上映されてた時と「終わり方」が違う？『すずめの戸締まり』の「ディスクリリース記念上映」はファン待望のバージョンが限定上映

◆実は草太の「ただいま」はかなりコダワッて収録されていた

　実はこの草太の「ただいま」のセリフが制作当時に収録が行われていたことは、『すずめの戸締まり』の公式ビジュアルブックや、X（旧Twitter）の『すずめの戸締まり』公式アカウントで不定期に実施される新海監督が直接参加するスペースにて以前より明かされていました。

　草太の「ただいま」についてもこだわって収録したそうで、複数回のテイクに渡って「ただいま」の音声が収録されたといいます。

　しかし、『すずめの戸締まり』という映画はあくまでも鈴芽が主人公の物語。草太の「ただいま」ではなく、鈴芽の「おかえり」で終わらせるべきだという考えから結局、本編では使われないという選択が取られました。

　一方で、この未公開の音源の存在が明らかになって以来、せっかく収録したのであればぜひ聞いてみたいという声は多くありました。

　そういったファンの声もあってか、今回ソフトに収録されたり限定的とはいえ劇場で体験できることになり、ファンにとっては待望の機会となったわけです。