◆アーニャたちのファッションショー!でも「笑顔」に勝るオシャレはない!!
後半はシーン変わってイーデン校。オペレーション<梟(ストリクス)>で、特待生になることを諦めかけ、ダミアンとの仲も進展しないアーニャ。ダミアンをこっそり覗き見るのですが、ベッキーはアーニャがダミアンに惚れていると思い込んでキュンキュンしています。男なんて見た目に弱いという持論から、ダミアンを“落とす”ために、お洋服を買いに連れ出すのです。
高級車に乗ってはしゃぐアーニャのポシェットには、お小遣いと称した「現ナマ」が。現実だと100万円に相当しそうな札束です。ベッキーの父親は大手軍事企業ブラックベルCEO。懇意にするなら情報部から予算が出ると踏んだようですが、ロイドも思い切りましたね。
到着した高級デパートはなんとベッキーの貸し切り! どれだけの財力があるのか……震えてしまいます。アーニャにいろいろな服を試着させて着せ替え人形にしますが、どのアーニャも可愛かったですね! ベッキーも可愛いと大はしゃぎですが、サラっと「あたしより劣るけど」と言ってしまうのは、自信の表れでしょうか。アーニャと一緒にいると嫌味に聞こえないから不思議です。
私服は学期末にある寮ごとのパーティでお披露目予定ですが、保護者の参加が許可されたら、憧れの“ロイド様”にアピールできると気づいたベッキー。慌てて自分の服も選び始めます。ですが、どれがいいか分からなくなってしまい、しれっと全て購入することに。靴やサングラス、帽子などあちこち見て回るのですが、その度にベッキーの執事マーサが持つ荷物が増えていくのも、演出が細かくて見逃せません。
休憩のために入ったカフェで、アーニャはぐったり。ベッキーはアーニャが楽しめなかったのではないかと、珍しくしゅんとしてしまいます。気の強いベッキーでも、友達想いないじらしさが伝わってきますね。ですが、アーニャから「たのしい!」と笑顔を向けられてひと安心。アーニャの欲しい物を探しに、再び買い物に繰り出すのです。
アーニャが見つけたのは、羊のキーホルダー。百貨店のマスコットキャラクターでした。「ベッキーとおかいものにきたきねん」として、ベッキーにもプレゼントするのですが、受け取るのをためらいます。というのも、親から一流の物しか身につけてはいけないと躾けられていたため。そこで、マーサは友達の厚意を無下にしてはブラックベルの名折れだと説得するのです。渋々ながらも喜んで受け取るベッキー。アーニャにも言われていましたが、ベッキーも相当の「ツンデレ」ですね!
帰りの車内では、マーサによるベッキーの回想が。ベッキーは、ナーサリーで周りの子供をバカにして、いつもツンケンしていたようです。ところが、イーデン校でアーニャに出会い無邪気な笑顔を見せたのです。アーニャのおかげで、ベッキーも成長していたようですね。
お揃いのキーホルダーを鞄に付けて登校するアーニャとベッキーには、はちきれんばかりの眩しい笑顔が。それを見たダミアンは、顔を赤くしていました。ダミアンのほうこそ、アーニャに惚れていそうです。男なんて見た目に弱いという持論も、あながち間違いじゃないかもしれませんね。
──今回、ダミアンたちが懇親会について語るシーンがありました。これはロイドのターゲットであるドノバン・デズモンドが出席する貴重なイベント。次回、「MISSION25:接敵作戦(ファーストコンタクト)」は、懇親会のストーリーになりそうです。どんな人物なのか気になりますね! 果たして、うまく接触できるのでしょうか……!?
〈文/mizuno 編集/水野ウバ高輝〉
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