最終章が長かった3つの『ジャンプ』看板作品　「終わる終わる詐欺」と言われた作品も

◆最終章の連載中に他作品の連載が始まり完結までした──『BLEACH』

＜画像引用元：Amazonより＞

　『BLEACH』は最終章「千年血戦篇」で完結しましたが、最終章が長く続き、この間に別作品の連載が始まりさらに完結を迎えました。

　本作の最終章「千年血戦篇」は突如侵攻してきた「見えざる帝国（ヴァンテンライヒ）」との戦いを描いており、主人公の一護の母親の伏線や斬月の正体などさまざまな伏線が回収されたり真相が明らかになったりします。

　この漫画は、それまで連載が長かったためか最終章で回収される伏線や判明する真相が多くあり、最終章は55巻から74巻と約単行本20巻分に渡り描かれています。

　その膨大すぎるストーリーのせいか、最終章をアニメ化した『BLEACH千年血戦篇』は分割4クールと1年分で放送されることが決定しており、現在は第2クール分の『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』まで放送されました。2024年には第3クールの『BLEACH 千年血戦篇-相剋譚-』が放送予定です。

　もともと最終章は今までの話の中でも一番長くなる予定でした。しかし、最終章を連載中に『暗殺教室』の連載が始まるだけでなく原作・アニメともに完結を迎えたことで、ファンの間で「『BLEACH』の最終章が長い」と言われてしまいました。

　しかし、その一方でこれまで伏せられてきた伏線の回収や真相が判明し「胸アツな展開が多い」「一気読みすると面白い」とも声が上がっています。

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　──看板作品は連載期間の長さから回収する伏線が多く、最終章が長引いてしまうのかもしれません。

　しかし、一方で『鬼滅の刃』や『チェンソーマン』（1部のこと。2部は『少年ジャンプ＋』で連載中）など最近の看板作品は20巻前後で終わることがあるようです。その点から考えると、昔から連載している『ワンピース』や『僕のヒーローアカデミア』は最終章が長く続き、比較的最近の作品である『呪術廻戦』は来年の上旬ぐらいには連載が終了するかもしれません。

〈文/林星来 @seira_hayashi〉