今季絶賛放送中の、椋木ななつ先生原作の漫画『私に天使が舞い降りた!』(以下、わたてん)。
「コミック百合姫」発の百合百合とした世界を見せてくれる本作品、放送が始まるやいなや、視聴者の間であることが少々話題となりました。
それは、2018年秋アニメ『SSSS.GRIDMAN』(略称、グリッドマン)の新条アカネと星野みやこがものすごく似てないか……? ということ。
そこで今回は、なぜ新条アカネと星野みやこがなぜ似ていると言われているのか、そして本当に似ているのかどうかを調べてみたいと思います!
新条アカネと星野みやこの簡単なプロフィール
まずは2人の簡単なプロフィールを見ていきましょう。最初は『わたてん』のみゃー姉こと星野みやこから。
・誕生日:9月9日
・血液型:A型
・身長:163cm(アニメ公式サイトでは162.7cm)
・年齢:18〜19歳(大学1年生で浪人設定は無いため)
・髪の長さ:ショート(前髪は左目が隠れるくらいの長さ)
・髪の色:濃いめのピンク
・瞳の色:赤
・CV:上田麗奈さん
続けて『グリッドマン』の上半身担当(Pixivのみの通称ですが)新条アカネのプロフィールです。
・誕生日:不明
・血液型:不明
・身長:不明(女性の平均身長157cm と同じくらい?)
・年齢:15〜16歳(高校1年生で浪人設定は無いため)
・髪の長さ:ショート
・髪の色:薄めのピンク
・瞳の色:赤
・CV:上田麗奈さん
確かに共通点が多いプロフィール
これだけ見ると、年齢などは少々違えど外見面は非常に似ていますね! 見た目に関しては、どちらも他者評価で「美人」と言われていますし、見た目もとってもナイスバディです! どちらかというとアカネの方がおっぱいが大きいようにも見えますが、みやこも服の上からしっかりとわかるほどのモノを持っています。
アカネの身長は大きい方では無いように見受けられますが、みやこは163cmと、女子大学生の平均身長(158.2cm)よりも高め。
身長は恐らく5cm近く違いますが、年齢が3歳ほど離れているとなると、アカネが18歳になった時にはもう少し大きくなっているかもしれないですね。
星野みやこも新条アカネも声優は上田麗奈さん
その他、どちらも担当声優が上田麗奈さんであることが似ていると言われる要素の一つになっています。
星野みやこも新条アカネも、上田麗奈さんの本気の演技が強く光っています。さすがデビュー2年目で1人17役を演じきっただけの実力はあります。そして彼女の演技は癖になります……。
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外見だけでなく内面も似通っている?
上記の内容だけであれば「声優以外はマシュ・キリエライトにも似てるじゃん?」となりますが、2人が似ていると言われているのは、外見以上に性格などの内面も似通っていることが理由になっているようです。
まず星野みやこの方ですが、性格はかなり内気でお店の店員とまともに話すことのできない重度の人見知りです。大学は服飾などのデザイン関係を専攻しており、こっそり趣味にしているコスプレも自身で衣装を作れるレベルと手先は器用、お菓子作りも得意で、星野ひなたや白咲花、花と隣に引っ越してきた姫坂乃愛、お母さんからも絶賛されるほどの腕の持ち主です。
しかしオシャレには無頓着なのか、家では基本ジャージ姿で暮らしているようです。また運動も苦手な様子。そして花を見る目から、花自身に危険人物扱いされ、夏祭りに出掛けた際は後ろからこっそり浴衣姿を盗撮していたおかげで御用されかけたという、いわゆる残念美人です。
周囲からの評価は散々ですが、ひなたや花を思いやる気持ちは本物です。
続いて新条アカネ。登場時は世界の創造主から気に入らない人を殲滅しようとする残虐な性格が大きくクローズアップされていましたが、元々は一人ぼっちで日々の鬱屈した感情を持つ、ある種普通の女の子でした。
自らが作り出したツツジ台にいる、怪獣が生み出した人物も「新条アカネを嫌いにならない」という設定をされていただけであり、本人はあまりコミュニケーションが得意でない(所々に「クラスの人気者」としては不自然な言動が見られる)、本来は暗い性格であることも知られていきます。
学校でも仲の良い友達2人とよく会話している描写がありましたが、それもどちらかというと上記の設定によるものである可能性が高いです。最後に六花と本当の友情を確かめあえたのはのは、彼女にとって救いと言えるのか、それとも一つの罰なのかはなんとも言えませんが……。
そして彼女の特技として怪獣フィギュアの作成があります。その精工さは本作を見ての通りで、作ったフィギュアはガラスケースで大切に保存するくらいに大切にしていることがわかります。
また内海将と特撮(怪獣)トークで盛り上がれるなど知識も深いオタク気質であることもわかっています。
私生活はかなりだらけており、部屋はゴミ袋だらけ。私服もほとんど着替えることはなく制服をまとい、家に帰ったときには適当に靴下を脱いで放るなど、オシャレなどにも全く興味がない様子でした。
また料理などをする描写は無く食事もコンビニ弁当など、恐らく家事なども行わないなど、いわゆる生活力? も低めなのかもしれません。
彼女らの内面を比べてみると
・内気な性格(みやこは人見知り、アカネは言い方が悪いが「根暗」?)
・オタク気質(みやこはコスプレと衣装作り好き、アカネは怪獣好き)
・私生活がだらしない(みやこは「ニート」と間違われるレベル、アカネはそもそも生活が破綻している)
・物創りスキルが高い(みやこはお菓子と衣装、アカネは怪獣フィギュア)
といった部分が似ていると言っていいでしょう。
ただし、明確に違うところもあるので、何から何まで似ているというわけではないかなと思います。
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結論:だいたい似ている!
シリアス展開が続いた『グリッドマン』の中で最も重要な人物であり、作中の世界では「神」にも近かった新条アカネと、日常系の中の日常系とも言える『わたてん』の主人公で、小学生に一目惚れしたりニートに間違われるなど、平和な世界の登場人物を比較するのはとても違和感のあるお話ではありますが、ここまで共通点があると、もはや「似ている!」と言っても差し支えないなぁと思いますね。
ただ色々調べてみる限り、似ていると言われるのは内面要素よりも外見の類似性、そして、どちらも担当声優が上田麗奈さんであることが大きな要因なのかなと考えられます。
実際ニコニコ動画やPixivなどではファンによるコラボ絵やMADがちらほら作られており、全く違う世界観の中で共通する2人の言動とギャップが、見ている側からしても楽しませてくれています。
一部では、現実世界に戻ったアカネの数年後がみやこだったら……という声もあります。こんなに楽しい日常を送っている彼女を想像するとなんだか感慨深いですが、だからといって警察のお世話になるほどの危ない人にならなくてもとも言いたくなります(笑)。
モチロンですが、公式では両者でコラボレーションがあるわけではなく、『わたてん』には原作が存在しており『SSSS.GRIDMAN』は『電光超人グリッドマン』を原作とした作品のため、意図的に2人が似ているというわけではありません。放送時期による偶然なのでご注意を。
(Text/頭皮ぱっしょん Edit/鳥丸ちとせ)
©椋木ななつ・一迅社/わたてん製作委員会
Ⓒ円谷プロ Ⓒ2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会