◆『チェンソーマン』──クロロの名シーンのパロディ?
<画像引用元:Amazon.co.jpより>
昨年アニメ化され、現在は『少年ジャンプ+』で第二部の連載が続いている『チェンソーマン』ですが、あるシーンが『HUNTER×HUNTER』のパロディではないかと、一時期SNSなどで話題となりました。
『チェンソーマン』の作者・藤本タツキ先生は『悪魔のいけにえ』や『デス・プルーフ in グラインドハウス』などの映画作品から着想を得ていることが多く、漫画作品からのパロディやオマージュは少ない傾向にあります。
ですが、原作の第38話には『HUNTER×HUNTER』のパロディだと思われるシーンが登場しました。
それは、サムライソードに倒された姫野のカタキをうつシーン。
デンジとアキは、サムライソードの股間を蹴り上げて警察が来るまで一番大きな悲鳴をあげさせるという復讐を行います。
その中で、「姫野先輩、天国まで聞こえるか? オレ達からアンタへの鎮魂歌だ」と語られるシーンがありました。
このシーンはまぎれもなく、『HUNTER×HUNTER』第97話のクロロがクラピカに倒されたウボォーギンへレクイエムを送るシーンが元ネタだといわれています。
なお、この『チェンソーマン』のパロディは、感動するには少し下品すぎることから、ファンの中では汚いクロロと呼ばれており、Twitterのトレンドに入ったこともあります。
〈文/林星来 @seira_hayashi 編集/乙矢礼司〉
※鬼舞辻の「辻」は「一点しんにょう」が正式表記となります。
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
©藤本タツキ/集英社・MAPPA