◆最終章だけでアニメの放送が4年以上経過──『NARUTO -ナルト-』
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『NARUTO -ナルト-』は最終章「第四次忍界大戦」で完結しましたが長く続いただけに、アニメオリジナルエピソードを挟んでいたとはいえ、最終章のアニメ放送が4年以上もかかってしまいました。
最終章「第四次忍界大戦」は、忍連合軍とうちはマダラを名乗るトビと薬師カブトの間に起こった戦いを描いています。この戦いでは忍連合軍をはじめ、カブトの穢土転生で過去に亡くなった人物が蘇り、多くのキャラが登場して熾烈な戦いを繰り広げました。その登場人物の多さから描かれる戦いが多くストーリーも長くなり、最終章は55巻から72巻に渡る約15巻分も描かれています。
さらに、次々とラスボスが変化したのも最終章が長引いた原因の一つと言えるでしょう。
最終章が始まった当初、うちはマダラを名乗るトビがラスボスかのように思われました。しかし、ストーリーが進むにつれてラスボスが二転三転し、結果的に誰も予想していなかった人物がラスボスとして登場します。この変化も戦闘が長引く要因となり、結果的に最終章が完結するまでに時間がかかってしまいました。
原作でも充分長い最終章ですが、アニメ『NARUTO』はもともとスローペースで進んでいたこともあり、アニメオリジナルエピソードを挟みつつ最終編は4年以上もかけて放送されます。
さすがにこの原作やアニメの最終章の長さにはファンから「長すぎる」との声が上がる一方、最終章には敵が味方になる熱いシーンやイタチがサスケに本当の気持ちを伝える感動シーンなどがあり、「長いけど面白い」と評価する声も上がっています。