アニメ『炎炎ノ消防隊』が7月5日より放送スタート! 週刊少年マガジンで連載中のこの作品、なんと『ソウルイーター』で有名な作者、大久保篤先生の作品なんです。前作は人間の魂や死神、魔女などが登場し、暗いオカルト的な要素がありながらも、コミカルで親しみやすいファンタジーな作品でした。多くの読者がストーリーやキャラクターに魅せられ楽しんできただけに、今回アニメ化した『炎炎ノ消防隊』も、これから多くのアニメファンを魅了するに違いないと個人的に感じております。
では『炎炎ノ消防隊』は一体どんなストーリーで、どんなキャラクターが登場するのか。ここからは『炎炎ノ消防隊』について押さえておきたい、知っておきたいポイントを紹介していきたいと思います。
その1、人体発火現象と焔人(ほむらびと)
ある日を境に突然、世界中で人が燃えだすようになった。これが全ての始まりです。
いわゆる人体発火現象が世界中で起き出したのです。いつ誰に起るか分かりません。人類は体が燃え、焼死する恐怖を抱え込むことになります。
ですが恐怖はそれだけに終わりません。燃えてしまった人は、炎をまとった人型の異形、焔人(ほむらびと)と変わり果てます。焔人は炎を操り、命尽きるまで暴れ回る。地球上に住む人類はこの2つの脅威にさらされるのです。
人類は何もできず脅えるだけなのか。いえ、実はこの脅威に立ち向かう、正義の特殊部隊が存在するのです。
その2、特殊消防隊
人体発火により、炎を操る怪物となった焔人の魂を鎮め、炎を鎮火するエキスパートの集団です。
普通の消防隊では太刀打ち出来ない、荒ぶる炎を身にまとった焔人を前に、彼らは立ち向かうことができます。それは、彼らの持つ特殊装備と、焔人の魂を鎮める教会のシスターの存在、そして、炎を操る力を持つ「第二世代」「第三世代」の消防隊員の存在が大きく関係しているのです。
その3、第一世代、第二世代、第三世代
人体発火した人間がすべて焔人になるわけではありません。なかには炎と適合し、操る力を身に付ける者もいます。それが、第二世代、第三世代といわれる人達。この人達の能力を活かすことで、特殊消防隊は焔人との激しい戦いに身を投じることができるのです。
そんな特殊消防隊に、第三世代の若き青年である主人公、森羅日下部(しんらくさかべ)が入隊します。
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その4、悪魔の子はヒーローを目指す
森羅日下部は幼少の頃に家が火事になり家族を失います。身内は彼の第三世代の力、自ら発火し炎を操る能力を疑い、悪魔と罵るのです。ですが実際は違う。炎渦巻く家の中で観た黒い人型の異形。森羅は火事の真相を突き止めるため、そして、母親や弟に言っていた“ヒーロー”になるという約束を守るため、特殊消防隊の第8部隊に入隊し、仲間と共に焔人と死闘をくりひろげていくのです。
――と、いくつか押さえておきたいポイントをご紹介させていただきました。前作の「ソウルイーター」と何となくジャンルが似ている感じがしますね。オカルトチックな要素が組み込まれています。
加えて人間が突然燃えて死に、焔人という化物になり襲いかかる。主人公の森羅の過去が重い、ダークファンタジー。その分、話が骨太で見応えがあると言えると思います。また、炎を主体とした戦闘(消火)が繰り広げられるので、派手なアクションや演出も見逃せないところ。
唯一無二の世界観をまとう灼熱のダークファンタジー 、気になる方はぜひ観て下さいね! 心熱くする物語にきっと魅了されるはず♪
(Edit&Text/おみくじ )
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© 大久保篤・講談社/特殊消防隊動画広報課