恋愛は駆け引きと言いますが、必ずしも男子にこびる必要はありません。ずっと引いたままのクール系の方でも大丈夫。
単純な男子は勝手にあれこれと妄想してくれます。
とはいえ、妄想させるには隙を作ることが必要です。そしてその隙を自然に演出できるのが“ぼっち女子”なのです。ぼっち女子はエネルギーを使わずして、男子が気にかけてくれます。コスパの高い恋愛術ですね。
現在放送されている『ゆるキャン△』にも、孤高のぼっち女子がいます。しかもメインヒロイン。
今回はそのソロキャンパー、志摩リンを通じて、ぼっちかわいい女子の恋愛術を学びましょう。
◆ぼっち女子は一目を置かれるように見える
<画像引用元:https://yurucamp.jp/second/episodes/02.php より引用掲載 © あfろ・芳文社/野外活動委員会>
人は普通、周りの目が気になる生き物ですよね。誰にも相手にされない寂しい自分を見られることに、抵抗があります。要は可哀想と思われたくないわけです。
しかしぼっち女子は、そんなことを意に介しません。
休み時間にみんなで机を囲んで談笑している間も、ひとり自分の席で読書をしたり宿題を済ませたりしています。
誰かに「あの子、孤独で可哀想」と指をさされても、ひとりが恥ずかしいと思わないので、気にすることはありません。
そんな達観した大人の雰囲気に、男子は「あの子、他の女子と違うな」と一目を置くようになります。
もしくは、「ひとりで可哀想。声をかけてみようかな」と勘違いする男子も出てくるでしょう。
『ゆるキャン△』の志摩リンも、図書室でひとり読書にふけることが日課です。
なでしこたちと出会うまで、仲良しは斉藤さん一人だけ。移動もひとり、バイトもひとり、キャンプもひとり。孤独を受け入れ、誰にも流されず、自分を持っているように映ります。
ぼっち女子はミステリアス(に映る)
<画像引用元:https://yurucamp.jp/second/episodes/02.php より引用掲載 © あfろ・芳文社/野外活動委員会>
男子は「何を考えているのかな」と、表情が読めない女子に魅力を感じやすいです。
窓の外をぼーっと眺めていたり、イヤホンを付けたまま机に伏せていたりと、ムダに女子の輪へ交わらない潔さに、心の余裕や奥行きを感じるからですね。
恋愛のはじまりは相手への興味なので、ぼっち女子の一匹オオカミっぷりは、ミステリアスに映ることでしょう。
「自分には彼女の孤独がわかる」と勝手に共感し、勝手に守ってあげたくなるはずです。
そして志摩リンは、意外とモノローグの感情が豊かです。
しかし外見はまさに、何を考えているかわからないクール系女子。
斉藤さんのボケへ冷静にツッコミを入れることはありますが、大きな声は出さず淡々としています。その微妙なノリのよさが、逆にミステリアス。
◆ぼっち女子は心がきれい(に感じる)
<画像引用元:https://yurucamp.jp/second/episodes/07.php より引用掲載 © あfろ・芳文社/野外活動委員会>
男子は、女子同士の陰口や同調圧力といった、閉鎖的なコミュニティーが苦手です。
そのグループの子と付き合いでもしたら、「あいつ、○○○だわ」と自分の悪口も共有されるのでは……と心配になりますよね。
しかしぼっち女子は、グループでつるまないため、醜さが見えません。
孤独というブランディングができており、男子は「孤独の痛みを知っているあの子が、人を蔑むはずがない!」と、謎のピュアフィルターを発動させます。
志摩リンも悪口を言わないというか、そもそも苦手なものとムリに付き合うようなことはしません。
後に仲良くなる、各務原なでしこにはじめ誘われたときも、露骨にイヤな表情を浮かべます。ひとりの自由を侵されたくないわけです。
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◆ぼっち女子は尊重してくれる(という願望)
男子は、自分を尊重してくれる女子が好きです。
というよりも、そんな女子じゃないと長く付き合えないという実情でしょうか……。
趣味や嗜好、仕事のスタイル、休日の過ごし方に理解がある女子に包容力を感じます。
逆に自分の領域にギャーギャー言う女子には、窮屈さを感じることでしょう。
志摩リンは自分がキャンプに夢中なので、彼氏の趣味にもきっと寛容があるハズです。
そしてこちらがキャンプに興味をもてば、内心では喜びつつも、淡々とレクチャーしてくれるかもしれません。
――コスパの高い恋愛術を実践したいなら、ぜひとも志摩リンのような、“ぼっち女子”を目指してみてはいかがでしょうか?
注意点は、同性の友達が減るリスクがあることです。あと効果があるのは美人に限ります。
〈文/うだつ 編集/チャールズ野田〉
※この記事は2018年2月19日に配信した記事の再編集版です。
© あfろ・芳文社/野外活動委員会