◆自信満々なナミが可愛い!うるティ戦が決着!

 そして物語は再び鬼ヶ島に戻ります。前回、まさかの復活を遂げたうるティ。ウソップの機転による攻撃“サルガッソ”で、お玉の救出とうるティの拘束に成功します。

 ここからがナミの反撃。いつも通り、天候棒(クリマ・タクト)から雷雲を生み出すのですが、ゼウスが乗り移った効果により、なんと出てきた雷雲自体にゼウスが憑依しています。

 ここでゼウスがのん気に新しい名前をナミに求めるのですが、ここでナミが思いついた名前が“わた”。ここの自信満々の顔がまたかわいいのですが、ゼウスは気に入らなかったのか、リクエストをしていながら、ナミの命名を無視。改めてゼウスと名乗ります。

 このときナミが一瞬ながら、不満と照れを感じさせる表情を見せるのが輪をかけてさらにかわいい場面。このディテールも実は原作漫画では描かれなかったTVアニメ独自のカットであり、後述のお玉の活躍が見所の回でもあるのですが、実は随所のコミカルな演出が光る回でもあります。

 サルガッソに包まれ身動きが取れないうるティにめがけて、ついにナミが放つ“雷霆(らいてい)”。見事にうるティに炸裂したかと思いきや、身動きが取れないと思わせる作戦だったのか、うるティはヒラリとそれを回避。絶望を感じさせる表情のナミにめがけて、うるティは反撃を放とうとします。

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 しかし、実はゼウスの意思は雷撃自体に憑依しており、外したかと思われたナミの雷霆となったゼウスが、うるティに突撃。見事、直撃させることに成功します。この場面でのうるティの強烈な悲鳴と、墨絵のような描写がまた壮絶で、大技らしい特に派手な場面として描かれていました。

 紆余曲折あったうるティ戦でしたが、ついに決着。バオファンのうっかりアナウンスにより、ページワンとうるティの敗北が決定的に公となりました。

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