『ラブライブ!サンシャイン!!』1期のBlu-ray挿入曲は学年別の曲Aqours全員で歌う曲の2パターンがあります。

どれも間違いなく良い曲ですが、Blu-ray挿入曲には隠されたメッセージが存在するのではないでしょうか?

そう思った理由のひとつに、“ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 2nd LoveLive! HAPPY PARTY TRAIN TOUR”の名古屋公演と神戸公演のライブ演出があげられます。

本記事では、2ndライブツアーで好評だった、「G線上のシンデレラ」「太陽を追いかけろ!」の2曲をフォーカス。

ライブの演出や歌詞などから、この2曲に隠されたメッセージを紐解いていきます。

Aqours 2nd LIVE HAPPY PARTY TRAIN
画像引用元:ラブライブ!サンシャイン!! Official Web Site
上記サイトAqours 2nd LIVE 特設サイトより引用

3年生の大人な雰囲気にイチコロ!「G線上のシンデレラ」

「G線上のシンデレラ」はBlu-ray第5巻の購入特典曲です。

ボーカルは松浦果南黒澤ダイヤ小原鞠莉の3年生組。

本楽曲は、イントロやBメロのセリフ部分など、3年生組の持つ大人な雰囲気があります。

1年生が担当する「Waku-Waku-Week」は元気いっぱい、とにかく可愛い。

2年生が担当する「空も心も晴れるから」はスローテンポでストーリー性が強い。

それぞれ個性がありますが、3年生が担当するこの曲、「スクールアイドルを出来ることが楽しくて仕方ない」という3年生組の気持ちが込められた曲なのではないでしょうか。

そんな雰囲気が分かる歌詞の一部が以下になります。

だから精一杯 楽しんじゃえ
疲れるまで
ずっと踊ろう? 盛り上がってね!

歌詞やメロディーのみならず、他の部分にも注目したいと思います。

ひとつはなんといっても衣装。

最年長である3年生の大人なイメージを表現したドレスになっています。

小原鞠莉役の鈴木愛奈さんがtwitterで衣装の写真を公開しています。


とても綺麗に、頭からつま先まで細かくデザインされていますよね!

また、2ndライブツアーで披露された際、演出として、1、2年生がバックダンサーのように登場し、3年生をエスコートするといった演出がとられました。

これは、3年生と他のメンバーの関係を表した演出であるとも推察されます。

アニメ1期では、千歌たちがスクールアイドルを開始する約2年前、3年生の3人はAqoursとしてスクールアイドル活動をしていたことが明かされました。

そして、第9話「未熟DREAMER」では、本当はもう一度スクールアイドルがしたい気持ちでいっぱいの3年生を1、2年生が迎え入れるシーンがあります。

3年生は最後の加入ということになっていますが、2年前にスクールアイドルとして活動していたため、彼女たちは年齢のみならずスクールアイドルとしても先輩であると言えるのでは。

「G線上のシンデレラ」では3年生が歌う中で、バックダンサーのように現れた他のメンバーが、色々な意味で先輩の3年生を立てた演出なのかも知れません。

『サンシャイン!!』のキャッチコピーにぴったり「太陽を追いかけろ!」

「太陽を追いかけろ!」はBlu-ray第7巻の購入特典曲。

この曲は先述の「G線上のシンデレラ」とは異なり、学年ではなくAqours全員で歌う曲です。

本楽曲は、名古屋公演、神戸公演の両日共に最後の曲として歌われています。

「太陽を追いかけろ!」のポイントは、“ライブ用に特化した盛り上がりを魅せる”という点です。

ラストに歌われているこの曲ですか、現時点の公演でキャストのお決まりのセリフとなっている「最後の力を振り絞る」を表現したモノだと思います。

この曲がラストであることにより、実際に最後の力を振り絞ったラブライバーの方も多いでしょう。

さらにただ盛り上がるだけではないのもこの曲の魅力です!

この曲には『ラブライブ!』を通してのキャッチコピーである「みんなで叶える物語」と『サンシャイン!!』で千歌が何度も言葉にしてきた「私たち輝きたい」を表した曲であると言えます。

◆曲名の「太陽」が何を表しているのか

ここでは、「太陽を追いかけろ!」というタイトルですが、「この太陽が何を表しているのか」を考察していきます。

解釈の仕方として、Aqoursが求めている輝きである「太陽」と、私たラブライバーがAqoursという輝きを追いかけているという意味の「太陽」の二通りがあげられます。

この曲はメンバーの点呼から始まります。

キャストが1~9を点呼したのちに、ライブではラブライバーの方が10を点呼されるのも少なくない光景だと思います。

2ndライブツアーではこの際にリーダーの高海千歌役である伊波杏樹さんがラブライバーの方の点呼を静かに聴いていたとか、聴いていないとか、このあたりはラブライバーの方と審議したいところです。

少なくとも私は聴いていてくれたように感じました。

このように、キャストとファンがひとつになれる曲でもあり、「私たち輝きたい」に合った、まさに“輝き”を表した曲だと言えます。

今後のライブでも、ぜひ使われる曲であって欲しいですね!!

(Edit&Text/宮木昴)


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