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暗闇から飛び出してきた相手に筆者は危険を感じて──。
誰かを好きになると、相手と恋人になったときのことを妄想してワクワクする反面、なかなか相手との進展がないと不安を感じて感情を抑えられずに独りよがりな行動してしまうこともあるハズ。
ですが、自分の想いだけを優先してしまうと、相手に警戒心を与えてしまい、距離を縮めるどころか嫌われてしまうでしょう。そのため、想い人と距離を縮めるときには、しっかりと考えて行動することが必要不可欠。どのような距離の縮め方が想い人に警戒心を与えてしまうのでしょうか。
今回は、TVアニメ『となりの怪物くん』の、問題児であり思い立ったら即行動タイプの吉田春がヒロイン・水谷雫に迫った方法などを参考に見てみましょう。
また、夜職を10年以上経験した元キャバ嬢の筆者が「相手からのこんな迫り方に、恐怖や嫌悪感を感じた……」といったエピソードもあわせてご紹介します。
◆偶然をよそおって突然現れて付きまとう
大好きな相手だからこそ早く距離を縮めたくて「毎日連絡を取りたい!」「毎日会いたい!」と、常に相手とのつながりを求める人も多いハズ。想い人となかなか会えないときには、相手の状況などが気になり頭から離れないと悩む人もいます。
ですが、この「気になる」という想いが強くなりすぎると、自分の感情にブレーキをかけられなくなります。
『となりの怪物くん』の主人公・春は、ヒロインの水谷雫に好意を抱いているため、彼女の行動のすべてが気になって仕方がない……。
彼は一度気になると気持ちを止められないタイプです。ゆえに誰とどこにいてもストーカーのように突然現れ、一緒にいる相手を威嚇する独占欲を出しては、雫を驚かせるシーンが何度もありました。
『となりの怪物くん』はラブコメなので、春の行動は微笑ましく見えますが、現実ではそうもいきません。
夜職を10年ほど続けてきた筆者も、ストーカー行為に悩まされた時期がありました。夜の世界に足を踏み入れたばかりのころ、夜職のルールや、気を付けなければいけないことなどは、もちろん何も知りませんでした。
元々打ち解けるとおしゃべりになってしまう性格だったこともあり、仲良くなったお客さんにいろいろ聞かれると疑うことなく簡単に個人情報を話してしまっていたのです。
そのため、最寄り駅に行くと必ずお客さんの姿を目にしていました。特別何かを気にしていた時期ではありませんでしたが、目撃したときはさすがに驚きよりも少し恐怖を感じたことを覚えています。
好きだからこそ、相手のことをもっと知りたくなるのはもちろん、関係性を早く進めたい想いもあるでしょう。しかし、偶然を装って現れたとしても何度も繰り返されるとストーカーと疑われ、距離を縮めるよりも警戒されて嫌われてしまうほうが強いです。
たとえ偶然だったとしても、行く先々で何度も相手の視界に入ることはNGです。男性側からすると「何度も重なった偶然で嬉しい!」と感じるかもしれません。ですが、女性からすると何度も起こる偶然には恐怖を感じてしまう人が多いです。
想い人と距離を縮めたいのであれば、見かけたとしても相手に気づかれる前に見なかったことにして相手から離れることが大切。嫌悪感などネガティブな想いを抱かれてしまうと、距離を縮めるには時間がかかってしまいます。ゆえに付き合いたいと想っている相手へアクションを起こすときは、感情だけで動いてしまわずに冷静に判断することが重要といえます。