◆エイプリルが今までと違う?「キャラ」と「タートルズの能力」の変化
タートルズシリーズはこれまでも複数作品が登場しているわけですが、それらに馴染みのある人にとっても本シリーズを観るといくつか驚きがあるハズです。その驚きのポイントというのが大きく分けて2つ、キャラクターの違いと、タートルズたちの能力の2つです。
キャラクターの違いで顕著なのが、レオナルドとラファエロです。従来なら、青いバンダナのレオナルドがしっかり者のリーダーで、赤いバンダナのラファエロが気の短い荒くれ者という印象が強いのですが、本作ではこのキャラクター性が逆に描かれています。これまでのタートルズに馴染みがあった人こそ特に驚くポイントではないでしょうか。
またタートルズシリーズでおなじみのヒロインであるエイプリルが、シリーズでも珍しい肌が黒いの10代の女の子として描かれているのも本作ならではの特徴。今回の長編でもしっかりと活躍が用意されています。
そして、もう一つのタートルズの能力。
タートルズの面々といえば、それぞれ刀・釵(サイ)・ヌンチャク・棒術の使い手なわけですが、その設定自体はこの『ライズ・オブ〜』シリーズでもある程度踏襲していながら、今回のシリーズは、ただの普通の武器の使い手で収まらないのが見所となっています。
というのも、今回のタートルズたちは神秘の力を持った“ミスティックウェポン”を持っているのがキモ。
レオナルドは、ポータルを開いてワープが使える刀、ラファエロは肉体を巨大化させて再現できるトンファー、ミケランジェロは炎を生み出すロープのように長い鎖分銅、ドナテロはドリルやジェットなど無数の変形ギミックを兼ね備えた棒を駆使して戦います。
https://youtu.be/epqNtQjQdp4
この2点を抑えておけば、初めて『ライズ・オブ・ミュータント・タートルズ』に触れるタートルズファンもすんなりと今作の独自性が飲み込めるのではないでしょうか。