4年程前、ナイアンティックと株式会社ポケモンによって共同開発されたスマートフォンアプリ『ポケモンGO』のことを覚えていますか。

ポケモンGO 画像<画像引用元:https://www.pokemongo.jp/ より引用掲載 ©2020 Niantic, Inc. ©2020 Pokémon. ©1995-2020 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.>

 当時は、『ポケモンGO』を片手に運転や、勝手に私有地に侵入するなどの行為が横行するほどの社会現象となっていました。

 このようにリリース当初は話題にもなっていましたが、4年も経てば熱も冷めるもの。今ではそれほど話題上がることはありません。

 しかし、『ポケモンGO』は着実に進化していたのです。

 今回は、そんな4年もたった今あの『ポケモンGO』がどれくらい進化を遂げているのかを紹介していきます。

◆知らないポケモン続出!? 今の『ポケモンGO』はどれだけ種類がいるの?

ポケモンGO かわいい 画像<画像引用元:https://pokemongolive.com/ja/post/buddyadventurelaunch/ より引用掲載 ©2020 Niantic, Inc. ©2020 Pokémon. ©1995-2020 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc.>

 ポケモンって、とっても多くの種類がいますよね。あまりにたくさんいるため、ゲームを全世代プレイしていないと名前の分からないポケモンがたくさん出てきてしまいます。たとえ、プレイしていても、マイナーなポケモンの名前はすらっと出てこないことも。

 そんな何世代も積み重なっているポケモンたちですが、『ポケモンGO』リリース直後は第1世代と呼ばれるポケモンたちだけが登場していました。この第1世代というのは、最もポピュラーとも言われている世代で、ピカチュウやリザードン、ミュウなどの登場した世代のことです。ゲームで言えば、赤、緑、青、そしてピカチュウ版の頃に登場したポケモンたちを指します。

 『ポケモンGO』で久しぶりにポケモンに触れた世代にとっては、とっても懐かしい思いをしたのではないでしょうか。青春時代捕まえたあのポケモン、当時好きだったあのポケモンを捕まえてみたいとスマホ片手に町を歩き回った人も多いハズです。

 この第1世代だけでも151匹いたわけですが、4年経た現在の『ポケモンGO』は一体何種類のポケモンがいるのでしょうか。

 ……。

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 その数はなんと、600種類ほど。いやー多いですね。

 世代で言えば、第5世代まで登場していることになります。ゲームで言えば、ブラック・ホワイトの世代です。この世代の有名なポケモンは、ドリュウズ、エルフーン、ゾロアーク辺りでしょうか。

 「いやいや、全然わからん」という方もいますよね。それもそうでしょう第5世代は1996年発表の第1世代から14年も開いているのですから。

 それくらい経ってしまえばゲームに触れなくなってしまった人たちもたくさんいます。知らないポケモンが登場してしまうのも仕方ありません。「知らないポケモンが多いとちょっとやる気が」という方もいるでしょう。

 しかし、やっていれば勝手に覚えるようになります。それに、懐かしいポケモンだけでなく初めて出会うポケモンを見つけるのは、とってもワクワクしますよ。

 ポケモンに初めて触れ「なんじゃコイツわー」と驚いていたあの頃を思い出すのではないでしょうか。

◆機能充実!! 4年前のユーザーが知れば感激するシステム

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  リリース直後、より多くのポケモンが出現するようになり、ポケモンを捕まえる楽しみが倍増したと紹介しましたが、「いやいや、こんなに種類がいたら、欲しいポケモン集まらないじゃん」とも思いますよね。

 確かに色んな種類が登場しすぎて、同じポケモンを集めるのに苦労します。しかし、そこは、アップデートされたシステムでカバーしているのです。

 ここでは、リリース当初にはなかった当時のユーザーが聞けば感動してしまうシステムを紹介していきます。

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 ▼その1 相棒ポケモンシステム

 このシステムは自分の捕まえた好きなポケモン1体を選択し、一緒に冒険できるというモノです。

 サトシがピカチュウを肩に乗せて冒険している姿に憧れた人もいるのではないでしょうか。それが疑似体験できるシステムです。ちゃんとマップ画面にも登場し、移動に合わせて動いてくれます。

 しかも、この相棒に設定したポケモン。歩数によって進化や強化に必要なアメを持ってきてくれるのです。これにより、進化させるには何度も同じポケモンを捕まえる必要性が薄れてくれます。実に画期的なシステムですよね。レアなポケモンを捕まえたけど、進化や強化ができないと悩んでいたあの頃が嘘のようです。

 さらに、この相棒ポケモンは近くのポケストップからギフトを運んできてくれたり、おみやげと呼ばれる特殊なアイテムをくれたりすることもあります。

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 また、プレイヤーはそんなポケモンたちにお菓子をあげたり、撫で回したり、AR機能で一緒に撮影したりと触れ合うことも出来るのです。本当の相棒のようで驚いてしまします。

▼その2 すごいわざマシン

 すごいわざマシンはそのポケモンが覚えられる技の中から好きな技を選択し覚えさせることのできるアイテムです。

 『ポケモンGO』で捕まえたポケモンたちは、複数種類がある技からランダムで選ばれた技を覚えています。この覚えている技で問題なのが、露骨に強い技と弱い技があること

 せっかく手に入れた強いポケモンでも、技が弱ければ台無しですよね。プレイヤー同士の対戦も活発になっているので、技の厳選は必須です。

 そんな状況を改善するのが、わざマシンでした。わざマシンは覚えた技を忘れさせもう一度、ランダムに技を覚えさせるものです。しかし、このわざマシンにも欠点がありました。それはわざマシンを使用してもどの技を覚えるかはランダムであること。欲しい技が出なくて泣いた方も多いでしょう。

 それを改善したのが、すごいわざマシンです。これにより、失われたレガシー技も覚えられるようになり、ポケモンの育成が楽になりました。

▼その3 GOバトルリーグシステム

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 このバトルリーグシステムは、なんと自宅にいながら他のプレイヤーとポケモン対戦ができるシステムなのです。

 リリース当初の『ポケモンGO』をプレイしていた方なら分かると思いますが、『ポケモンGO』って自宅にいるとすることがないんですよね。自宅のすぐ近くにポケストップやジムがある人は別ですが……。そんな人は稀です。

 いつポケモンが出現するかも分からない画面を眺めているのも暇でした。特に過疎地に住んでいるプレイヤーなどは、ほとんどポケモンが出現せず飽きてしまったのではないでしょうか。

 そんなプレイヤーために、作られたのがこのバトルリーグシステムになります。1日最大25回対戦することができ、なんと戦績に応じた報酬も!

 リリース直後のポケモンGOで捕まえたポケモンはほとんどコレクションとしての役割しか果たしていませんでした。しかし、このシステムで対戦に勝つためにポケモンを育て捕まえるという新たな目的が生まれたのです。

▼その4 常駐型イベント ロケット団を倒せ

 これは、いつでも挑戦できるイベントになります。

 リリース直後の『ポケモンGO』の難点として上げられていたのが、イベントが少ないこと。ひたすらポケモンを捕まえ、ジムに配置する……これ以外にやることがありませんでした。しかし、新たに実装されたこの常駐型イベントによってそれが解消されるのです。

 このイベントでは、ポケストップに現れる下っ端を倒し、ロケット団幹部を探していくことになります。ロケット幹部は相当強く、対抗するためにはポケモンを育てなければなりません。また、ロケット団のボスであるサカキが登場するイベントもあり、プレイヤーたちを楽しませています。

 ▼その5 いつでも冒険モード

 これは、『ポケモンGO』を起動していなくとも歩いた距離を記録しその距離によって報酬がもらえる機能です。相棒ポケモンシステムとも連動しており、歩いた距離によりアメを入手することもできます。

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<画像引用元:https://www.pokemongo.jp/howto/zukan/ より引用掲載 ©2020 Niantic, Inc. ©2020 Pokémon. ©1995-2020 Nintendo / Creatures Inc. / GAME FREAK inc.>

 このシステムで便利なのは、タマゴを孵化させる距離を稼げること。

 たくさん溜まったタマゴを孵化させるために、毎回『ポケモンGO』を起動していてはスマホの充電が持ちませんでした。それを改善した画期的なシステムとなっています。

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 以上がリリース直後にはなかった画期的な機能になります。

 他にも細かい部分がたくさん変わっているので、ぜひプレイし確認してください。

◆『ポケモンGO』最大の課題 レイドバトル、ジムバトルは改善された?

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 先ほどは新たに追加されたシステムを紹介しましたが、リリース直後から実装されていたシステムの方はどうなっているのでしょうか。

 SNS等のインターネット上で酷評された「カイリュータワー」や「過疎り過ぎて倒せないレイドボス」など懐かしいですね。

 まず、ジムバトルについてですが、リリース直後のようにカイリューが10体並んでいるなんてことは、もうありません。

 ジムに置けるポケモンの数は6体までと変更され、同種のポケモンもおけなくなりました。また、時間と共に配置されたポケモンの体力が減っていくようになり、ジムを突破しやすくなったのです。

 これにより、強豪プレイヤーのみがジムでもらえるポケコインを独占するようなことはなくなり、時間と場所を選べば誰でも入手できるようになりました。

 ポケコインの希少性は変わらず高いので、無課金プレイヤーにとっては大きな改善と言えるでしょう。

 また、同じようにリリース直後問題となっていたレイドバトルも改善されています。都市部に住んでいる人には関係ありませんでしたが、過疎地に住んでいるプレイヤーはレア度の高いレイドバトルを見つけても人が集まらず、攻略できないなどの地域格差が出ていました。

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 それを改善したのが、リモートレイドパスになります。

 このパスを使用すれば、なんと遠く離れたレイドに参加することが出来るのです。例え過疎地であってもSNSで募集をかければ多くの人がレイドクリアに参加してくれるようになりました。

 このリモートレイドパスはポケコイン100枚必要なので、たくさん手に入るわけではありませんが、以前のように過疎地でレイドボスが倒せないという事態が少し改善されたことには間違いありません。

 住んでいる地域が過疎り過ぎてレイドがクリアできず、やめてしまったプレイヤーは今一度始めてみるのもいいかもしれませんね。

 

 ――以上が4年経過し進化した『ポケモンGO』の紹介になります。

 リリース直後に少し触っただけという方や、長らく引退していた方は知らないシステムが増えていて驚いたのではないでしょうか。

 昔ほどではありませんが、根強い人気は今尚続いています。今後もこのようにプレイヤーが便利になっていくアップデートが続いていくでしょう。

 『ポケモンGO』の不便さに引退した方は、非常に便利になっているので、復帰してみるのもいいかもしれませんね。

(Edit&Text/天乃ひる)


『Pokémon GO』公式サイト

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