2018年4月。この月は脅威の月となってしまいました。
『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』、『パシフィック・リム:アップライジング』、『レディ・プレイヤー・ワン』と週替わりでアメリカ映画の大作が公開され、そのラストを締めくくるべく『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が4月27日に公開を果たしました。私の脳もピークを迎え、すっかりアメコミヒーローのことで頭いっぱいになっております。
そんな状態の私が、今アニメーションの話ができるのか? といえば、できちゃうのです。と言うのも、とあるアメコミヒーローのアニメーション映画の公開が実は控えているです。(アメコミヒーローからは離れられてない)
そのヒーローこそ、『スパイダーマン』なのです。
『スパイダーマン:スパイダーバース』が2019年公開!
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にも登場するヒーロー、スパイダーマンですが2019年にはなんと『スパイダーマン:スパイダーバース』というアニメーション映画が公開される予定です。
制作は『アベンジャーズ』と同じくディズニー……ではなく、ソニー・ピクチャーズ・アニメーション。『アイス・エイジ』や『モンスター・ホテル』を制作してきたアニメーション制作会社です。
この『スパイダーマン:スパイダーバース』、主人公はピーター・パーカーではありません。マイルズ・モラレスという黒人が主人公なのです。原作でピーター・パーカーの死後、スパイダーマンを継ぐ、アフリカ系とヒスパニック系のハーフの少年です。
本作はそういった今までの主人公とも違うところもポイントなのですが、もっと大きなポイントがあります。それはこのタイトルにもなっている『スパイダーバース』という原作のテーマです。
スパイダーマン軍団登場!?『スパイダーマン:スパイダーバース』
この副題のようについている『スパイダーバース』ですが、まさにこのタイトルの原作コミックがあります。原作の『スパイダーバース』という作品はなんと、いろんな世界のスパイダーマンが集合する作品なのです。
ヒロインのグウェン・ステイシーがスパイダーマン化したスパイダーウーマンや、豚型のスパイダーマン、スパイダーハム。さらには日本発の東映テレビドラマ版のスパイダーマンまでが登場する、様々な世界観のスパイダーマンが集合する作品が『スパイダーバース』なのです。
2018年4月時点ではその“スパイダーマンの集合物”であることはあまり推されていないのですが、“一人じゃない。仲間がいる。”という惹句やチラリと映る登場キャラクターなどから、そんなスパイダーマン集合物の『スパイダーバース』であることが暗に伝えられています。
――『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』も夢のチーム物映画ではありますが、それを経た2019年にはスパイダーマンという世界観の中だけでもスパイダーマンだらけの夢のチーム物映画が控えているのです。
『ベイマックス』に続いてアニメーション映画界に進出するアメコミヒーロー。今後もアメコミヒーローが続々と進出してくるのが期待できそうですが、まずは目前の期待作として『スパイダーマン:スパイダーバース』に注目です。
(Edit&Text/ネジムラ89)