以前2019年のアニメーション映画のラインナップが熱い! という記事をアニギャラ☆REWに寄稿しているのですが、当時は2017年の初夏ということで、あれから時間も流れラインナップにも若干変更や、さらに強力なタイトルが発表になっています。
そこで、2019年を迎える今。改めてこの2019年の要注目のアニメーション映画を紹介しておきます。
どれもビックタイトルです!
スパイダーマン:スパイダーユニバース
ソニーピクチャーズアニメーションの最新作にして、すでに海外では2018年末に公開をスタートして大絶賛の下、大ヒットとなっている作品が『スパイダーマン:スパイダーバース』です。
本作はスパイダーマンのアニメーション映画化ということでも注目なのですが、ただのスパイダーマン映画ではないところもポイント。様々なスピンオフが製作されているスパイダーマンというブランドですが、本作ではその様々な世界線のスパイダーマンが共演するという今までのスパイダーマンとも違った試みに挑戦している作品です。
『レゴバットマンザ・ムービー』など、数々の名作を生みだしているフィル・ロードとクリス・ミラーコンビが絡んでいる案件としてもマチガイナイ一本です。
日本公開は2019年3月8日(金)です。
トイ・ストーリー4
海外のアニメーション作品としても今年の一番のビッグタイトルと言えるのが、PIXARの看板タイトルである『トイ・ストーリー』シリーズの最新作、『トイ・ストーリー4』です!
アニギャラ☆REWでも2016年末時点でもピックアップしているほど、かなり前からアナウンスはされていた作品ではあるのですが、この長い間に監督を務めるはずのジョン・ラセター氏が謹慎となってしまったり、結果的に監督からも外れるという事件が発生している一本。当初はウッディの恋人であるボー・ピープが絡むラブストーリーという話でしたが、脚本が大幅に書き換わっているという報道も出ており、製作体制にかなり心配が募っている状況にある作品です。しっかりとPIXARクオリティを維持できた映画となっているのか不安でもあります。
日本公開は2019年7月12日(金)の夏休み興行にぶつかってきます!
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ミュウツーの逆襲 EVOLUTION
夏休み興行に挑んでくる作品は日本作品もなかなか強力!
まずは近年、映画ブランドも心機一転の体制へと変化してきているポケモン映画。今年のポケモン映画は、記念すべき第1作『ミュウツーの逆襲』をフィーチャーする作品であることが明らかになっており、新年早々新たな映像が解禁となっています。
2019年はアニメーション映画だけでなくハリウッド実写版である『名探偵ピカチュウ』(2019年5月公開予定)も公開されるため、スクリーンでの活躍より顕著な年となりそうです。
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ONE PIECE STAMPEDE(スタンピード)
夏休み映画で忘れてはいけないのが少年ジャンプ作品の劇場版アニメ。2018年は『僕のヒーローアカデミア』がスクリーンを沸かしていましたが、2019年の夏は大本命『ONEPIECE』の最新作が登場。しかも今回はアニメーションシリーズのスタートから20周年というアニバーサリー記念作ということもあり気合が入っている様子です。
近年の『ONEPIECE』の劇場版は原作者の尾田栄一郎先生が大きく関わることが多く、原作とのリンクが強い作品となっています。今年も尾田先生が既に本作の製作には関わっており、尾田先生からは“『ONEPIECE』を終わらせる気か!”というコメントが寄せられているような状態でして、物語の重要な部分が語られる期待も高まっています。
ジャンプフェスタ2019、今年もありがとうございました!
今年の尾田さんのコメント全文はこちらです!
2019年もギャンギャンに!#ジャンプフェスタ2019 #onepiece pic.twitter.com/iayzbvu7pH
— ONE PIECE スタッフ【公式】 (@Eiichiro_Staff) 2018年12月23日
公開は2019年8月9日(金)です。
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天気の子
完全新規タイトルとして要注目なのが、『君の名は。』で一躍、時の人となった新海誠監督の最新作が3年ぶりに劇場公開となります。
新作映画『天気の子』、制作発表させていただきました。身近で壮大で、大いに笑って泣ける(はずの)ドエンタメ映画です。でも同時に、すこしも模範的ではなく、むしろ社会や規範から外れていってしまう人物たちの物語です。でもだからこそこれは自分のための映画だと、誰かに思ってもらえますように。 pic.twitter.com/w4jwTUw0tB
— 新海誠 (@shinkaimakoto) 2018年12月13日
新海誠監督からは“大いに笑って泣ける(はずの)ドエンタメ映画です”という紹介されているので、『君の名は。』のような大衆向けの大ヒット作品を期待できそうです。
公開日は2019年7月19日(金)ということで、『トイ・ストーリー4』公開直後の直接対決となるところも注目。果たしてどちらに軍配が上がるのか楽しみです。
ヒックとドラゴン3(How to Train Your Dragon: The Hidden World)
そして、2018年末時点で未だ日本公開が発表されていないものの、世界的には要注目のビックタイトルとして名前が挙がるのが、ドリームワークス・アニメーションの人気作品『ヒックとドラゴン』の劇場版第3作目にして、完結編である『How to Train Your Dragon: The Hidden World』です。
『ヒックとドラゴン』は日本では第1作目が日本公開されたものの、第2作目は公開希望の署名活動なども活発に行われたりしたものの、劇場公開は惜しくもイベント的に行なわれるのみで、ビデオスルー作品としての日本上陸となってしまいました。
日本の知名度こそ、そこそこではありますが、海外での注目がかなり大きな作品でもあるので、今年の公開“期待作”としてラインナップの最後にピックアップさせていただきました。
――もちろん、アニメーション大国である日本。この他にもまだまだ多数の作品の公開が発表されています。
ざざっとタイトルをあげておくと、待望の続編となる『ガールズ&パンツァー最終章』の第2話が2019年6月15日(土)に公開。また、2017年に『夜は短し歩けよ乙女』や『夜明け告げるルーのうた』で知名度を上げた湯浅政明監督の長編最新作『きみと、波にのれたら』が初夏に公開予定。さらに海外作品ではミニオンでお馴染みのイルミネーション・エンターテインメント最新作『ペット2』が夏に公開予定です。また『ドラえもん』や『クレヨンしんちゃん』、『名探偵コナン』や『プリキュア』といったTVアニメで活躍するお馴染みの面々も新作の公開が発表されています。
もはや、この中の何れかの作品が2019年を代表する大ヒット作品となるのがほぼ確定と言えるようなビックタイトル目白押しの一年。例年に比べても乱戦必至のアニメーション映画興行対決をぜひ、リアルタイムで体験してみてください。
(Edit&Text/ネジムラ89)