ゲーム『ポケモン』の完全新作、『Pokémon LEGENDS Z-A』(以下、『Z-A』)の発売が2025年に決まり、トレーラー映像が公開されました。
『Z-A』の舞台は、ミアレシティということから、『XY』に大きく関係するゲームなのではないかとファンの間で話題になっています。
それと同時に、『XY』でメガシンカが実現しなかった「あのポケモン」のメガシンカや、ゲーム内では『ブラック・ホワイト』のリメイク版につながる何かがあるのではと考察されています。
◆「未来のミアレシティ」が物語の舞台?
華々しいイメージのあるミアレシティには、ミステリー的な要素が数多くあります。
たとえば、ミアレステーションの時刻表に書き記された「助けを 求む いつもの 場所で 待つ」という謎のメッセージや、高層ビルに出現する幽霊などです。
『XY』では、これらについて謎のままだったので、来年に発売するゲームでは、こうした謎について解き明かされるかもしれません。
そして気になる『Z-A』の時系列ですが、2022年に発売された、前作の『Pokémon LEGENDS アルセウス』は、『ダイヤモンド・パール』の舞台であったシンオウ地方、ヒスイ地方の古代が描かれていました。
『Z-A』ではミアレシティについて「再開発」と記されていることや、トレーラー映像でバーチャル空間のような街並みが映し出されたことから、『XY』の未来の街の姿が描かれるかもしれません。
◆久しぶりの「メガシンカ」が復活?
トレーラー映像では最後にメガシンカのシンボルマークが意味深に表示され、『ピカブイ』以来のメガシンカ要素の復活が示唆されています。
『オメガルビー・アルファサファイア』では、パッケージイラストの伝説のポケモンのグラードン、カイオーガ、レックウザのメガシンカまたはその派生のゲンシカイキが新しく登場しました。
『XY』でも同じ立ち位置のイベルタル、ゼルネアス、ジガルデなどの伝説のポケモンたちのメガシンカが登場するのではないかとファンの間で噂されています。
特にジガルデについては『Z-A』のタイトルロゴのZとAの文字がジガルデの体の色や模様を連想させるデザインになっていることや、『XY』であまり掘り下げがされなかったことから物語の鍵となるポケモンになる可能性が高そうです。
◆AZについての掘り下げアリ?
『XY』をプレイした人であれば、タイトルから真っ先に思い浮かぶのはあのポケモントレーナー、AZなのではないでしょうか。
彼は数千年もの時を生きるかつてのカロスの王で、物語のキーとなる「最終兵器」に大きく関わる人物という重要なキャラクターでした。
AZは『XY』に対応するマイナーチェンジ版がないこともあってか、出自などまだまだ謎の多いキャラクターです。
また、ファンの間では、「感動的なラストシーンがあるのにキャラ描写が少ない」という声も上がることが多いキャラクターでもあります。
そうした理由から、『Z-A』でさらなるキャラクターの掘り下げがあるかもしれません。
『X・Y』では自分のもとを去ったフラエッテと約3000年ぶりに再会するというラストを迎えましたが、そこから彼がどうなったのか気になるファンも多いのではないでしょうか。
◆『ブラック・ホワイト』のリメイクにつながる要素が?
『ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』の発売から約2年が経った今、『ブラック・ホワイト』のリメイクが多くのファンに期待されています。
トレーラー映像には「人とポケモンの共存する街」というミアレシティの説明が登場しますが、そこで思い起こされるのが人とポケモンの共存がテーマだった『ブラック・ホワイト』のストーリーです。
『ブラック・ホワイト』とその続編『ブラック2・ホワイト2』では、「ポケモンを人間から解放する」という歪んだ思想を持ったNが主人公との出会いによって最終的にポケモンと人間の共生を望むようになりました。
ミアレシティの再開発に、Nもしくは『ブラック2・ホワイト2』に登場したN派のプラズマ団員が関係している可能性もあるかもしれません。
このように『ブラック・ホワイト』のリメイクとつながるようなストーリー展開や描写もあるのではないかと期待の声が上がっています。
──『ポケットモンスター』シリーズは『ルビー・サファイア』における『エメラルド』など、どの作品もマイナーチェンジ版が発売されていますが、『XY』のみ発売されていません。
よって、『Z-A』が、ミアレシティの数々の謎を解き明かしてくれるのかというのも、注目すべきポイントといえるのではないでしょうか。
〈文/michel 編集/乙矢礼司〉
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『Pokémon LEGENDS Z-A』公式サイト
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