『呪術廻戦』、『チェンソーマン』、『進撃の巨人』と立て続けにヒット作を生み出し続けているアニメーション制作会社MAPPAの作品の新情報が、5月21日に開催された「MAPPA STAGE 2023」で明らかになりました。
「MAPPA STAGE」は、2021年のMAPPAの10周年を記念したイベントとしてスタート。MAPPAがこれまで手がけてきた作品や、これから作る作品に関するトークショーや主題歌のライブ、さらには今後の展開の発表がステージでは行われます。
今年は、多くの初解禁情報などが明らかになる一方で、続報がなかったという気になるタイトルも浮かび上がってきました。
◆『進撃の巨人』『呪術廻戦』……人気アニメの新情報が解禁!あの作品の新情報はなし?
既に多くのファンを獲得している人気作については、メインステージが用意されていたのですが、昨年にアニメが放送された『チェンソーマン』の2期の制作発表などはなく、ステージでは、今秋に放送が決まっている『進撃の巨人 The Final Season 完結編(後編)』のキービジュアルが解禁されたり、7月から放送予定の『呪術廻戦 第2期 懐玉・玉折』のPV第2弾が初お披露目になるなど、人気作の新展開をさらに期待させてくれるステージとなりした。
◆新作3タイトルが発表!
人気アニメのステージがあった一方で、本イベントでは新たなアニメーション作品3本の情報が明かされました。
その1本が、『BANANA FISH』や『SK∞ エスケーエイト』などヒット作を手がけてきた内海紘子監督の新作アニメーションシリーズ『ぶっちぎり?!』です。
ヤンキー物と「千夜一夜物語」を掛け合わせた作品だそうですが、原作漫画や小説はないのでその内容は未知数。すでに映像では個性的な男性キャラクターが続々と登場することが分かりますが、ちょっと変わった物語が楽しめそうです。
そして、『この世界の片隅に』で一躍大ヒット監督となった片渕須直監督の最新作も発表されました。その名も『つるばみ色のなぎ子たち』です。
既に新作タイトルの制作に取り組んでいることは分かっていたのですが、今回初めてタイトルやティザービジュアル、そしてタイトル解禁PVなどが公開されました。まだ公開日などの具体的な情報は発表されていませんが、作品背景へのリサーチから作り込みが凄まじい監督なので、気長に待ちたいところです。
さらに、映画『アリスとテレスのまぼろし工場』で、岡田麿里監督が原作・監督・脚本作品を務めることが発表されました。。
岡田さんといえば『あの日見た花の名前も僕たちはまだ知らない。』など多くの作品で脚本を務め、2018年には『さよならの朝に約束の花をかざろう』で初めて監督を担当した人物。これまではタイトルやキービジュアルなどしか明らかになっていなかったのですが、公開日やトレーラー、さらにはメインキャストなど詳しい情報が続々と発表されました。
公開日は9月15日ということで、もうまもなくです。MAPPAとしては意外にも初のオリジナル劇場アニメーション作品ということで、オリジナル作品でもヒット作を生み出せるのかに注目といえます。