『ソウナンですか?』は、無人島グルメのオンパレードですよね。サバイバルに長けた鬼島ほまれを中心に、4人の女子高生達が、セミを生で食べたり(ほまれ、と、鈴森明日香のみ)、ヤドカリや貝、ベラ(魚)などを焼いて食べたりと、生きるために色んな食材をアグレッシブに食べる様子は、もはや飯テロ。特に、ほまれが、セミを食すシーンは個人的に印象深いです。
だって、生きているセミを慣れた手つきで捕まえて、その後、瓶ビールの栓を抜くみたいにセミの頭をポンと取る。そして中身をなんの躊躇もなく口に運ぶという。
セミってキャッチ&リリースじゃないんだ!? キャッチ&イートなんだ!? と個人的に大きなカルチャーショックを受けました。でもそれと同時に、変な好奇心が湧いてきたんですよね。
セミって食って大丈夫なのか?(特に生食)。どの箇所を食うのか? 美味しいのか?
そこで今回は『ソウナンですか?』グルメ 1品目 セミ について素人ながら、ちょっと語りたいと思います。
セミは加熱調理して安全に食べましょう。
生食は色々とリスクがつきものです。食中毒や寄生虫など、体に害を及ぼす確率が高くなります。
セミの生食についても、やはり安全面を考慮し避ける方が良いかと思います。セミにも、有名な寄生虫でセミヤドリガというものがありますので。ただ、この寄生虫は特に毒もなく、人間の体内に入っても悪さはしないみたいです。ですが、それ以外の要因で、何か体に異常をきたすかもしれません。もし、「セミ……、セミが食べたい!!」という衝動に駆られ捕獲した際は、必ず加熱調理をする事を守って下さいね♡
具体的には、熱湯で2~3分茹でる処理、又は、油で素揚げ、唐揚げにするなど、といったところです。
セミは胸部と腹部が食える。意外と肉が詰まってるよ!
セミってそもそもどこ食べるの? って感じですよね。『ソウナンですか?』では小さな肉片をほじって食べており、なんだか食べるとこ少な……って感じです。いえいえ、意外と、食える部分があるんですよ、これが。それが、羽を動かす筋肉が詰まってる胸部と、雄が持つ腹部にある発音筋です。
胸部の外骨格をはがすと、しっかりした肉感のある筋肉が詰まっています。羽を動かし、飛ぶために必要なのかも知れないですね。この胸部の筋肉は、雄雌関係なくあります。
次に、雄の腹部にある、発音筋。これは雄に特徴的な筋肉で、夏のやかましすぎる鳴き声を出すのに使われています。「あ~、セミの発音筋が、食いたい!」って思った時は、ジージーと騒がしく鳴く、雄を捕まえてくださいね♡
で、味は?
結論からいうと、悪くないみたいです。ツナっぽいとか、肉みたいとか。意外と味というか、旨味があるみたいです。食材としての価値はあるかと思います。味について調べていると、東京の都内ではセミを食す、セミ会というものがあるらしいです。そこで開催する、セミを捕まえて調理して食べる、というイベントは好評らしく、定員がいっぱいになるとか。うん、セミって意外と美味しくて、受け入れやすい、食べ物なのかも知れませんね♡
――さてさて、今回は『ソウナンですか?』グルメ 1品目 セミ についてなんですが、食べ物としてそう悪くない、意外とポピュラーなものかもしれないと、調べていて感じました。まだまだ夏真っ盛り、至る所でフレッシュな鳴き声を響かせるセミに、今年は個人的にすごく魅力を感じてなりません。とりあえず、虫取り網と虫かごの購入を検討をしていきたいと思う、今日この頃です。
(Edit&Text/おみくじ)
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©岡本健太郎・さがら梨々・講談社/ソウナンですか?製作委員会