2020年秋は、50本以上のアニメが放送されていました。そのため、見逃した作品も数多くあるのではないでしょうか。
そこで今回は、2020年秋アニメの中で、時間のある時にイッキ見して欲しいオススメアニメを3つ紹介。
恋愛&ギャグから超能力系まで話題になった作品を厳選してチョイスしたので、ぜひお気に入りの作品を見つけてください。
<画像引用元:https://munounanana.com/story/ より引用掲載 ©るーすぼーい・古屋庵/SQUARE ENIX・「無能なナナ」製作委員会>
◆ラノベ原作アニメが好きな方にオススメ!『キミ戦』
<画像引用元:https://kimisentv.com/ より引用掲載 ©2020 細音啓・猫鍋蒼/KADOKAWA/キミ戦製作委員会>
イッキ見したい作品として最初に紹介するのは『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』(略称、キミ戦)。
『キミ戦』はライトノベル原作の作品ですが、最近のラノベアニメでは珍しい異世界系ではない純粋なファンタジー作品となっています。
そんな『キミ戦』は、ラノベにある定番の展開、人気の展開を集めた作品で「ギャグあり」「モテモテあり」「バトルあり」とラノベのいいところが盛りだくさん。放送中は「これはいいラノベ展開だ」と視聴者に人気でした。ラノベ原作のアニメが好きという方には、ぜひとも観ていただきたいです。
帝国と皇庁が戦争をしている中、それぞれの国の重要人物である主人公とヒロインが恋に落ちる。そんなストーリーが『キミ戦』では展開しています。ラノベ作品の特徴である、ヒロインたちがありえないほど主人公に惚れる描写が全面に押し出されているのが本作の見どころの一つです。
<画像引用元:https://kimisentv.com/story/ より引用掲載 ©2020 細音啓・猫鍋蒼/KADOKAWA/キミ戦製作委員会>
主人公に惚れていると言っても、ヒロインにとっては敵国の要人。簡単に好意を顕にするわけにはいきません。そもそも戦争中の敵国同士なのですから、戦場以外で会うことなどないハズ……。しかし、ラノベの神様はそんな常識など意に介しません。主人公が休暇のために、中立都市に出かけると、なぜかそこには同じように休暇に出かけているヒロインが……。
また、バカンスに出かけると、任務で来ているヒロインとばったり遭遇。偶然は安息日だけに留まらず、戦場でも度々発生。主人公とヒロインは運命に弄ばれているとしか思えないほどの出会いを繰り返していきます。
<画像引用元:https://kimisentv.com/story/ より引用掲載 ©2020 細音啓・猫鍋蒼/KADOKAWA/キミ戦製作委員会>
「もう、なんでここにキミがいるのよ!!」
そして、いつしかヒロインは「中立都市に出向けば、偶然を装って主人公に会えるのでは?」と考える始末。
「あれ君たち……戦争は?」
このアニメにはそんな気軽さがあります。舞台が戦争中の2国間なので、少し重い展開になるかと思いきや、この作品は、そこをギャグ展開で面白可笑しく描いています。
本作は、少し都合のいい展開が多すぎますが、ラノベアニメはそういったところも面白い点の一つ。興味を持った方はぜひ、視聴してみてください。
◆刺激的な展開が好きな方にオススメ!『無能なナナ』
<画像引用元:https://munounanana.com/ より引用掲載 ©るーすぼーい・古屋庵/SQUARE ENIX・「無能なナナ」製作委員会>
『無能なナナ』もイッキ見したいアニメの一つ。
本作は漫画原作のアニメで、サスペンスも騙しも頭脳戦も楽しめる作品です。
そんな『無能なナナ』で、特に反響が大きかったのは第1話。この話は非常にトリックの効いた回で、多くの視聴者が騙され「うわーそういうことか」と盛り上がりをみせました。本作は、第1話と2話で作品の雰囲気が大きく変わる系……1話で大きく引き込まれる系の作品となっています。
<画像引用元:https://munounanana.com/story/ より引用掲載 ©るーすぼーい・古屋庵/SQUARE ENIX・「無能なナナ」製作委員会>
今述べたように、『無能なナナ』は第1話と2話で大きく話の筋が異なります。そのため、深くあらすじを語ることはできませんが、超能力を持った人間のいる世界で、人類の敵と呼ばれる怪物と戦うため孤島の学園で訓練する少年少女のストーリーが大筋を占めています。
あらすじからも分かるように本作には、多数の超能力が登場し作品を盛り上げてくれます。登場する超能力は「能力の無効化」というメタ系のものから「不老不死」や「時間遡行」などのチート級の能力まで様々。このレベルの能力者が『無能なナナ』では、1話で1人くらいのペースで登場します。そのため、観ていて飽きることはありません。
そういった点から、多くの超能力者が登場する作品が好きな方や、超能力者が登場する作品を多数視聴している方にオススメの作品と言えます。
<画像引用元:https://munounanana.com/story/ より引用掲載 ©るーすぼーい・古屋庵/SQUARE ENIX・「無能なナナ」製作委員会>
そんな『無能なナナ』の面白い部分は、毎回主人公がピンチに陥るところ。展開的には、『DEATH NOTE』に近いかもしれません。ピンチになった主人公・月(ライト)が策を凝らして切り抜ける。この作品もそんな感じです。しかし、『DEATH NOTE』ほど理屈を並べ立てるわけではないので、気楽に頭脳戦を楽しめるのも魅力の一つ。「ちょっと根拠が薄いけど、一応筋は通ってなくもないかな」くらいの頭脳戦が、この作品の見どころです。
『無能なナナ』は、能力者が次から次に登場すること、主人公が毎回ピンチになるなど怒涛の展開が満載。トントン拍子で話が進むので、刺激的な展開が数多く待ち受けています。
興味を持った方はぜひ、チェックしてみてください。
◆スタイリッシュな演出が好きな方にオススメ!『アクダマドライブ』
<画像引用元:https://akudama-drive.com/ より引用掲載 © ぴえろ・TooKyoGames/アクダマドライブ製作委員会>
『アクダマドライブ』は独特の世界観を扱ったオリジナルアニメです。このアニメもイッキ見したくなる作品の一つ。
そんな『アクダマドライブ』で特に反響が大きかったのは、スタイリッシュな演出の数々。そして、そこへ加わる作画の良さ。あるシーンでは、あまりの作画と演出の良さに、「これは劇場版レベルなのでは?」と囁かれるほどでした。
また、世界観や背景も作り込まれており、物語に引き込まれるような作品となっています。こだわりの感じられる作品が好きな方にオススメのアニメと言えるでしょう。
<画像引用元:https://akudama-drive.com/story/01.html より引用掲載 © ぴえろ・TooKyoGames/アクダマドライブ製作委員会>
『アクダマドライブ』は、ある依頼のため集められた犯罪者「アクダマ」たちに巻き込まれていく、一般人が主人公の物語。本来は一般人のはずが、気づけば犯罪者の一員になっているのが、この作品の面白いところ。
また、この作品の特徴の一つとして上げられるのが、固有の人名は登場せず職業のようなもので呼ばれること。例えば、運び屋やハッカー、中には喧嘩屋というものも。キャラの特徴と名前がマッチすることで、非常にキャラの把握がしやすいです。キャラと名前が一致しにくい方にうってつけの作品になっています。
<画像引用元:https://akudama-drive.com/story/03.html より引用掲載 © ぴえろ・TooKyoGames/アクダマドライブ製作委員会>
そんな『アクダマドライブ』の魅力は、やはりスタイリッシュな演出の数々。時々ゲームのようなカットインも入るので、ハマる方は「うおぉっかっけー」と最高に盛り上がれるでしょう。
また、特殊な演出だけでなく、カメラの角度も素晴らしいです。アニメでカメラの角度というのも変ですが、キャラを魅せる視点がいいです。キャラを格好良く魅せる構図がしっかりしていると言えばいいでしょうか。『アクダマドライブ』では、画面に迫ってくるような躍動感が感じられます。特に戦闘シーンでは、構図の良さが際立っており、劇場版レベルと言われるのも納得。「作画が良い」の一言で片付けてしまうのは、勿体ないほどの出来となっています。
オリジナルアニメにしては、そこそこ綺麗に終わった作品でもあるので、興味がある方はぜひ、アクダマたちの活躍を目撃してみてください。
――イッキ見したい2020年秋アニメを3つ紹介してきましたが、興味を持っていただけたアニメはありましたか。
紹介したい作品は他にもたくさんありますが、その中でも厳選した3作品を選びました。癖が少なく、アニメ好きなら面白いと感じるであろう作品を選んでいるので、まだ観ていない作品があれば、ぜひこの機会に観てみてください。
〈Edit&Text/天乃ひる〉
TVアニメ「キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦」公式サイト
©2020 細音啓・猫鍋蒼/KADOKAWA/キミ戦製作委員会
©るーすぼーい・古屋庵/SQUARE ENIX・「無能なナナ」製作委員会
© ぴえろ・TooKyoGames/アクダマドライブ製作委員会