2018年10月に「約8年ぶり」に続編アニメの放送が始まった『とある魔術の禁書目録Ⅲ』(以下、禁書目録)。
「わぁ、ずいぶんと久しぶりだなぁ」と感じたのも当然。8年なんて長い年月を経て続編が始まるとは思いもしなかったですね。
さてそんな『禁書目録』、第4話からは学園都市の「暗部」と呼ばれる、表舞台には決して姿を表さない曰く付きの者たちが、まさに暗躍するストーリーになっています(原作では15巻)。
そこで出てくる「暗部」の組織。
「グループ」
「アイテム」
「メンバー」
「ブロック」
「スクール」
……あれ、誰がどこに属していたんでしたっけ?
ということで、今回はこの「暗部」の構成員の中で、特に重要な組織である「グループ」「アイテム」「スクール」にスポットを当て、そしてどこに誰が属しているか、皆さん思い出しましょう。原作未読者の方は予習としてご覧くださいませ。
グループ
おそらく暗部の中では一番新しく、また唯一科学サイドと魔術サイドが混じり合った異質の「グループ」。戦闘能力についても一番高いほうなのではないでしょうか。
構成員の中の共通点としては「守るべき(戦闘から避けたい)人がいる」「大切な人(達)を上層部に人質に取られているような状態」こと。そのため「グループ」として仲良く……ということは皆無ですが、利害関係が一致していることからなんだかんだで結託して仕事を処理することが多いです。
「グループ」内でのリーダーはいませんが、実質は土御門がリーダー的存在となっています。
◆一方通行(アクセラレータ)
最近ではスピンオフ作品で主役を務めている、文句なしのレベル5の第一位。
「0930事件(前方のヴェントの襲撃、木原数多との交戦)」以降に暗部に入ることになり、以降は謎の男から暗部の仕事を受けることとなります。
守るべき人は「打ち止め(ラストオーダー)」。今まで全てを壊してきた(また実験とはいえ彼女の妹達を殺害してきた)彼が「何かを変えられるかも」と感じさせた存在であり、そして彼がファンからロリコン呼ばわりされるようになった一因でもあります。
◆土御門元春(つちみかどもとはる)
学園都市のとある高校に席を置き、また「必要悪の教会」にも属している多角スパイであり、主人公・上条当麻の友人。
作内でも珍しい、魔術と科学両方のサイドにいてどちらの力も使用できる万能タイプなのですが、能力者としてはレベル0(能力は「肉体再生」)。
魔術と科学の衝突を避けようと各所を走り回る苦労人であり、特に魔術サイドに巻き込まれた当麻のサポートもよく行うことが多いです。
守るべき人は義妹である「土御門舞夏」。その溺愛ぶりは本物なのですが、一説では一線を越えてしまっているらしいです。つまりシスコン。義妹だから大丈夫なのだろうか……?
◆結標淡希(むすじめあわき)
作中屈指の実力者の白井黒子と同様の、レベル4で空間移動系の能力「座標移動」を司る女の子。
黒子との「残骸(レムナント)」を巡る争奪戦の末、一方通行にボッコボコにされてトラウマを抱えてしまい、仲間の能力者も学園都市に囚われてしまったことで、彼らを救うためにグループに所属することになりました。
能力者としてはレベル5に匹敵する力を持っているのですが、「自身を移動できない」過去のトラウマからレベル4に留まっているそうですが、今後の展開からそれを克服し、他のメンバーに恥じない能力を持てるようになります。
守るべきものは、上述した「仲間」。またショタコンの気があるそうで、グループ内からもネタにされています。
◆エツァリ(海原光貴)
アステカの魔術師で、上条当麻を中心とする勢力を内側から崩壊させるべく暗躍していた魔術サイドの人間。土御門と同じく、魔術サイドと科学サイドの両方に属しています。
変身の魔術を持っており、普段は御坂美琴などが在籍する常盤台中学理事長の孫である海原光貴の姿を借りて活動しています。
もとは中米の魔術結社に属しており、当麻の討伐もその組織からの命だったのですが、本来あまり乗り気では無かった様子。
現在は、元々好意を持っていた「御坂美琴」を守るためにグループで活躍しております。そのおかげか、ファンからは(美琴の)ストーカー呼ばわりされています。