『ランウェイで笑って』は2020年冬に放送を開始した服飾とモデルをテーマにしたアニメです。
<画像引用元:https://runway-anime.com/wp-content/themes/runway/assets/img/kv01.jpg より引用掲載 ©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会>
本作の原作は「週刊少年マガジン」で連載されており、「盛り上げ方が上手い」、「王道な展開でありながら引き付けるものがある」と絶賛されています。
アニメもその評価に違わず、第1話から大きな盛り上がりを魅せ注目を集めました。そんな『ランウェイで笑って』は最終回に向けて、ますますアツい展開へと話を進めています。
今回は、そんなアツい展開をむかえている『ランウェイで笑って』の現在の状況や、都村育人と藤戸千雪の才能、さらには2人の将来の進路について紹介していきましょう。
心の支えであった千雪と心がライバルに…育人は戦えるのか?
<画像引用元:https://runway-anime.com/introduction/#9 より引用掲載 ©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会>
『ランウェイで笑って』と言えば、前述したように読者を引き付けるアツい展開で有名です。
第1話の、今まで報われてこなかった藤戸千雪がオーディション合格し、涙を流すシーンは非常に感動的なシーンですよね。また、都村育人がお金に困って自身の進路を左右されそうになった時、第1話で作ったデザインが売れてお金になるなど、本作はアツい展開や感動的なシーンが多い作品です。
そんなこの作品は現在、最終回にむけてドンドン面白さがヒートアップしてきています。
アニメ終盤の舞台となる芸華祭は育人にとって、初めて自分の作った服を観客に披露する大切な祭典となります。育人は当初、自身のショーのモデルを千雪に依頼しようと考えていました。しかし、とある事件が原因で、千雪は同じ芸華祭に出場する長谷川心のモデルをすることに!?
<画像引用元:https://runway-anime.com/introduction/#6 より引用掲載 ©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会>
育人は千雪がモデルと務めてくれると考えていたので、デザインは一から考え直すことに……。しかも、同僚であった心は、この芸華祭で優勝しなければ服の仕事を辞めることを強要される事態にまで発展。
初めての舞台で存分に実力を発揮したい育人でしたが、これからも服の仕事がしたいと願う心に勝ってしまったらと考えるとデザインが浮かんでこなくなります。
果たして、育人は今まで支えてくれた千雪、そして同僚として服を作る楽しみを分かち合ってきた心をライバルとして戦うことができるのか。芸華祭の結果はどうなってしまうのか。非常にアツい展開を迎えています。見逃すことのないようにしっかりと観ていきたいですね。
また、イチ早く芸華祭の結果を確かめたい方は原作を購入してみてはいかがですか。芸華祭本編は原作7巻~9巻に収録されています。
才能が全ての世界、育人と千雪の才能はどれくらいのレベルなの?
<画像引用元:https://runway-anime.com/introduction/#3 より引用掲載 ©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会>
『ランウェイで笑って』の題材である、服飾やモデルの仕事は努力も大事ですが、一番大事なのは才能であると言われています。このタイプの作品で気になるのは「登場人物たちの才能はどのレベルなのか?」ということではないでしょうか。バトル作品と違って読者や視聴者からは、服飾やモデルの才能の違いがわかりにくいからです。
そこで、主人公格である育人と千雪、2人の才能が作中ではどのレベルなのかを紹介していきます。
まず、育人ですが、彼はデザイナー志望でありながら、周囲からはパタンナーとしての才能があると評価されています。2つの仕事を簡単に説明すると、デザイナーは服をデザインする仕事で、パタンナーはデザインを服の形に作るのが仕事です。
育人のパタンナーとしての才能は多くの人が認めており、それはパタンナーとしてスカウトされるほどでもあります。しかし、デザイナーとしての評価は人によってわかれるところです。読者としての見解は、光る才能はあるが、まだまだ荒削りで一流のデザイナーとして活躍するには経験が足りないといったところでしょう。
<画像引用元:https://runway-anime.com/introduction/#4 より引用掲載 ©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会>
物語的には、パタンナーとして活躍しながら、機会があれば、デザインをこなすといった感じになると思います。今後はパタンナーとしての経験がデザインに活かされる展開がくるのではないでしょうか。
次に千雪の才能についてです。現状を端的に言ってしまえば、彼女は身長に恵まれずショーモデルの仕事をほとんど貰えていません。しかし、モデル並みのスタイルの良さや、服やステージの雰囲気に合わせた歩き方ができるなど、全くモデルとしての才能がないわけではなく、むしろ身長以外の才能は全て持っていると言えるくらいです。
作中では、身長以外はトップモデルと遜色がないと評価されています。逆に言ってしまえば、身長以外の才能もトップと差がないレベルでしかなのです。ショーモデルとして一番必要な身長が無いのにも関わらず、他の才能、技術に違いがないとすれば、どうすれば彼女はトップモデルたちと並ぶことができるのでしょうか。
今後、千雪がトップモデルたちと並んだ時にどのような根拠を持たせるのか期待してしまいますね。
アニメ終了後の展開、育人と千雪の進路はどうなるのか?
<画像引用元:https://runway-anime.com/introduction/#2 より引用掲載 ©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会>
アニメでは、おそらく芸華祭のフィナーレ辺りで最終回を迎えることになるでしょう。原作で言うと9巻辺りです。
アニメとしてはかなりキリのいい所で締めることができると言えるのですが、育人と千雪の進路がハッキリと決定しないまま終了することが予測されます。
もしかすると最後にダイジェストでみることができるかもしれませんが、より詳しく2人の進路が気になる方に向けて育人と千雪がどんな軌跡を歩んでいくのかを話していきましょう。
まず、ここからは原作のネタバレが多めになってしまうので、注意して下さい。アニメのネタバレは含みません。
◆都村育人の進路について
<画像引用元:https://runway-anime.com/introduction/#6 より引用掲載 ©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会>
芸華祭終了後、原作では一瞬で4ヶ月が過ぎてしまいます。高校卒業後は、芸華祭主催の服飾芸華大学への進学を進められ、お世話になっている柳田一のブランド「HAZIME YANAGIDA」に就職しようか進学しようか迷っていたところ……。なんと、急遽ブランド「HAZIME YANAGIDA」が解散してしまいます。
迷う進路がなくなった彼は、服飾芸華大学へ進学することに。しかも特待生。ここから彼の大学生活編が始まるのかと思ったのですが……。さらに急展開を迎えます。
大学の書類を届けに来た育人は、偶然インターンシップ募集の張り紙をみつけてしまうのです。「学校で一年間教えられることは現場で1ヶ月で身に付く」と言う柳田一の言葉が胸に残っていた彼は、インターンからの就職を狙ってブランド「Aphro I dite」にインターンすること決意します。
「えっ、受かった大学は?」となるのですが、今後大学の描写は出てきません。結局インターン後、数ヶ月で社員に就職してしまう辺り流石と言えるのですが、服飾芸華大学に通う育人もみてみたかったですね。
こうして芸華祭後は「Aphro I dite」に就職し、現場で働く話になっていきます。
◆藤戸千雪の進路について
<画像引用元:https://runway-anime.com/introduction/#3 より引用掲載 ©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会>
芸華祭で知名度を得た千雪は、雑誌の専属モデルとして活躍するようになります。化粧品のCMに出演している描写もあるので、報われずいた彼女の活動も花開いてきたということでしょう。しかし、千雪が目指していたショーモデルとしての仕事は依然少ないままです。
元より、彼女はモデルよりもタレントとしての方が向いていると言われてきたで、当然の結果ですが、少し寂しそうにしている千雪をみているとショーモデルとして報われて欲しいと応援したくなっちゃいますね。
ショーモデルとしてイマイチ活躍していなかった彼女ですが、TGCでついにショーモデルとしてランウェイを歩くことになります。しかも、推薦やコネではなく、ちゃんとオーディションに合格しての出演です。モデルの仕事は読者や視聴者にとって成長がわかりにくいですが、こうして結果がでると成長を感じることができますね。
原作では、まだTGCの途中ですが、千雪はファーストルック(ショーで初めに歩く人)という大役を勤め、かなり人気を集めています。これは今後ますます活躍が期待できそうです。
――さらっと2人の進路について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
原作第1話にあった通り育人と千雪は最終的にパリコレのような大舞台で活躍するようになります。芸華祭後の2人の話を読んでいると徐々にそこへ近づいている気がしてワクワクしてしまいますね。
アニメでも盛り上がりをみせている『ランウェイで笑って』は今後も大きく盛り上がっていくことでしょう。アニメ終了後も目が離せません!
(Edit&Text/天乃ひる)
©猪ノ谷言葉・講談社/ランウェイで笑って製作委員会