2019年2月27日23時、Nintendo チャンネルにてついに『ポケットモンスター』(以下、『ポケモン』)の新作タイトルが発表されました!
今作は「ソード」「シールド」の2作となり、新しい地方を舞台に「最強のポケットモンスター」をテーマとして、現在鋭意開発中とのことです。
本記事では、動画内で公開された情報から筆者が気になった部分をピックアップ。『ポケモン ソード・シールド』がどのような展開になるのか予想したいと思います。
なぜタイトルが「ソード」「シールド」なのか?
作品の要となるであろう「ソード」と「シールド」というタイトル。10年ほど前までは「ルビー・サファイア」「ダイヤモンド・パール」といった宝石関連が名前に使われていましたが、「ブラック・ホワイト」以降は、ストーリーに大きく絡んでくる伝説のポケモンにちなんだタイトルになる傾向が見られています。
本作の「ソード」「シールド」の意味はモチロン「剣」と「盾」。ポケモンの公式略称も「ポケモン剣盾」と書かれていますし、タイトルロゴもそれぞれ剣と盾の上部に、獣の顔のような意匠が見られます。
となると、今回の「ソード」「シールド」は、それぞれ剣と盾がモチーフとなる伝説ポケモンが登場するのでしょうか。
新地方「ガラル地方」のモチーフはイギリスか?
本作の舞台となるのは「ガラル地方」。
開発中の画像やトレーラーを見ていると、形状や大きな時計台が見られることから、モチーフはイギリスではないかと予想されます。海外がモチーフとなるのは「ブラック・ホワイト」以降の定番ですね。
イギリスではないか? と予想される理由については他にもあります。一つは先にも述べたように、地方全体の形がイギリス本土を逆にするとガラル地方のマップに似ていること。もう一つはイギリスの観光名所、ビッグベンことウェストミンスター宮殿の大時計に近い姿をしていること。
風景的にドイツにも似ているとも思いましたが、開発中のゲーム映像で見られるレンガの建物を見ると、レンガの積み方がイギリス積みと呼ばれる方式に近い……あくまで近い! のではと思われた(ドイツの場合は小さいレンガを小口に積む方式が多い)ため、筆者はイギリスがモチーフなのではと予想しております。
もう一つは、ディレクターの大森氏の「人とポケモンが共に暮らしながら、協力して産業を発展させています。」という発言。
この一言だけで考えるのはさすがに愚直かもしれませんが、イギリスから始まったとされる「産業革命」を彷彿とさせる言葉であると受け取ってよいのではないでしょうか。
「サン・ムーン」には無かった「ジム」が復活!?
一つ気になったのは、上記の大森氏が仰った、「ジムを巡り、憧れのチャンピオンを目指します」という言葉。
『ポケモン』のゲームでは「主人公がバッジを集めてポケモンリーグを目指す」というパターンが非常に多かったのですが、前作「サン・ムーン」には「ポケモンリーグ」という概念が無く、4つの島を巡る「しまめぐり」という一種の儀式がストーリーになっていました。
しかし今作は、既にジムが存在していること、またガラル地方にもチャンピオンと呼ばれる人がいることが分かりました。ポケモンリーグという施設自体があるのかは定かではないですが、久しぶりにジム戦を堪能することができそうです。
ガラル地方は自然が豊かな地域と、発展した街が点在しているようなので、その地域に見合ったジムリーダーがいたらいいですね!
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気になる要素がまだまだ多い!
満を持して情報公開された新作の「ソード」「シールド」。発売は今冬世界同時発売予定ということで、あと半年ほどは待たねばならないようです。
紹介された新たな御三家ポケモン「サルノリ」「ヒバニー」「メッソン」以外のポケモンや新しい要素も、時が進むに連れて公開されていくでしょう。
「X・Y」でのメガシンカ、「サン・ムーン」でのZワザといった、ポケモンバトルにおける新たな要素があるのかどうかも気になります。個人的にはトレーラー終盤で出ていたサッカースタジアム? に出る主人公の姿が気になります……。もしかしてポケモンとサッカーするとかでしょうか?
まさか筆者も、初代をプレイしてから早23年、大人になっても『ポケモン』の新作情報にワクワクさせられるとは思いませんでした。まだまだ気になる要素がいっぱいの「ソード」「シールド」。新しい情報の解禁を楽しみに待ちましょう!
(Edit&Text/頭皮ぱっしょん)
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