◆健気に愛しても、ほかに想い人が……『リゼロ』よりレム
<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>
ロズワール邸でメイドをしている水色髪ショートカットの女の子、レム。彼女にはラムという双子の姉がおり、同じメイドではあるものの家事全般が不得意なため、レムがほとんど担っているのです。
レムが想いを寄せる相手は本作の主人公であるナツキ・スバルです。彼と出会った当初は警戒心MAXで、一度はスバルを殺害するルートがありました。しかし、1期第11話で自分を救ってくれたスバルとは和解し、心を開いて恋心が芽生えます。
レムとスバルの印象的なシーンといえば、やはり1期第18話でしょう。何度「死に戻り」しても良い未来に進まないことで、精神が摩耗しきったスバル。彼に手を引かれて、駆け落ちを持ちかけられたシーンです。
未来を語らないスバルの願いを笑顔で断り、レム自身が望む、運命に抗い続ける英雄のままでいてほしいと促すのです。自分を卑下し続けるスバルに対して好きなところを言い続け、「スバルくんを、愛しています」と告白。ゼロからまた始めましょう、とひたすらスバルを鼓舞します。これほど自分のことを見てくれて想ってくれる子がいたら惚れるでしょ! と思いますよね。ですがレムの熱い想いを告げられてもスバルが想う人は一人、エミリアだけだったのです。
こんなに健気に愛してくれて、全力で背中を押してくれる子はなかなかいませんよね。レムは振られてしまったものの、彼にとって2番目に大切な人、というポジションは絶対に揺るぎません。スバルはなんて罪な男なのでしょうか。