21世紀に入り、突如到来した擬人化ブーム。
日本刀を擬人化した『刀剣乱舞』、戦艦を擬人化した『艦これ』などが大ヒットし話題を集めていますよね!
最近では、『文豪ストレイドッグス』など実在した歴史上の人物をイケメンにした作品まで登場し、擬人化(イケメン化?)ブームは、ますます勢いを増しています。
もうなんでもあり……空前絶後の擬人化ブームの到来!
その擬人化ブームの中で、とうとう『ウルトラマン』に登場する“怪獣を美少女化”してしまった『怪獣娘(かいじゅうがーるず)~ウルトラ怪獣擬人化計画~』という脅威のギャグアニメがあることをご存知でしょうか??
このアニメは、「GIRLS」という組織から招待状を受け取った3人の少女達(アギラの宮下アキ、ミクラスの牛丸ミク、ウィンダムの白銀レイカ)が怪獣の魂を宿した怪獣娘であることを告げられ、「GIRLS」の一員としてミッションをこなしたり先輩怪獣娘と交流したりする姿を描いたモノです。
『怪獣娘』には、『ラブライブ!』でおなじみの徳井青空さん(ピグモン役)、飯田里穂さん(宮下アキ役【アギラ】)も出演しているので、矢澤にこや星空凛とまた違った彼女たちの演技も楽しめることマチガイナシ!
よって、ラブライバーはモチロン、作品のタイトルに惹かれた人は、ぜひ一度チェックすべきアニメです!
5分という短い時間に凝縮されたおもしろさ
大半のアニメは30分1クール(全13話)、シリーズモノになると観るのにかなりの時間を要するのが難点……。
それのため、面白そうなアニメを見つけても、観るのをついつい後回しにしてしまいがち。
ところが、『怪獣娘』は5分間のショートアニメ。
「早い! 可愛い♡ おもろい!」
が、その5分間に凝縮されており、まるでファストフードのような感覚で楽しむことができるため、
「何かアニメを楽しみたいけど忙しい……」
「観たいアニメがいっぱいで時間がない……」
という、多忙なアニメファンにはオススメの作品です!
そこでここでは、『怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~』を楽しみ尽くすためのポイントを大解説!
SDキャラが繰り広げるハチャメチャコメディ
この作品ではキャラクターが可愛いSDキャラとして描かれています。
その点がコメディ中心のストーリーとマッチしていてゆるくて可愛い雰囲気の作品となっています。
筆者はその点に惹かれてファンになりました。
また、このアニメに登場するキャラのアクションはハチャメチャで、それぞれのキャラの個性が非常に良く描かれています。
例えば、アキ達の怪獣娘としての先輩であるレッドキングは元となった怪獣同様怪力の持ち主で怪獣娘同士の格闘技「大怪獣ファイト」で活躍するなどパワフルさが前面に出ているキャラです。
でも、レッドキングはパワフルなだけでなく実は乙女チックな性格だったりします。
第5話にてレッドキングはアキ達に最初はクレープをおごろうとしていましたが、パワフルなイメージを保つために牛丼に変更しました。
甘いものが好きという乙女チックな一面を持っていますが「大怪獣バトル」でのパワフルなイメージを保つためにそれを隠そうとするレッドキングを筆者は可愛いと思いました。
また彼女は、「GIRLS」に未所属の怪獣娘ザンドリアスは母と喧嘩し家出したことがきっかけで、怪獣娘として覚醒し暴走するという反抗期の少女といったキャラ付けで、前述の通り第7話にて町で暴れていました。
ザンドリアスは、実は元となった怪獣も『ウルトラマン80』第4話で母であるマザーザンドリアスと喧嘩し家出をしていまして、元となった怪獣の特徴を活かしたキャラ付となっています。
筆者がレッドキング推しで彼女の例ばかり出してしまいましたが、『怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~』は元となった怪獣の特徴を活かしたキャラ付の個性豊かなキャラクター達がかわいいSDキャラとして描かれ、ゆるくてかわいい雰囲気とハチャメチャなアクションが混ざったコメディを繰り広げる作品です!
メインキャラの声優さんによるOP・ED
このアニメのオープニングテーマ「上々↑↑GAO!!」とエンディングテーマ「KAIJUハート」!
歌っているのはメインキャラを演じている飯田里穂さん(宮下アキ役)、鈴木愛奈さん(牛丸ミク役)、遠藤ゆりかさん(白銀レイカ役)の3人で結成されたユニット「かぷせるがーるず」です!
『ラブライブ』の星空凛でお馴染みの飯田里穂さんはモチロン、鈴木愛奈さんと遠藤ゆりかさんも歌唱力が高く、曲を聞いた筆者は聞き入ってしまいました。
また、2曲ともポジティブでハイテンションな歌詞と曲調です!
特に「上々↑↑GAO!!」は聞くと「前に踏み出そう」という気持ちになれる曲です!
「うまくいなないこともあるけれども前に踏み出して夢をつかもう」
そんなメッセージが歌詞のひとつひとつに込められています。
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徳井青空さんと飯田里穂さん演じる怪獣娘
このアニメには徳井青空さんと飯田里穂さんが出演されています。お2人の演技も注目すべきポイントです!
◆徳井青空さん
徳井青空さんはピグモン役です。ピグモンは可愛らしい小柄な女の子です。
第4話にて、ビラ配りの際にばら撒いてしまったミクに対して怒っている姿が可愛らしさを前面に出した怒り方となっています。
怒っても可愛いというピグモンの演じ方は、可愛いキャラを演じることの多い徳井青空さんらしさが出ていると思います。
◆飯田里穂さん
飯田里穂さんは宮下アキ(アギラ)役です。アキはおとなしい子で、8話にて黒田ミカヅキ(ゴモラ)に一発ギャグをやるように言われたときに困惑してしまいました。
『ラブライブ』の星空凛の元気いっぱいなイメージが強い人は凛を演じている時とのギャップに驚くこと間違いなしです。
また、第3話にて3人のうちアキだけが怪獣娘に変身できなずに悩むシーンがあります。その時の演技が悩んでいるアキの心情を表現できていると思いました。
――以上がこのアニメを楽しむためのポイントです。
5分間という短い時間の中に抑えるべきポイントがいくつもあり、短いながらも見ごたえのあるアニメとなっています。
特に元となった怪獣の特徴を踏まえた個性を持つ怪獣娘達のアクションは必見です!
また、ラブライバーの方にとっては、徳井青空さんと飯田里穂さんの新たな一面を発見することのできるアニメだと思います。
もし、この記事で興味を持った人がいましたら、第1話が公式サイトから無料で視聴できるので試しに第1話を視聴することをおすすめします。
(Text/蒼井大地 Edit/佐倉璃紗)
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