アイテム
「グループ」同様高能力者が3/4人も属する戦闘能力が高い組織であり、作中の活躍も比較的多いメンバーが所属しています。
メンバー全員が女性であり、「グループ」と比べるとファミレスで雑談をする描写(特に『とある科学の超電磁砲』で多い)があることから、ある程度メンバーの仲は悪くない様子。
リーダーは麦野が務めています。
◆麦野沈利(むぎのしずり)
レベル5で「原子崩し(メルトダウナー)」の能力を持つお姉さん。
結構なお嬢様でありながら残忍な性格をしており、戦闘時に昂ぶりが増すと口調が荒くなるのが特徴。「原子崩し(メルトダウナー)」もレベル5内では特に攻撃的な能力でもあり、戦闘能力は作中でもかなり高い方とされています。
『とある科学の超電磁砲』では美琴が「妹達(シスターズ)」の計画を知って、各研究所を潰して計画ごと終わらせようと行動した際に、それを阻止すべく研究所から依頼を受けて一戦を交えています。
美琴の退治には失敗しましたが、「妹達計画」の全貌を知った後は、あえて手を出さない方が美琴が苦しむだろうと考え退いていました。
ファンからは麦のんなどと呼ばれたり、フレンダからは可愛らしい姿を暴露されたりと、意外とネタにされ気味なところも魅力です。
◆滝壺理后(たきつぼりこう)
レベル4の「能力追跡(AIMストーカー)」を持つ、無表情でどこかぼやっとした女の子。
先述の美琴戦において麦野は彼女の能力で居場所を追跡して攻撃するなど、「アイテム」の中でもサポートに特化したポジションにいます。
それ故か、暗部の衝突の際には最も倒すべき存在とされてしまい、しまいには後述する垣根帝督と対峙するようになります。
メンバーの中でもスタイルが良いほうで、同じくプロポーションとしては申し分無い麦野ですら、「やっぱデカい」と思わせるくらいの持ち主です。
◆絹旗最愛(きぬはたさいあい)
「窒素装甲(オフェンスアーマー)」の能力を持つレベル4で、見た目は小学生のような中学生です。「アイテム」の中では最年少で、比較的まともなタイプの女の子です。
能力の名前の通り窒素を操る他、ミサイルなどの武器を使って相手する攻撃的な戦闘能力を持ち、暗部として申し分ない実力で活躍します。
『禁書目録』では特徴的な口調で話す人が多いのですが、最愛は会話の中に「超」を付ける描写が見られます。
また戦闘でテンションが上がっている時は一方通行のような口調に変わることも。
◆フレンダ=セイヴェルン
「アイテム」の中では唯一能力が判明していないですが、ぬいぐるみを模した小型爆弾やトラップを仕掛けて敵を翻弄する戦闘スタイルが特徴の女の子です。
登場時はフレンダという名前のみが知られていてファーストネームは明かされていなかったのですが、原作の新約では、妹であるフレメア=セイヴェルンが登場したことでフルネームがわかるようになりました。
よく「結局」と付けて話す癖があり、たまに「〜って訳よ」と言うことも多いです。
作中では他のメンバー同様、暗部の闘争に加わるようになるのですが、とある理由からフレンダは壮絶な結末を迎えることになります。果たしてアニメだとどう表現されるのやら……。
◆浜面仕上(はまづらしあげ)
暗部の闘争時点ではアイテムの所属ではなく彼女らの部下という立ち位置にいる、レベル0の元スキルアウトの学生です。
アニメ第二期の最終話、美琴の母である御坂美鈴を殺す指名を受け、最後には当麻に男女平等パンチを食らわせられた、あの人です。
彼は作中では「第三の主人公」という、上条当麻・一方通行と同じく主人公格に上がっていくという、読者からも全く予想されなかったほどの活躍を遂げる一人です。今回の暗部の闘争に置いても、とある事情から麦野と一人戦うこととなります。