◆ラインハルトが仲間になる!? 最強のエミリア陣営とは?
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
エキドナに操られ変わってしまったスバルですが、変わってしまったのは彼だけではありません。エキドナIFでは、エミリア陣営の様相も大きく変化しているのです。
まず、フェルト陣営の騎士であったはずのラインハルトがエミリア陣営に加わっています。あのラインハルトが味方とは、心強い。しかし、なぜラインハルトがフェルトからエミリアに鞍替えしたか気になりますよね。どんなことがあってもフェルトのそばを離れそうになかったラインハルトに何があったのでしょうか。
その原因は、フェルトが姿をくらましてしまったことにあります。しかも、フェルトはラインハルトに何も告げず、姿をくらましたようで……。その結果、ラインハルトはフェルトの騎士として信頼を得ることが出来なかったと心を痛めてしまいます。騎士として生きるラインハルトにとってそれは、相当堪えたようで、自分を見失うまでの状態に。
そんな失意の底にあったラインハルトを励まし、立ち直らせたのがスバルでした。そして、幾度の説得を経てラインハルトはエミリアのため剣を取ることを選ぶのです。
聞く限りでは、とてもアツい話ですよね。『リゼロ』世界最強の剣聖が仲間になるなんて盛り上がる展開です。スバルの死に戻りに加えラインハルトの戦闘力が加われば、あらゆる困難にも立ち向かえるでしょう。しかし、ちょっとエミリア陣営(スバル)にとって都合が良過ぎる展開だと思いませんか?
死に戻りで最も苦戦するのが、純粋な戦闘力の差です。どんな策を弄しようとも相手が強過ぎては、どうしようもありません。そんな存在筆頭であり、強大な力を持つ敵に対抗するための手段となるラインハルトが仲間になる……偶然? 運命?
……。
いいえ、違います。実はこれ、スバルとエキドナが死に戻りによって仕組んだことなのです。どの辺りが? 全てです。一から十まで全部スバルが死に戻りによって引き起こしたことになります。
そう、フェルトがラインハルトの前から姿を消すこと自体がスバルの策略……。スバルは最強の剣を手に入れるために、邪魔なフェルトを王選から退かせたのです。そして、フェルトに捨てられたラインハルトをスバルが拾うまでが、スバルの計画。
何度も何度も死に戻りをし、時としてはラインハルトに殺されることもありながら、スバルはラインハルトを味方にするため、エキドナとあらゆる策を弄したのです。これによりエキドナIFでは、ラインハルトがエミリア陣営に加わっています。
心強いとは言え、正しい手段でないことは間違いありません。ラインハルトは何も知らず、スバルに救われたと思っていますが、真実を知ればどう思うでしょうか……。
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
ラインハルトが加わるだけでも、エミリア陣営に取っては大き過ぎる戦力アップですが、なんとあのエルザもエミリア陣営に加わっています。
あの殺人鬼がどうして? と思いますよね。それは、スバルの手先として公にできない出来事の解決、汚い手段を取るためです。よって、あくまでスバルの個人的な刺客としてエルザは協力することに。
これは、本来なら聖域編で死んでいたエルザをスバルが救い出したことによって歪められた出来事です。スバルとエキドナは死に戻りを利用して暗躍していくために、自分以外にも汚い手段を実行できる人間が必要だと考えたのでしょう。
そんなエルザには汚れ仕事以外にも、もう1つ別の役割があります。それはスバルを殺すこと。スバルは自在に死に戻りを使うため、命じれば簡単に自分を殺してくれる存在としてエルザを手元に置いているのです。
そこまでする必要があるのか……。ラインハルトを仲間にした手段もそうですが、スバルは既に通常の心を持ち合わせていないのです。守ると決めた命を守るためならば、例えどんな手段でも取る存在になってしまいした。そのため、ラインハルトも利用し、エルザも利用するようになったのです。
しかし、このエキドナIFのエミリア陣営が最強であるのは間違いありません。手段を問わなければ、これほどまでに陣営を強化できるなんて死に戻りの力は本当に恐ろしいですね。