まだまだ自宅で過ごす時間は多くなりそうですね。そのおともに、話数の多いシリーズはいかがでしょうか。
本記事で紹介する『食戟のソーマ』は、2015年より1期が放送開始され、この4月より5期を迎えました。
<画像引用元:http://shokugekinosoma.com/5thplate/ より引用掲載 ©附田祐斗・佐伯俊/集英社・遠月学園動画研究会4>
残念ながら新型コロナウイルス感染症の影響により、第3話以降の放送が延期となってしまいましたが、この機に本作品に皆様が興味を持ってもらえるよう、クライマックスに向けてさらなる盛り上がりを見せる『食戟のソーマ』の魅力を紐解いていきましょう。
料理がものを言う、完全実力主義の料理学校
<画像引用元:http://shokugekinosoma.com/5thplate/story/02.html より引用掲載 ©附田祐斗・佐伯俊/集英社・遠月学園動画研究会4>
物語は、町の定食屋「お食事処“ゆきひら”」のひとり息子である主人公・幸平創真(ゆきひら そうま)が、父親の勧めで遠月茶寮料理學園(以下、遠月)の高等部へと編入するところからはじまります。
数多くのスターシェフを輩出してきた遠月では、料理が全て。生徒たちは授業で一定成績に満たない場合は即退学になるなど厳しい環境に置かれる一方、生徒間の物事の是非を味で決める「食戟」と呼ばれる対決システムが存在しており、実力さえ伴えばどこまでものし上がれます。
そのトップには、食戟の戦績や授業の成績、學園への貢献度を実績として認められ君臨する10人の料理人「十傑評議会」が存在しており、創真をはじめとした全生徒がその座を目指して研鑽していくことも、遠月に通う学生の目標のひとつ。
これまでに秋の選抜、スタジエール、進級試験といった数々の試練を乗り越え、5期からは2年生へと成長した姿を見ることが出来ます。
ポロリもあるよ!? 個性あふれるキャラクターのリアクション
<画像引用元:http://shokugekinosoma.com/5thplate/story/02.html より引用掲載 ©附田祐斗・佐伯俊/集英社・遠月学園動画研究会4>
食戟などで味によって優劣をつける以上、食事シーンが数多あるわけですが、『食戟のソーマ』では料理に対するリアクションも豊富。
原作漫画で作画を担当していた佐伯俊先生が描くキャラクターはどれも個性豊かで、とくに食事でのリアクションでは食べた者が官能的な表情になる傾向が強く、そのバリエーションの数々は視聴者に嬉しいポイントですね。
食べた時の反応はモチロン、調理過程でも香りなどにリアクションを散りばめ、できあがる料理への期待値を高めてくれる演出が印象的。作中の言葉を借りるとすれば、「舌に想像力を与える皿こそが人の心を掌握する」わけです。
視聴後は、思わず料理をしたくなる衝動に駆られるかもしれませんね。
思わず作りたくなる!美味しそうな料理の数々
<画像引用元:http://shokugekinosoma.com/5thplate/story/02.html より引用掲載 ©附田祐斗・佐伯俊/集英社・遠月学園動画研究会4>
キャラクターの個性が強く、料理へのリアクションに目が行きがちですが、料理が題材の作品のご多分にもれず、料理はどれも美味しそうなものばかり。和・洋・中にとらわれず、オールマイティに登場するのも特徴のひとつですね。
中にはイタリアンやフレンチといった再現の難しい品もありますが、とりわけ主人公の創真は定食屋の生まれということもあって、私たちに馴染み深い料理を作ることも多く、一度は再現に挑戦してみてほしいところ。
また、作中で調理に使われているテクニックや、料理の文化そのものへの切り込みを深く解説していることも多々あり、レシピの再現だけでなく、実際の料理に応用できる情報も満載。
原作コミックスでは料理研究家・森崎友紀先生が監修したレシピも掲載されているため、家庭でも簡単に調理できる工夫が凝らされています。
――ここまで『食戟のソーマ』の魅力をお届けしてきました。
ご自宅にいる時間を、美味しい料理とアニメで乗り越えてみるのはいかがでしょうか?
……出てくる品はどれも空腹中枢を刺激するものばかりなので、視聴する時間帯にはご注意ください(笑)。
(Edit&Text/叶梢)
食戟のソーマ 豪ノ皿 - Shokugeki no Soma
©附田祐斗・佐伯俊/集英社・遠月学園動画研究会4