『SPY×FAMILY』のアーニャはロイドに引き取られる前に孤児院や研究所にいましたが、それより前のことは明らかになっていません。
アーニャはどこで生まれてなぜ研究所にいたのでしょうか? 作中に張られている伏線や先日公開が始まった番外編11から、アーニャの過去を考察してみます。
◆アーニャの過去に関する伏線とは?
アーニャの過去に関係する伏線が張られているのは原作7巻の「MISSION:42」です。
この話では食べたものが必ず「皇帝の学徒(インペリアル・スカラー)」になると噂される「知恵の甘味」を巡り、アーニャやベッキー、ダミアンたちが争います。
トランプ勝負の結果、アーニャは知恵の甘味を食べてテストへ挑みますが、結果はいつも通り散々なものでした。
しかし、テストを見たロイドは古語のテストがスペルミスで減点されていなければ、かなりの得点だったことに気づきます。
彼は学校でまだ古語の勉強をあまりしていないことから、アーニャの生まれ育った環境によるものかと思い、古語を母国語としている国があるか考えていました。その後、彼はすぐに詮索しても意味がないことだと考えるのをやめてしまいましたが、このことからアーニャは古語を母国語としている国で生まれた可能性が高いでしょう。
それでは、作中で古語を母国語としている国はどこでしょうか。その国はファンの間で「バチカン市国をモデルにした国」ではないかと考えられており、その根拠は全部で2つあります。
まず一つ目が、バチカン市国がラテン語を公用語としていることです。
この漫画は冷戦というワードや国が東と西に分断されていることから、冷戦時代の旧ドイツがモデルだと考えられています。
ドイツをモデルとしているなら、古語はかつてヨーロッパで使用されていたラテン語をモデルにしているでしょう。
旧ドイツ周辺でラテン語を公用語としていた国といえば、真っ先に思い浮かぶのがバチカン市国です。このことから、バチカン市国がモデルではないかと考えられています。
二つ目が、バチカン市国があるイタリア国内には世界有数のナッツの名産地があることです。
バチカン市国はイタリアのローマ市内に国があるため、国の周囲はイタリアに囲まれています。
そんなイタリアには世界有数のナッツの名産地であるシチリア島があり、イタリアやバチカン市国で食されるイタリア料理には頻繁にナッツが使われています。
アーニャはロイドと出会った時からすでにピーナッツが好物でしたが、その理由は幼い頃からピーナッツを食べていたからかもしれません。