鐘の下で風太郎にキスしたヒロイン
『五等分の花嫁』のエピソードの一つに実在する恋人の聖地と呼ばれるスポットが登場したことがあります。そのエピソードは第61話~68話のスクランブルエッグという話なのですが、この話には風太郎の結婚式の様子と、風太郎が新婦を意識するようになった話が描かれています。
結婚式の様子だけでは5人の誰が花嫁なのか分からなのですが、結婚式の回想後に風太郎と五月(もしくは、五月に変装した誰か)とキスするシーンが描かれています。
風太郎はこのシーンを振り返る形で、
「彼女を特別に感じたのはあの瞬間から」
と述べています。前後の描写と風太郎のセリフからキスの相手が花嫁であると推測できるのですが、この話では5人全員が五月の姿をしていたので誰がキスをしたか不明でした。
しかし、なんとキスをした場所から誰がキスをしたのかを推測することができるのです。キスをした場所である幸せの鐘は実際に実在する場所をモチーフにしたもので、この鐘のある場所は伊良湖岬恋路ヶ浜であり、実は幸せの四つ葉のクローバー発祥の地として知られています。もう分かりますよね。
そうです、四つ葉のクローバー発祥の地でキスをし、それが花嫁を始めて意識するようになったと描写されていることから、この場所でキスをした相手は四葉で、また、彼女が花嫁である伏線だったのでしょう。
風太郎の学生生活を支えてきたヒロイン
『五等分の花嫁』で描かれるヒロインのエピソードはいろいろありますが、その中でも四葉のエピソードは風太郎が学生生活を楽しめるようにと努力するものが多いです。
勉強ばかりで学校の友人やイベントに慣れていない風太郎に四葉は、
「後悔のない林間学校にしましょうね」第25話 林間学校編
「後悔のない修学旅行にしましょうね!」第79話 修学旅行編
「一ミリも悔いの残らない学園祭にしましょう!」第96話 学園祭編
と積極的に協力してきました。これらの四葉の活動のお陰か風太郎はクラスに馴染んでいきました。
風太郎を変えるほどのエピソードがあるのは四葉ばかりです。また、幼少期、勉強のできなかった風太郎が勉強をするようになったのは幼少期の四葉に出会ったことがキッカケでもあります。
このように風太郎を支えてきた四葉が花嫁に選ばれることは自然な流れと言えるでしょう。