180人以上のアイドルが登場する『アイドルマスターシンデレラガールズ』(以下、『デレマス』)では、ただ声が付くだけではなくソロ曲やユニット曲が与えられるようになります。
アイドルにとってソロ曲やユニット曲は、その魅力を最大限に引き出す重要な要素であり、またアイドルの新たな印象をつける役割を持っていることから、『デレマス』はアイドルソングという枠組みに捕われないジャンルの楽曲が数多くリリースされているのです。
今回はその中でも、普段はツンデレでイジられキャラの神谷奈緒ちゃんにピックアップし、彼女の可愛さと奥面にあるかっこよさを醸し出す3曲をご紹介いたします!
「 2nd SIDE」
視聴はコチラ→http://columbia.jp/idolmaster/cinderella/COCC-16877.html
まずは1曲目。奈緒ちゃんのデビューソングである「2nd SIDE」です。
ダンス・ポップなメロディに乗せる、好きな人への想いを伝えたい、けど先に気づいてほしい! という青春ぽさ全開の楽曲です。普段の奈緒なら言わなさそうな言葉の数々ですが、いざ歌に乗せるとノリノリな奈緒ちゃんがとってもかわいいです!
しかし、歌詞は可愛いそのものですが、曲調は作曲家のESTi氏得意のダンスナンバーだけあって、奈緒ちゃんの実はカッコいいところもあるんだぞ、という一面も見られる面白い楽曲になっています。
とはいえ、奈緒ちゃんのツンデレかわいい要素にこのラブソングも相まって「奈緒はクール(属性)じゃなくてキュート(属性)だろ」と言われる一因にも…(笑)
なおESTi氏は、この他『デレマス』には新田美波とアナスタシアのユニット曲「Memories」や第6回シンデレラガールズ総選挙の各属性上位3人による「恋が咲く季節」、『アイドルマスター2』では「Little Match Girl」も提供しております。
「Neo beautiful Pain」
2曲目に紹介するのは奈緒ちゃんのかわいいイメージをごっそりと変えた、「Neo beautiful Pain」という楽曲です。
ダンスナンバーという点では同じではあるものの、こちらはより緩急の激しいサイケデリックなEDM。サビの頭の開放感ある空気からつながる4ビートのバスドラがとにかくエモーショナル!
また先述の「2nd SIDE」と比べ、歌詞も叙述的でどこか寂しさを覚える内容になっており、かっこよくもどこか切なくなる“青さ”が全面に押し出されているように感じます。
後述する「Trancing Pulse」や同時期に制作された、『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』(以下、『デレステ』)初の楽曲「Nothing but You」の印象から、奈緒ちゃんは電子音バリバリのカッコいい曲を歌うイメージが付き始めた中でのソロ曲であったため、「奈緒はやっぱりクールだ」と改めて実感したプロデューサーも多かったそうです。
作曲したAJURIKAこと遠山明孝氏は、渋谷凛ちゃんのソロ曲「Never Say Never」やCINDERELLA MASTER Cool jewelries! 001でのユニット曲「Nation Blue」、アニメで初公開されたアナスタシアちゃん(アーニャ)の「プロジェクトクローネ」で発表された「Nebula sky」といった、いわば『アイマス』のカッコいい曲担当とも言える楽曲を多く提供しております。
参加しているユニットの楽曲もカッコいい!
ソロ曲の他にも、奈緒ちゃんはユニット曲にもいくつか参加しているのですが、その楽曲もカッコいいものが勢揃いなのです。
例えば、『デレマス』で当初より人気が高かった、渋谷凛ちゃんと北条加蓮ちゃんとのユニット「トライアドプリムス」では、「TrancingPulse」「trinity field」の2曲を出している(「trinity field」は2018年6月時点で『デレステ』のみ発表)のですが、どちらもかっこよさ全開、パワー溢れるラインナップとなっています。
数あるユニット曲の中から、『デレステ』のイベント曲「Nothing but You」を最後に紹介します。
前述した遠山明孝氏による楽曲であり、「Neo beautiful Pain」と似たアップテンポかつ切なさを感じるダンスソングです。
特に知ってもらいたいのが、このイベントでの奈緒ちゃんのポジション。
この楽曲はクール寄りの楽曲だったのですが、クール属性のメンバーは奈緒ちゃんとアーニャのみ。
パッション属性の星輝子ちゃんはソロ曲こそメタルであるものの「クール」とは少し違い、キュート属性で猫キャラを全面に押し出す前川みくにゃんは、そもそもクールとは縁遠いキャラクター。同じくキュートの中野有香ちゃんもかわいいをアピールする方針が強かったことから、なぜ自分たちが選ばれたのか、自分たちにクールな一面を出すことができるのか心配なところがあったのです。
そんな中奈緒ちゃんは、今までのユニットではイジられたり(主にトライアドプリムスの面々)苦労人な役が多い印象だったのですが、今回は自身の得意なジャンルであり、イベント中のエピソードでは、「みんなが不安に思っている分、あたしが先陣を切ってパフォーマンスしなきゃ!」と、いつも以上に頼もしい奈緒ちゃんが見られるのです。
少しでも気になった人は『デレステ』から始めることをオススメする!
今回は奈緒ちゃんのカッコよさを感じさせる楽曲を3曲ご紹介いたしました。
しかし『アイマス』の音楽の魅力は、アイドル一人だけをピックアップするだけでは1%くらいしか伝えられないんです! それくらいソロ曲やユニット曲には、アイドルの魅力を引き立てる楽曲が勢揃いなのです。
とかく、私も『アイマス』にハマるきっかけになったのは、PSP版ゲーム『アイドルマスターSP』で初出となった我那覇響ちゃんのソロ曲「Next Life」という、これまた遠山明孝氏作曲の「トランス」に分類されるダンス曲でした。
「これがアイドルの曲!? 嘘やろ…」
一瞬にして「『アイマス』の楽曲」に魅了されて、なんだかんだでずっと『アイマス』を追っかけているのです。アニメに限らず、何かにドハマリするきっかけはこういった些細なところから始まるものだと私は思います。
ということで、少しでも神谷奈緒ちゃんが気になった方は、ぜひ『デレステ』から始めることをオススメします! スマートフォンやタブレットで気軽に始められる点や、ちょっとずつ進めることで各アイドルのストーリーが見られること、音ゲーの難易度も5段階あり、音ゲーが苦手な人でも気兼ねなく始められます。
ちなみに、『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』という音ゲーも出ています。こちらは天海春香や如月千早をはじめとした765プロのアイドルを含めた52人(しかも全員ボイス付き!)のプロデュースができるスマホ版の音ゲーなので、765プロを知っている人はこちらから始めるのもおすすめですよ!
(Edit&Text/頭皮ぱっしょん )
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