2月から放送中の『スター☆トゥインクルプリキュア』。
シリーズ16作目ともなると、ネット上で様々な展開予想が巻き起こるのが通例となっています。その中でも気になるのは「追加戦士」の存在。
この流れに乗り、筆者もプリキュア追加戦士予想を論じてみます。結論から言うと、ずばり。
今作の追加戦士は、AIです。
追加戦士はいる? 何人?
AIについて語る前に、追加戦士の有無が先ですね。『スマイルプリキュア!』のように、追加戦士が登場しなかった例もありますから。しかし、『スター☆トゥインクルプリキュア』に関しては、間違いなく存在すると睨んでいます。
理由は、今作のモチーフ。
宇宙をモチーフにした設定やキャラデザインをしているからには、チームも5人になるのが自然だと考えられます。なぜならもちろん、「☆」が完成するから。
先々登場するであろう、全員揃っての必殺技なども、「5人で大きな星を象る」といったシーンの方が画になります。宇宙船の座席も「☆」のくぼみ部分に、計5席が用意されています。今のところはフワとプルンスが座っていますが、彼らは膝の上でも違和感はありません。
今作に登場するプリキュアは、4人でも6人でもなく、5人であると予想します。つまり、追加戦士は1人です。
成長するAI
ここからは、その追加戦士がAIだと予想する根拠です。第7話「ワクワク!ロケット修理大作戦☆」で、ひかるたちの非効率な作業を観察していたAIは、こう訝しみます。
「不必要な仕事が増えているのに、なぜか作業効率は上がっています」
まぁ中学生を4時間ぶっ続けで働かせるようなポンコツAIですから、人間の生産性なんて理解できないかもしれません。地球人に慣れてないだけかな?
「作業時間が増えると完成が遅れます」
「ロケットに飾りは必要ありません」
正確な分析結果を伝えるだけだったAIですが、楽しそうに働くひかるたちを観察して、データを更新するのです。
「ひかる様は、周りを元気にする力があるようです」
これ、筆者は割とビックリしました。
ラウンドキャラクターとフラットキャラクター。
「ラウンドキャラクター」「フラットキャラクター」とは、イギリスの小説家E・M・フォスターが文芸理論書『小説の諸相(Aspects of the Novel)』の中で提唱した創作理論。
簡単に言うと、「ラウンドキャラクター」は作品の中で変化を魅せるキャラのこと。逆に、変化しないのが「フラットキャラクター」です。
主人公やその仲間は、事件と共に大きく成長したり考えを改めたりする変化が多いので、必然的に「ラウンドキャラクター」。『新世紀エヴァンゲリオン』で例えると、碇シンジはラウンド、碇ゲンドウはフラットです。
この理論で考えると、なんとこのAI、ひかるたちと一緒に変化・成長するラウンドキャラクターなのです。
カメラを通して、「AIから見たひかるたち」という演出が挟まっていた点なども考慮すると……。このAIは単なるSFガジェットではなく、作中での役割を持った「キャラクター」である可能性が高い。あるいは、プリキュアとして覚醒するパターンも?
そこで思い出すのが、
そう、ルールー・アムールの存在。AIがプリキュアになった前例はあるのです。
声優さんが大ベテラン!
次に気になるのは、声優さんですよね。AIが追加戦士だとしたら、キャスティングも抜かりないはずですから。エンドロールを確認してみると……、「伊藤美紀」さん。大ベテランですよ!
『マリア様がみてる』の小笠原祥子、『ドラゴンボール超』の人造人間18号、『カードキャプターさくら』の大道寺園美(知世ちゃんのお母さん)などを担当してきた、声優歴20年以上のベテラン声優さんが配属されておりますよ!
これは……!
当たってるんじゃないでしょうか……!?
ちなみに、公式サイトの「キャラクター」→「とりまく人々」の中にも、AIはしっかり紹介されています。
今はモブキャラなAIが意志を持ち、ひかるたちへの態度を変えるような展開があれば、プリキュア覚醒待ったなしでしょう。
はたして、今作の追加戦士はAIなのか。『スター☆トゥインクルプリキュア』の今後に注目です。
(Edit&Text/ヒダマル)
©ABC-A・東映アニメーション ©ABC TV
スター☆トゥインクルプリキュア :スタプリ | 東映アニメーション
©ABC-A・東映アニメーション