――あぁ~、本当に良かった。

『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』はまさにそんな気持ちの良い感想が自然と出てくるような映画でした。

年に何十本と映画を観ていると、映画を観る前はそれほど期待していなかったものの、観てみたら思った以上に虜になってしまうことが度々あります。この映画はまさにそんな掘り出しモノの一作でした。

黄前久美子
画像引用元:【チラシ付き、映画パンフレット】劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~

今回はそんな『劇場版響け! ユーフォニアム』が非常に良かったことに加え、本作では、“フォトセッション”という大胆な試みも用意されていたので、映画と合わせてそちらも紹介したいと思います。

すごいぞ!『劇場版響け!ユーフォニアム』

『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』
画像引用元:『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』 オリジナルサウンドトラック「The only melody」 販売元:ランティス

『劇場版 響け! ユーフォニアム~届けたいメロディ~』は、主人公、黄前久美子とその先輩、田中あすかを主軸に、TVアニメ第2シーズンを再構成した作品です。いわゆる“総集編映画”のくくりに入る映画だと言えます。

TVアニメシリーズを観ていなかった私にとって、初めての『響け! ユーフォニアム』体験だったのですが、しっかり一本の映画として成り立っており、総集編とはまったく思えない見事な構成でした。

新規カットも多く起用されているそうで、総集編映画の理想例として今後も語り継いでいくことのできる映画だったのではないかと思う次第です。

さて、そんな見事な本作は映画本編以外に、思わぬサービスも用意された映画でした。

驚きのフォトセッションコーナー

『劇場版 響け! ユーフォニアム』に用意された思わぬサービス。それが、先ほど少し触れた、“フォトセッション”です!

本来フォトセッションといえば、舞台挨拶時等、監督や俳優陣などに並んでもらいメディア陣が写真撮影を行うための時間のことをさします。

しかし、本作のフォトセッションは完全に、一般のお客さんへのファンサービス企画

なんとこの映画、冒頭のショートムービー内の1分あるかないかのわずかな時間ですが、スマートフォンなどで、スクリーンの撮影が公式に認められているのです!(※ただし、「映像の撮影」や、「一眼レフやデジタルカメラでの撮影」は禁じられているます)

また、その写真を、SNSに投稿することが推奨されているので、映画を観に行ったことを友達に自慢することもできます。

映画館のスクリーン撮影は固く禁じられているかつ、上映中は携帯電話の電源を切ることが当たり前、と思っていた身としては、まさにフォトセッションは衝撃の企画でした。


フォトセッションに流行の兆し!

このフォトセッションコーナーは、実は『劇場版 響け! ユーフォニアム』が初めてではありません。その他にも『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』『劇場版Free!』など近年の作品で、同様のフォトセッションコーナーが設けられ始めています。

SNSでのシェアが集客につながる今、拡散につながるフォトセッションコーナーは、まさに時代に合ったアイデアと言えます。

かつては主流でなかった“応援上映”も、映画、KING OF PRISM by PrettyRhythmのヒットで広く実施される企画となりました。フォトセッションコーナーも今でこそ限られた作品でのみ実施されている企画ですが、もしかすると今後、映画における主流のコーナーとなる日も近いかもしれません。

フォトセッションコーナーがまだまだ広く知られていない今こそ、時代の先取り気分で『劇場版 響け! ユーフォニアム~届けたいメロディ~』を観に行ってみるのも良いのではないでしょうか。本編含めて激推し作品ですよ!

(Edit&Text/ネジムラ89


『劇場版 響け!ユーフォニアム~届けたいメロディ~』公式サイト

劇場版 響け!ユーフォニアム公式Twitter
@anime_eupho

©武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会

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