力を持ち掛けられてエミリア陣営と同盟を結んで、白鯨・魔女教との戦いの折には当主自ら前線に立ちました。
嘘を見破る風見の加護を持ち、家臣のフェリスやヴィルヘルムからの信頼も厚く、生い立ちや性格を見れば最も王に相応しいようにも感じますね。
◆アナスタシア
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
ルグニカの隣国カララギでホーシン商会をまとめあげる若き商人。自ら欲深であると宣言した上で、あっけらかんと自分の国を欲しいと言ってのけました。
白鯨・魔女教討伐には戦力や竜車を提供し、その見返りに魔鉱石の採掘権を譲り受ける商人らしいしたたかな一面も。
エミリアたちが死亡する事態の解決策を探して必死に奔走するスバルから、クルシュが企てる白鯨討伐計画の情報を引き出すなど、人の表情を読むことを得意ともしているようで、心理的な化かしあいに秀でています。
◆プリシラ
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
王選を実施するだけ無駄と言い、「世界は自分に都合の良いようにできている」とまで豪語する女性。皮付きのリンガを見たことがなかったことから、甘やかされて育ってきた出生が伺い知れます。
現時点ではその唯我独尊とも言える性格のみが描かれていますが、スバルが藁にもすがる思いで協力を仰ぎに訪ねてきた際、屈辱的な要求をあっさりと飲もうとしたスバル追い返したところを見るに、一定の矜持は持ち合わせているようです。
しかし、その後の白鯨・魔女教の討伐には関与しておらず、細かな素性は不明。
――ここまで、王選候補の5人にフォーカスを当てて紹介してきました。
退けた魔女教の幹部は怠惰のペテルギウスのみと、まだ不安が残る点はありますが、果たして王選がどこまで進行するのでしょうか。
4年間待ちわびた『リゼロ』2期、その展開から目が離せませんね。
(Edit&Tex/叶梢)
TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』オフィシャルサイト
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