ラストラン興行と謳われている状態でこんなに過酷なチケット争奪があっただろうか!?

 2021年6月12日(土)より『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の上映映像がアップデートされ、『EVANGELION:3.0+1.01』というこれまでの3.0+1.0バージョンから3.0+1.01バージョンへと映像の調整をされたものが上映されることが発表されました。

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 さらに同日より追加の来場者特典の配布やドルビーシネマでの上映も実施されることが明らかになり、シンエヴァの興行も大詰めを迎えようとしています。

 映像も特典も気になるということで、早速映画館に足を運んで来ようと思ったのですが、「さすがエヴァ」とでも言うのか、上映前から事件はスタートしていました。

 初日の座席予約に至るまでで、すでに苦労がありました。

◆大阪だけ公開日が違った!?

 ほとんどの地域では、2021年6月12日(土)から劇場上映をスタートした『EVANGELION:3.0+1.01』でしたが、実はその日に上映をスタートしなかった地域があったことをご存知でしょうか。

 その地域というのが大阪

 東京など緊急事態宣言の延長に伴う休業要請を受けて、長らく大型の映画館では休業が続いていましたが、2021年6月1日から各種営業再開を発表していました。自身が住む大阪府一帯も他地域同様に営業を再開したのですが、大阪のみ土日の営業に関しては引き続き休業要請が出されており、肝心の初上映の日は、どこのシネコンも映画館自体が閉まっていたのです。

 そんなわけで大阪の『EVANGELION:3.0+1.01』の上映は実質6月14日(月)が初日となってしまったのです。

◆当日0時の座席予約の戦い!

 先行して上映を迎えた他地域では、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が各所で満席続出となっていることを聞いていたため、大事をとって座席予約がスタートする当日の0時前にはパソコンの前でスタンバイです。ちなみに、ここにも緊急事態宣言の余波が生まれており、本来数日前にはオンライン予約ができた映画館の座席予約システムが、一時的に当日0時からとなっています

 いざ、大阪上映の初日である6月13日(日)の24時……もとい6月14日(月)を迎えた途端、すぐさま想定していた、鑑賞映画館の公式サイトをリロード。つい先ほどまで予約不可能な扱いだった、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の上映回が選択可能になっていることを確認し、すぐさま予約画面へ進みます。

 0時ちょうどにアクセスしたといっても、それでも一番乗りではないのが恐ろしいところ。すでに座席選択画面はいくつか、すでに先約で埋まっているところがあり、秒単位での予約レースが始まっていることを思い知ります。個人的にはできるだけ中央の席に座りたいと、中央めの座席を選択しました。しかし、これが良くありませんでした。中央めの座席は人気が高く、私がアクセスした時には空席でも、座席選択をしようとしているわずかな時間の間に他の方に先に予約に入られてしまっていたらしく、決済画面に進もうとしても“すでにその座席は別の人によって予約されている”というエラー表示が出てしまいました。

 仕方なくリロードして、別の座席を選択しようとするのですが、リロードするたびに徐々に座席は埋まっていくばかり、なんとか現時点での最良の席を取ろうと選択すればするほど、決済画面には進まず、同じように先約が入ってしまうエラーが表示されてしまい、一向に座席を予約できないまま席は埋まっていってしまいます。

 結局、気付いた時には前方の端の席しか残っていないような状態となっていました。この時点でまだ予約可能になってから5分も経過していません。エヴァンゲリオン恐るべし。私は座席予約に敗北してしまったのです。

◆座席予約に負けても諦めるなかれ!?

 念のため、他の上映回もチェックしたものの、どこのスクリーンも即満席。わずかに前方の席や端席が残ってはいたものの、できれば中央寄りの席で観たい自分は、座席予約の戦いから一度諦めようとしました。しかし、これまでの経験から勝負はまだ終わっていないことを思いだしました。

 座席予約が埋まっているように見えても、仮置き状態で未決済の場合があるからです。まだ予約開始して間もない時間なので、とりあえず座席を確保しておき、結局決済にまで済まさずにキャンセルする人が現れることがあるからです。

 案の定、一度は埋まり切っていた座席予約ページですが、ある程度時間が経過してからアクセスすると、中央の席にポツリポツリと空席が出現していました。

 そんな空席をすかさず確保。こうして一度は諦めかけた予約争奪戦で、無事座席の確保に成功し、大阪での『EVANGELION:3.0+1.01』の初日の上映の切符を手に入れたわけです。

 座席の予約争奪戦が起こるような話題作の上映の際、一度座席が埋まり切ってしまっても、諦めなければ座席を予約するチャンスが残っているかもしれないですよ。

◆肝心の『EVANGELION:3.0+1.01』はどうだった?

 翌日、うっかり寝坊することもなく……というか寝坊してもいいように、お昼以降の上映回を選んだわけですが、無事『EVANGELION:3.0+1.01』を観てきましたよ。

<EVA-EXTRA-EXTRA(著者私物)>

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 今回のバージョンアップは、ストーリーに変化があるようなものではなく、カット毎に細かな修正を行なったものなのだそう。複数回観ているとはいえ、以前の鑑賞からひと月以上が経過していたので、明確に以前と変化しているシーンの把握はできませんでした。ただ「あっ、ここでこんなセリフを言っていたのか」「よく観たらこのシーンでこんなことをしていたのか」と、これまでの鑑賞で把握できていなかった要素を発見するような体験となり、改めて『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の密度の濃さを思い知りました。実際バージョンアップしたおかげで生まれた“気づき”もあるのかもしれませんね。

 新たな来場者特典である公式謹製36P冊子『EVA-EXTRA-EXTRA』も、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』以前のとあるシチュエーションが漫画で描かれていたり、制作陣による「えっ」と思わせるようなイラストも載っていたりと充実した内容となっていました。

 すでに複数回観ていた『シン・エヴァンゲリオン劇場版』でしたが、今回の『EVANGELION:3.0+1.01』で思ったよりも満足している自分が居たことにびっくり。違いがわかる人間ではないながらも、それでもお気に入りの映画を改めて映画館で観るとこうも気持ちが満たされるものなのだなと、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を好きな自分を再発見する機会となりました。

 さようなら、全てのエヴァンゲリオン。と言いつつもラストラン上映の間にもう一回見納めをし直しに行きたくなる、そんな『EVANGELION:3.0+1.01』でした。

〈文・撮影/ネジムラ89〉

《ネジムラ89》

アニメ映画ライター。FILMAGA、めるも、リアルサウンド映画部、映画ひとっとび、ムービーナーズなど現在複数のメディア媒体でアニメーション映画を中心とした話題を発信中。缶バッチ専門販売ネットショップ・カンバーバッチの運営やnoteでは『読むと“アニメ映画”知識が結構増えるラブレター』(https://note.com/nejimura89/m/mcae3f6e654bd)を配信中です。Twitter⇒@nejimakikoibumi

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