各クールのアニメで必ず一つはあるであろう「エッチなアニメ」。
ここ最近は公式レーベルもネタにし出した「僧侶枠」アニメが話題になることが多く、今期も『洗い屋さん!〜俺とアイツが女湯で!?〜』がアニメ化しています。前季はまさかのBL作品だったのですが、今季はいつも通り(?)のハーレムアニメですよ。
しかし、今季はこれを忘れてはいけません。『なんでここに先生が!?』というショートアニメを!
このアニメ、予告編などを見てると純粋にエッチなアニメかと見て取れるのですが、実は結構真面目にラブコメしてるんです。
本記事では「たまたまカラオケに行ったら宣伝をやってたので衝動で漫画を買っていた」筆者が、本作品の魅力をお送りしたいと思います。
『なんでここに先生が!?』とは?
『なんでここに先生が!?』は、週刊ヤングマガジンで連載中の蘇募ロウ氏による漫画で、コミックスは2019年5月現在で6巻まで発売されています。
作品のタイトルは、毎回登場する男子生徒の一言が由来となっています。
アニメは今期4月よりTOKYO MXなどで放送。15分のショートアニメで、1話でだいたい原作2話分の構成になっています。
またアニメ版は原作と比べてセクシーな表現に対して規制が掛かっているのですが、一部は「もっとたゆたゆVer.」として表現規制が解除されたバージョンがdアニメストアなどで配信されています。
内容は至ってシンプル。
川沼西高校を舞台に、年上の女性教師と男子高校生がエッチなハプニングを交えつつカップルとなっていくというストーリー。各10話ごと(ちょうどコミックス1巻分)に1カップルで構成されているオムニバス形式なので、どの巻から読んでも作品の世界に入りやすいのが特徴です。
鬼と呼ばれる厳しい先生から聖母と呼ばれる美術教諭、幼馴染の体育教師、はたまた15歳の天才ALTやらアイドルの教育実習生など様々な先生達と色んなシチュエーションを堪能できます。
先生と生徒との恋愛って倫理的にいいのか!? と感じますが、漫画の世界なので大丈夫です。むしろ女性教師との恋愛なんて男の夢じゃないか。
それでいて二人の恋愛の芽生えであったり、先生と生徒という難しい間柄に悩む姿もあるなど、ラブコメとしてのストーリーもしっかりと描かれているので、単純なエロい漫画としても楽しめるのが魅力の一つであると言えます。
とにかくエロい! そして先生かわいい!
本作は一言で言ってしまえば「とにかくエロい!」 です。
エロいといってもアレのシーンは無く、またカップルとして関係が進んでいく中でも「先生と生徒という間柄までは付き合わない」という制約をお互いに課しているので、健全と言えば健全な作品なのでご安心ください。とある巻では教師と生徒でラブホテルに行っても一線を超えなかったくらいなのでご安心を(何が安心なのかわかりませんが)。
とはいえエッチなハプニングは毎回発生するわけで、そのハプニングに対する先生達の顔や身体の描写がまぁエッチなんです。直接的な描写じゃないからこそ、そこにエロスを感じるといいますか、なんと言いますか……。
大まかに言うと、コミックス1巻の「児島加奈編」から、カップル相手の佐藤一郎とトイレで××××してたり、保健室で先生に座薬を挿れたり、うっかり図書室で先生に×××をかまして絶頂させたり……。
すいません。結構直接的な表現になるのでここでは伏せておきます。
また表紙絵を見て分かると思いますが、先生達がかわいいんです。
体付きもナイスバディな人が多く、顔もかわいい。そしてそんな可愛い人たちがエッチな目に合うんです。最高。
モチロン絵の好みは人それぞれではありますが、いわゆる萌え絵に近い丸みのある柔らかそうなタッチなので、絵目的で見てみるのもアリではないかなと思います。
気になった人はぜひ漫画を読んでほしい!
アニメについてちょっと残念だと個人的に思っているのが、おそらく尺の問題なのでしょうが、原作全部がアニメ化されていない点と、表現の規制が強いが故にエッチさが少し減っている点。
これらについては正直仕方がない部分ではあるのですが、原作を見ている立場としては少々物足りなさを感じてしまうのです。いや別に私がエロスを渇望しているわけではないですよ。
動画配信サイトでは、上記の通り一部表現規制の外れた「もっとたゆたゆVer.」が公開されているのですが、こちらは声の規制が無いくらいで伏せ表現は取れていないことが多いんです。児島加奈編では伏せ表現が「こら」と書かれた先生の絵なんですが、これだと逆に僧侶枠アニメみたいにギャグっぽさが際立ってるように見えちゃうんですよね……。
まぁそれでもエロいことに変わりはないんですが。
なお全ての伏せ表現が無い完全版は、今後発売予定の原作7巻〜9巻に付属予定だそうなので、こちらを観たい方はお預けとなります。
なので、アニメを観たけどもどかしい! と感じたり興味が湧いた方には是非漫画も読まれることをオススメしたいです!
(Edit&Text/頭皮ぱっしょん)
◆Check!!
©蘇募ロウ・講談社/なんでここに先生が!?製作委員会