月初の毎月1日は映画の日! ということで各所の映画館で鑑賞料金が1100円になるサービスが行われております(厳密には映画の日は12月1日なんですけどね)。
6月1日は『X-MEN』シリーズのスピンオフ・ウルヴァリン三部作の最終作『LOGAN/ローガン』の公開日ということで、早速この1100円料金で楽しんできました。
いやはや、渋くてカッコ良かったです。ただし、結構勢いよく首が飛んだり、腕が飛んだりとR指定も納得のハードアクションになっておりまして……こういったシーンはそれほど得意ではないので、ハラハラしながらの鑑賞となりました。
『LOGAN/ローガン』はモチロン良かったのですが、それとは別に、これまたたまらなかったのが、この日もう一本見た“ある”アニメ映画が同じように『首が飛んだり』するようなハードな作品だったこと!
図らずもバイオレンス映画二本立てとなってしまい、長時間心臓が高鳴りっぱなしでした。洋画でこそ、そういった過激な作品はあるのですが、アニメ映画でそういったシーンは非常に珍しい……。
では、その過激なアニメ映画の正体とは??
それは、読者の方も知っているハズ! 大人気ホラーサスペンスゲーム・『バイオハザード』が原作のアニメ映画『バイオハザード:ヴェンデッタ』なのです。
『バイオハザード』の映画にアニメがあったの!?-そもそも“そこ”が気になる
『バイオハザード』の映画といえばミラ・ジョヴォヴィッチ主演の実写映画版の方がメジャーかもしれません。
しかし、それとは別に展開されているフルCGアニメーションシリーズの映画最新作がこの『バイオハザード:ヴェンデッタ』です。
2008年に『バイオハザードディジェネレーション』、2012年に「バイオハザードダムネーション」が公開され、およそ4年半ぶりの新作です。
アニメ映画『バイオハザード』には、ゲームシリーズの設定が活用された作品でもあり、クリス・レッドフィールドや、レオン・スコット・ケネディ、レベッカ・チェンバースなど、ゲームシリーズで活躍したキャラクターが登場します。
よって、ゲームをプレイしたことがある人だったら、楽しめることマチガイナシ!
『バイオハザード』をあまりよく知らなくても楽しめる
ゲームで登場したいろんなキャラが……といった話をすると、一見さんお断りに思われるかもしれませんが、実はそんなことありません。遊んでいない人でもアニメ映画版『バイオハザード』は、そのような人でも楽しめる映画です。
なぜなら、まさにワタクシが『バイオハザード』を遊んではいないから!
遊んだ経験は0ではないものの、初代プレイステーション時代とかに一作所有していた、とか友人の家で最近の作品をちょっと遊ばせてもらった程度の、『バイオハザード弱者』です。そんなワタクシでもこの映画、かなり楽しかったのですよ!
ウイルスのせいでゾンビがいっぱい出てきて、そいつらを撃つやつぐらいの認識さえあれば十分。
「この人はこういう人物なのか」、「あの人はこういう人物なのか」といった部分を最低限作中でしっかり悟らせてくれるので事前知識がなくても問題ありません。
この2つのポイントに注目!
本作のポイントとして推しておきたい点が2つあります。
まず1点が「ホラー要素」。
今回、『呪怨』シリーズの監督・清水祟さんがエグゼクティブプロデューサーを務めているためか、序盤にやたら“怖い”シーンが用意されております。わらわら出てくるゾンビとはまた違った、ドキッとさせる使われ方のゾンビたちにも注目です。
そしてもう1点が「アクション要素」。
大量に捨て身で襲ってくるゾンビたちを、プロのお仕事でスムーズに撃ち抜いていくいく気持ちよさはモチロン、今回敵役で登場する元軍人グレン・アリアスとの対決で行われる、人間VS人間のアクションもかなりシビれる出来となっていました。
銃を使って接近戦をするので、当たるか当たらないかのスレスレのアクションを間髪入れずに見せてくれるスピーディーな山場では、アクションアニメ映画の決定版『カンフーパンダ』を彷彿させる驚きがありました。
『バイオハザード:ヴェンデッタ』は、『バイオハザード』ビギナーにもオススメのホラーありアクションありのハードアニメ映画です。
ただし前述のとおり、本作も文字通りの意味で“出血大サービス”のバイオレンス描写多数の映画。そういったシーンが苦手な人はやや注意が必要です。
過激な映画が好き! って人こそぜひ、ワタクシと同じく『LOGAN/ローガン』との二本立てに挑戦してみてはいかがでしょうか。鑑賞後の食事が味わい深くなるかもしれませんよ!
(Edit&Text/ネジムラ89)
バイオハザード:ヴェンデッタ 公式サイト
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