2020年秋にTVアニメが始まり、徐々に盛り上がりを見せている『呪術廻戦』。序盤から作画が良いこともあって、大きな期待が集められていますよね。
<画像引用元:https://www.jujutsukaisen.jp/#index より引用掲載 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>
そんな『呪術廻戦』の中で非常に人気の高いキャラクターが五条悟です。
彼が人気なのは、その謎の多そうな雰囲気や、カッコイイビジュアルにもありますが、何よりの理由は強すぎる能力です。あまりに強すぎるため、作中ではやたらと敵に警戒されているキャラクターになります。読者からもチートと呼ばれるほどの強さで、原作では作者がこのキャラクターをどう扱っていくかに大きな注目が集まっているのです。
今回は、そんな五条悟や他にもいる魅力的なキャラクターを紹介していきます。序盤から登場する重要キャラクターを紹介するので、アニメを観る前の前知識として読んでみてください。
◆このキャラだけで物語が終わってしまう? 人間側の最強キャラ「五条悟」とは?
<画像引用元:https://www.jujutsukaisen.jp/episodes/01.php より引用掲載 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>
五条悟は物語序盤から登場する、重要キャラクターの1人になります。主人公が所属する呪術高専の教師をしており、主人公の理解者であり師匠となるキャラクターです。
常に目元を隠している不思議な雰囲気を纏ったキャラクターで、その雰囲気通りの飄々とした性格をしています。かなりのイケメンで始めて目隠しを外した時は、そのビジュアルだけで多くのファンがついたほど。まさに、強キャラ故の余裕といった感じの風貌で、どんな危機的状態でも、焦ることはなく、冷静に物事をこなす頭脳派のキャラクターです。
そんな五条悟を語る上でかかせないのが、彼の強さになります。その強力な能力は「登場する世界観を間違えたのではないか」と言われてしまうほど。また、優れた血統の持ち主で、呪術界の御三家と呼ばれる名家の生まれです。さらに、極めて特殊な六眼と呼ばれる目を持っています。
これは『NARUTO -ナルト-』で言うところの写輪眼のようなものです。あらゆる術式の情報を読み取り、扱いが難しい呪術を使いこなすことを可能とします。この時点でサスケのような強キャラなのですが、もっとヤバイ点が五条悟の使う術式と領域と呼ばれる特殊空間です。
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五条悟の使う
・術式 無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)
・領域 無量空処(むりょうくうしょ)
などはカッコイイ技名ですよね。でも、全くイメージが湧きません。一体どんな技なのでしょうか。
まず、この無下限呪術というものは、術者である自分と対象の間に無限の空間を作り出す呪術になります。「それ、意味あるの?」と思いますよね。また単純に「意味がわからない」と思う方も多いでしょう。
この術式によって発生する事象を簡単に説明しますと、相手や物体は術者である五条悟に触れることができなくなります。いくら相手に近づこうとしても、距離が無限にあるので近づけないという状態だと言えばわかりやすいでしょうか。正確に言えば、距離を増やすではなく、限りなく近づけるものの、ゼロ距離にはならない状態にする術式です。わかりづらい人は「接触できない」という理解で問題ありません。
これにより、五条悟は実質無敵になります。触れることができないのですから、誰も五条悟を傷つけることができません。これだけでも、チート級の術式なのですがこの術式は応用が効きさらに恐ろしい効果を発揮することもできます。
まず、無下限呪術による収束です。蒼(あお)と呼ばれる術式で、ある地点を無限に収束させることでブラックホールのようなものを生成することができます。また、強力な吸い込む力を利用し、瞬間移動のようなことも可能。攻撃にも、移動にも、足止めにも使える万能術式です。
次は、無下限呪術による発散です。これは赫(あか)と呼ばれる術式で、ある地点から無限に発散させることで相手や物体を弾くことができます。無限に弾かれるので、基本的には耐えることのできない防御無効の最強攻撃技です。
また、蒼と赫を複合させた茈(むらさき)という術式もあり、これは理屈なしの破壊技になります。イメージは『NARUTO -ナルト-』に登場する塵遁 原界剥離の術のような技ですね。
これだけのチート術式を持ちながら、一部の術者しか使えない特殊空間(領域)も使えます。
次に無量空処の効果は、捉えた相手を無限の中に封じ込めるというもの。
これもイメージしづらいですが、相手の知覚と伝達のサイクルに干渉する技で、相手の思考をループさせる技になります。この領域に囚われた相手は己の思考に囚われて一切の身動き、新たな思考が封じられるのです。実に恐ろしい技ですよね。
これらの六眼、無下限呪術、無量空処によって五条悟は作中最強のキャラクターとなっています。
同じ「ジャンプ」作品でもこれほどのチート性能を持ったキャラクターは中々登場しません。五条悟が人気なのも、こういった強さにあるのでしょう。本当にどうやったらこんなキャラクターを倒せるのか疑問に思ってしまうほどです。味方で本当に良かったですね。
◆主人公の相棒枠!クールなようで熱いキャラ「伏黒恵」とは?
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伏黒恵は、五条悟と同じく序盤から登場する重要キャラクターの1人になります。呪術師としては、オーソドックスな式神を使い、自分自身ではなく式神に戦わせるタイプのキャラクターです。
しかし、その本質は影を操ることにあり、自分の影に式神を飼っていたり、影の中に武器を収納したりとかなり万能な能力をみせます。
▼伏黒恵の扱う式神
・玉犬(ぎょくけん) 1話で登場した犬型式神
・鵺(ぬえ) 奇っ怪な鳥のような式神
・大蛇(おろち) 巨大な蛇のような式神
・蝦蟇(がま) 巨大な蛙のような式神
・満象(ばんしょう) 象のような式神
・脱兎(だっと) 兎のような式神
これらの式神を複合させた式神を使うことも。
名前と姿通り、動物に似た式神を主に使用して戦います。式神の能力もその動物の特徴を引き継いでおり、あまり特殊能力のような力は発揮しません。そのため、強敵相手には瞬殺されてしまうことも……。
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主人公・虎杖悠仁と同じ呪術高専の学生で、いわゆる主人公の相棒キャラクターです。結構クールな雰囲気を纏ったキャラクターで、人的損失にも見切りを付ける姿が描かれています。しかし、その実は少しでも多くの善人が平等を享受できるように不平等に人を助けるために呪術師になった結構熱いキャラでもあるのです。
虎杖悠仁が両面宿儺を取り込んだ際も、最初こそは呪いとして祓おうとしましたが、虎杖悠仁の意識が完全に飲み込まれていないことを確認すると、なんとか命を救おうと五条悟に嘆願する姿が描かれています。
このように伏黒恵はリアリストであり、見切りを付ける心の強さを持ちながら仲間を大事にする姿勢が魅力のキャラクターと言えるでしょう。
また、両面宿儺が興味を持っている数少ない人間の1人です。なぜ、どれほど興味を示しているのかは明かされていませんが、どうやら伏黒恵の術式か血統にある様子。
伏黒恵はまだ、五条悟のような強キャラではありませんが、今後強キャラになりそうな雰囲気は十分にあります。原作でも謎の多いキャラクターでもあるのでぜひアニメでも注目しておいてください。
◆裏の相棒枠!呪霊側の最強キャラ両面宿儺とは?
<画像引用元:https://www.jujutsukaisen.jp/episodes/01.php より引用掲載 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>
両面宿儺は簡単に言えば、虎杖悠仁の身体に住み着いている呪いです。スキあらば、身体の主導権を乗っ取ろうとする危ない存在で、呪術業界からも非常に危険視されています。両面宿儺は存在自体が非常にややこしいキャラクターで、呪霊なのか、呪いなのか、またそれ以外なのか、実はイマイチハッキリしていません。
今わかっているのは、現状は20本の指に封印されているものの、1000年以上前は生きていた人間であり、その時代にいた呪術師が総力を上げてもかなわないほど強大な力を持っていたこと。また、非常に残忍な性格をしており、女子供の鏖殺を好む危険な人物でもあります。
両面宿儺の強さは封印されていても衰えておらず、20の内2本の封印が解かれただけでも、圧倒的な力をみせ、全ての封印が解かれれば呪術側最強の存在になること間違いありません。
両面宿儺の復活は虎杖悠仁がその指を取り込むことによって徐々に行われている状態です。なんで危険な両面宿儺の復活を進めているのかと言いますと、それは両面宿儺を完全に消し去るためになります。20本の指という状態で封印されていることからもわかるように、両面宿儺はあまりにも強大な力を持っているため、完全に消滅させることができません。
そこで、呪術業界は虎杖悠仁に両面宿儺を取り込ませ、虎杖悠仁ごと両面宿儺を滅ぼそうとしているのです。
人間側の敵であることは間違いありませんが、主人公である虎杖悠仁と運命共同体でもありますね。
<画像引用元:https://www.jujutsukaisen.jp/episodes/02.php より引用掲載 ©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会>
そんな両面宿儺において重要な情報は、
・どうやら人間に敵対していること
・完全に呪霊側の味方ではないこと
・伏黒恵を利用し何らかの目的を達成しようとしていること
の3つです。
両面宿儺の目的ですが、定番で言えば復活なのではないでしょうか。現状、虎杖悠仁の身体を利用し不完全な状態で復活することはありますが、それだけです。完全な自由を1番の目的とするのは当然と言えるでしょう。
しかし、疑問なのはなぜ伏黒恵なのかということです。伏黒恵も現状謎の多いキャラクターなので、確かなことは何も言えませんが、死者復活のような特殊な術式は持っていないハズ。
何か隠された秘密がありそうですね。
両面宿儺はラスボス的存在なので、今後の展開に注目です。
――他にもいろいろなキャラクターが登場しますが、この3人が1番主人公に関わってくるので今回紹介しました。
今後も、主人公と大きな関わりをみせると思うので、大注目のキャラクターたちになります。アニメでもぜひ注目してみてください。
(Edit&Text/天乃ひる)
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会