2020年10月2日に公開予定となっているドリームワークス・アニメーションの最新作『トロールズ ミュージック★パワー』。
本作の日本語吹替声優のキャストが発表されました。かなり攻めてます。
『#トロールズ ミュージック★パワー』
🌈日本語吹き替えキャスト解禁⋱W主演⋰
ポピー🎵#上白石萌音 さん
ブランチ🎵#ウエンツ瑛士 さんバーブ⚡#仲里依紗 さん
トロールツァルト🎼#ミキ の #昴生 さん
クラウド・ガイ☁#亜生 さんに決定👏記念してフォロー&この投稿をRTで🎁
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— DWA公式@ 『トロールズ ミュージック★パワー』10/2(金)公開 (@Dreamworks_JP) July 12, 2020
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- ポピー:上白石萌音
- ブランチ:ウエンツ瑛士
- バーブ:仲里依紗
- クラウドガイ:亜生(ミキ)
- トローツァルト:昴生(ミキ)
いずれもドラマにバラエティにと活躍する人気タレントが名を連ねています。
ただ、この人選がただ人気取りだけで選んだ訳ではないことも分かります。
今回選出されたキャスト陣がアニメ声優としてもかなり期待ができる、という話をここでピックアップしたい! のです。
アニメ声優としての実力派たち!
今回『トロールズ ミュージック★パワー』で選出されたキャスト陣の、アニメの吹替はこれが初めてではありません。
まずは主人公の一人、ポピー役を務めた上白石萌音さん。
上白石さんといえば、なんと言っても『君の名は。』の宮水三葉役という圧倒的な代表作の持ち主。
それ以降も、ドラマの活躍と並行して、『映画妖怪ウォッチシャドウサイド鬼王の復活』で主人公の天野ナツメ役を務めたり、『アリータ:バトルエンジェル』で主人公のアリータの吹替を務めたりと、大役に立て続けに抜擢されています。
そして、もう一人の主人公、ブランチ役のウエンツ瑛士さん。
あまり声優業の印象はないかもしれませんが、実はウエンツさんも過去に吹替の主演経験があります。アニメーション映画では『アーサー・クリスマスの大冒険』、洋画吹替では『ジャックと天空の巨人』で主人公のジャックを務めています。
バラエティ番組の印象が強いので、バラエティタレントという印象を強くもたれている方も多いかもしれませんが、ウエンツさんは子供タレント時代から活躍する叩き上げの実力者。誠実な演技がブランチにうまくハマる予感がします。
今回宿敵として登場するロックトロールズの女王バーブ役には仲里依紗さん。
現在は映画やドラマでの活躍の印象が強いですが、仲里依紗さんの名前が広く知られるきっかけになったのも声のお仕事がきっかけ。地上波放送を何度も果たしているアニメ映画版『時をかける少女』で主人公の紺野真琴役を務めているのが、外でもない仲里依紗さんです。
いずれもアニメーション映画での吹替経験を持ち、しかも主演での出演経験があるということで、どれだけ攻めたキャスティングなのかが分かるかと思います。
ちなみにミキのお二人は声優初挑戦です。
吹替キャストのミュージックパワーにも注目!
さらに注目して欲しいのは、主演の二人のある共通点です。
その共通点とは、二人とも音楽活動をしているタレントであること!
上白石萌音さんは『君の名は。』でのヒット以前より、役者業と並行して音楽活動をはじめており、シングルやアルバムをいくつもリリースする活躍をしているのは多くの人が知るとおりです。
そしてウエンツ瑛士さんも、かつては小池徹平さんとシンガーソングライター・デュオ“WaT”として活動していました。路上ライブから地道に始めた活動でしたが、メジャーデビューも果たし、紅白歌合戦にまで選出されるほどの人気を獲得しました。現在は解散となってしまいましたが、歌唱力はお墨付きと言えます。
この音楽活動をしているということは、『トロールズ ミュージック★パワー』にとって非常に重要なのです。
というのも、タイトルにもミュージックの文字が並ぶように、この『トロールズ』に登場するトロールたちは歌とダンスが大好きという設定。作中にも、何度も音楽が登場し、登場キャラクターが歌って踊る作品となっていました。
元々のオリジナルの声優も、ポピー役にはミュージカル出身の俳優であるアナ・ケンドリックさんと、シンガーと俳優の二足の草鞋で活動するジャスティン・ティンバーレイクさんという、まさに歌えるコンビでした。
この二人の日本版として、上白石萌音さんとウエンツ瑛士さんの二人を配したのは、うまいアイデア。今回の新作映画でもその歌唱力を活かしたミュージックシーンが期待できそうです。
ちょっと寂しいこんな一面も......
ただ、すでに『トロールズ』に親しんでいた人にとっては、今回のニュースが少し寂しく感じる一面もあります。
それは、今回のニュースがこれまでの『トロールズ』の吹替キャストから一新されるというニュースでもあったということです。
映画第1弾『トロールズ』や、TVスペシャル版の『トロールズ みんなのハッピーホリデー!!』、そして1年に渡って放送された『トロールズ:シング・ダンス・ハグ!』。
これらの作品では、ポピー役に清水理沙さん、そしてブランチ役にはKENNさんが起用されていました。『トロールズ』に長く親しんでいた人ほど、今回のキャスト変更は驚きのニュースであり、素直に喜べないという人も多かったでしょう。
最近は『ソニックザ・ムービー』でも、長きに渡ってソニックの声を務めてきた金丸淳一さんから、俳優の中川大志さんが起用されたことが一部話題に上がりました。こういった吹替の問題は洋画あるあるとして、よく起こる事態なのが悲しいところ。
今回発表されたキャスト陣もモチロン楽しみなのですが、清水理沙さんやKENNさんが演じるポピーやブランチでの『トロールズ ミュージック★パワー』も観たかったという気持ちも、捨てきれないのが正直な気持ちです。
かつて劇場公開版とは別にオリジナル声優版を製作した『ザ・シンプソンズMOVIE』なんて例もある訳ですし、ソフト化の際に清水理沙さん・KENNさん版の音源も用意してくれたら嬉しいなぁ......なんて目配せを今のうちにチラつかせておきます。
というわけで、ソフト化にも今から期待を込めて、公開が着々と迫ってきている『トロールズ ミュージック★パワー』に注目です、というお知らせでした。
残る心配は公開時期の10月に新型コロナウイルスの影響が落ち着いてきているかどうか。今よりはもっと安心して劇場に足を運べる状況になっていたら良いですよね。
(Edit&Text/ネジムラ89)
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