マニアックな一品すら商品化することでおなじみのプレミアムバンダイが、到頭トンでもないキャラクターのソフビを発売することを発表しました。

 それは、オカマ魔女のマカオとジョマ!

⇒オリジナルサイトで全ての写真を見る

 知らない人には一体、なんのキャラクターかもわからない奇妙なビジュアルのこの二人。

 彼らの正体は『映画クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険』に登場する悪役であり、しんのすけの世界を支配するべくやってきた、二人組のオカマです。

 彼らの登場する『映画クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険』という作品、実はかなりカルト的な人気を誇る映画なのですが、改めてそんな商品化に熱い同作の動向について紹介していきます。

◆グッズ化はオトナ帝国以上!? ヘンダーランドのグッズ化具合

 『クレヨンしんちゃん』の映画といえば、感動作と知られる『映画クレヨンしんちゃんモーレツ!オトナ帝国の逆襲』や、題材にした実写映画も作られた『映画クレヨンしんちゃんアッパレ!戦国大合戦』などがいまだに名前のよく上がるタイトルです。

 しかし、こと関連グッズの量ではおそらく『映画クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険』には敵わないのではないでしょうか。

 『映画クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険』は1996年に公開された映画のしんちゃんのシリーズでは4作目にあたるかなり前の作品なのですが、前述のオカマ魔女のソフビのように現在も関連グッズが新発売される作品なのです。

 オカマ魔女のソフビも実はヘンダーランドコレクションの第2弾とされる商品。

 今年の前半には、映画に登場するキャラクター、ス・ノーマン・パーとトッペマ・マペットのフィギュアも発売していました。

⇒オリジナルサイトで全ての写真を見る

 アクション仮面といった多くの作品に登場するキャラクターならまだしも、映画という限られた枠での登場キャラクターがここまでフィーチャーされることは、他のしんちゃん映画に比べるとヘンダーランドだけが異常に高いです。

◆ヴィレッジヴァンガードも激推し!?

 『映画クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険』のグッズ化の熱が熱くなったのは今に始まったことではありません。2018年に早くも独自でグッズ化を進めていたのが、ヴィレッジヴァンガード

 映画に登場する架空のテーマパーク・ヘンダーランドのマスコットキャラクター“ヘンダーくん”や、プレミアムバンダイもフィギュア化に踏み切ったトッペマやオカマ魔女のグッズをいち早く限定グッズとして販売していました。

⇒オリジナルサイトで全ての写真を見る

⇒オリジナルサイトで全ての写真を見る

 店舗によっては独自のポップまで制作されて猛プッシュ! すでにこの頃にはヘンダーランドの波は来ていたと言えます。

◆グッズ化に結びつくヘンダーランドの魅力とは!?

 『映画クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険』はなぜここまで商品化されるのでしょうか?

 理由としては、敵幹部含めてゲストキャラクターがディフォルメされたデザインのものが多く商品化しやすいことや、当時子供の頃に映画をリアルタイムで観ていた世代が、今、大人になってお金を持った購買層になったことなどがあるでしょう。

 しかし、それ以上に、商品化したくなるほど『映画クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険』が魅力的な映画であるということは言わずもがな。

 2012年に実施された歴代映画の人気投票企画では、『オトナ帝国の逆襲』『アッパレ!戦国大合戦』に続く3位。2017年にAbemaTVで実施された歴代映画の人気投票企画では5位と、シリーズ中でも実は以前から人気は高め。

 映画の内容も子供が楽しめるファンタジー冒険譚でありながら、大人も楽しめるキレッキレのギャグやどこか影を落とす瞬間があるホラー展開、さらにはしんのすけが成長する感動的な場面まで、楽しくて笑えて熱くなれる、いろんな要素がこれでもかと詰まった映画となっていました。そんな特性からもコアなファンを抱える映画となっています。

 ぜひ、まだ観たことがないという人も、この機会にぜひ『映画クレヨンしんちゃんヘンダーランドの大冒険』を観てみてはいかがでしょうか。

 きっと映画を観たら、マカオとジョマのソフビ人形のオマケとして付いてくる野原ひろしの名刺すら欲しくなっているはハズ......!?

(Edit&Text/ネジムラ89)

⇒オリジナルサイトで全ての写真を見る

関連する記事

※タイトルおよび画像の著作権はすべて著作者に帰属します

※無断複写・転載を禁止します

※Reproduction is prohibited.

※禁止私自轉載、加工

※무단 전재는 금지입니다.