◆運は心構えができている人にしか掴めない
誰の周りにも運がいい人がいるかと思いますが、その人は運がいいのではなく常日頃から運を掴むための行動をしているのかもしれません。「青い監獄(ブルーロック)」プロジェクトの総指揮者である絵心甚八は、作中で運のカラクリについて語っていました。
彼は糸師凛のプレイを例にあげながら運について「落ちる場所にいる者にしか舞い降りない」と言っており、どこにでもあるものではないと言っています。
凛は試合の最後の場面にワンアクションでゴールを狙える位置まで走って運を待ち、ボールが自分の元へ来た偶然を逃さずゴールを決めました。
彼は確実にゴールを決められる場所で偶然が巡ってくる心構えをし、その機会を逃さなかったのです。
これはスポーツだけでなくビジネスの場においてもいえることで、どんなときに偶然が巡ってくるかは分かりません。
たとえば、たまたま1人で飲みに行った居酒屋で、取引したい会社の社長と出会う可能性だってあります。
そんな偶然と巡り会ったとき、機会を逃さないためにも普段から知識や経験などを積み、偶然に対する準備や心構えをしておくことが大切です。
なお、これに似た名言はいくつかあり、フランスの細菌学者ルイ・パスツールは過去に行ったスピーチで「幸運は用意された心のみに宿る」と述べ、古代ローマの政治家セネカは「運とは準備が機会に出会うことである」と名言を残しています。