聖域編に入ってからロズワールの怪しい言動が目立ちますよね。

 スバルもロズワールを疑っており「お前は、俺たちの敵ってわけじゃないよな」と尋ねている場面がありました。

リゼロ ロズワール かっこいい 画像<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>

 その時ロズワールは「もちろん。君たちは、私の味方だよ」と言っていましたが、普通はこんな言い回しはないのではないでしょうか。

 本当に味方なら「私は君たちの味方」と答えるのが正常ですよね。しかし、それとは違う答えに視聴者の間では「スバルは利用されているのでは?」と疑念の声が上がっています。真実がどうなのか非常に気になりますよね。

 そこで今回は、そんなロズワールが本当は味方なのか敵なのか、そして彼の本当の目的について紹介していきます。

※以下、原作のネタバレに触れている部分がございますので、ご注意ください。

◆ロズワールはスバルの敵? 彼が今まで暗躍してきた事件とは?

リゼロ ロズワール かっこいい 画像02<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>

 聖域編に入ってから怪しい点の目立つロズワールですが、彼の怪しい点は、聖域編に限った話ではありません。これまでの話でも聡明なロズワールらしからぬ行為が多々見受けられます。

 例えば、メイザース領に魔獣や魔女教が侵入した時です。違和感を覚えませんでしたか。王選参加者の1人であるエミリアがいる重要な拠点であるにも関わらず、簡単に侵入を許していることに……。

 しかも、魔女教襲撃に関してはクルシュが言っていたようにハーフエルフであるエミリアの王選参加が発表されれば誰でも予測できる事態でしたよね。また、どちらも、エミリア陣営最大の切り札であり最高戦力であるロズワールが不在の時に限って……

 本当にロズワールはこれらの事態を予測できなかったのでしょうか。作中でもスバルが疑問に思っていましたよね「なぜロズワールは外敵に対してなんの対策もしていないのか」と。

 ロズワールが何の対策もしていない結果、エミリアは何度も死にそうな目に遭いました。いえ、実際スバルの死に戻りがなければエミリアは何度も死んでしまうほどの出来事でしたよね。抜けているなんてレベルではありません。完全な失態です。あのロズワールがこんな事態になるまで気付かなかったのでしょうか。

 ……いいえ、ロズワールは知っていて全てを放置していたのです。魔獣や魔女教の侵入とロズワールの不在が重なったのは偶然ではありません。わざわざ、そのタイミングを見計らって出かけていたのです。

 しかも、ロズワールの背信行為はそれだけではありません。スバルとエミリアが出会った徽章が盗まれる事件。

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 あの事件でエルザに徽章を盗むように依頼した人物もロズワールなのです。つまり、ロズワールは自分が後見人をしているエミリアの徽章を盗むように依頼し、その依頼を阻止したスバルを称え屋敷に迎え入れるという、傍から見ればよく分からないことをしています。

 同じような背信行為は聖域編でも行われており、ロズワール邸にエルザを差し向けるように依頼をしたのも彼なのです。

 さらに、大兎が出現するように天候を大きく操作する大魔術を使用し、ガーフィールがスバルを怪しむように誘導する暗躍っぷり。そもそも「エミリアが聖域に入るように誘導しろ」とフレデリカへ命令を残したのもロズワールで……。

 これでは味方どころか完全に敵、全ての黒幕ですよね。ロズワールはエミリアを王にするために活動していたのではないのでしょうか。どうも行動が矛盾しているように感じますよね。

◆ロズワールはなぜエミリアを裏切っているの? 彼の本当の目的とは?

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 ロズワールがエミリアに背信行為を働いていたことはわかりました。

 では、なぜロズワールはこんな策を巡らせたのでしょうか。エミリアを王選から落選させるため? いいえ違います。そもそもエミリアを王選候補者として連れてきたのはロズワールですよね。ロズワールもエミリアに王選を勝ち抜いて欲しいと本気で思っています。それにも関わらず、なぜこれほどの試練をエミリアに与えるのでしょうか。

 その答えは、ロズワールが持っている叡知の書の複製品にあります。ここでは、便宜上叡知の書としますが、この書は、作中でも語られた通り、魔女教が持っている福音書の完全版であり、持ち主の未来が記載される特別な魔書なのです。アニメでは、ベアトリスが持っている本が叡知の書であると明かされていましたよね。この叡知の書は2冊あり、1冊はベアトリスが、もう1冊をロズワールが持っていたのです。

 ロズワールはこの叡知の書に書かれた未来になるように行動していました。これまでの暗躍も聖域編での策略も全て叡知の書に書かれた結末を引き起こすためだったというわけです。

 つまり、ロズワールがエミリアやスバルに試練を与えているのは、自分の望んだ未来を手繰り寄せるため、必要な覚悟や自信、経験をスバルに持たせることが目的になります。

 徽章の件も、結果的にはエミリア陣営のジョーカーとも言えるスバルを引き入れることに成功していますよね。しかし、叡知の書に書かれているにしても、とてもリスキーな行為です。通常、取れる選択肢ではありません。

 実は、そのカラクリの答えも叡知の書に隠されているのです。この叡知の書の複製品は、エキドナの権能である「この世の全てが記載されている」本物の叡知の書をコピーした本になります。つまり、エキドナがスバルの死に戻りを知っているようにロズワールもスバルの死に戻りを知っているのです。

リゼロ スバル 死に戻り 画像<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>

 正確には、スバルが何かしらの手段でループし、確定するはずだったロズワールの未来を書き換えているということを知っています。要するに、ロズワールは、スバルの死に戻りを利用し叡知の書に書かれている未来になるよう強引に行動していたわけですね。

 ここまで、ロズワールは叡知の書に従って行動してきたと述べましたが、では、叡知の書に書かれている未来とは、ロズワールの目的とはなんなのでしょうか。

 それは、エミリアを王にすること、もっと真実に近づけて言うならばロズワールの師である強欲の魔女エキドナの復活にあります。エキドナとロズワールの関係は後述しますが、ここで気になるのは、エミリアを王にすることとエキドナの復活にどんな関係があるのかではないでしょうか。

 エキドナは現在、死亡し聖域に魂が封印されている状態ですよね。どうやらここから、完全に復活するには、王選決着の際に出現する神龍ボルカニカを殺す必要があるようなのです。

 と言うのも、エキドナの魂を封印した存在こそが、神龍ボルカニカになります。そのため、ロズワールは神龍ボルカニカを殺そうとしているのです。つまり、ロズワールが暗躍している本当の目的はエキドナの復活にあるわけですね。

 エミリアを王にするところまでは、スバルとロズワールの目的は一致しています。しかし、ロズワールの目的がその先にあり、エミリアが王にさえなればその手段は問わない、かつその他がどうなっても構わないと考えているため「君たちは、私の味方だよ」という発言が出たのでしょう。

◆なぜロズワールがエキドナの復活を望むの? エキドナが師ってどういうこと?

リゼロ エキドナ かわいい 画像<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>

 エキドナがロズワールの師であると述べましたが、2人の出会いは遡ること400年も前になります。

 どうやらロズワールは、エキドナに救われた過去があるようで、その流れでエキドナに魔術を習っていました。ロズワールが叡知の書の複製品を持っていたのも、エキドナに師事していたからになります。

 しかし、ある時エキドナは憂鬱の魔人の襲撃に遭い命を落とすことに。エキドナを師匠として以上に、慕っていたロズワールはその事実を受け入れられませんでした。そして、エキドナ復活のため、人生を捧げることを決意します。魔女の復活という凡俗ならば、諦めてしまうほどの途方もない願いでしたが、天才であったロズワールには叶えられる可能性がありました。それが400年もの執念の始まりになります。

 まさに、ロズワールは魔女に魅入られた存在だと言えるでしょう。嫉妬の魔女サテラに魅入られた人たちは魔女教と呼ばれていますが、強欲の魔女エキドナに魅入られたロズワールも本質的には同じような存在なのかもしれませんね。

 エキドナとロズワールの関係、ロズワールがエキドナ復活を願う理由はわかりました。しかし、エキドナが死んで400年、なぜロズワールは生きているのでしょうか。普通ならとっくに死んでいますよね。

 それを可能としたのがエキドナの研究テーマであり、生前惜しくも完成しなかった魂の転写になります。ロズワールはエキドナの死後、その研究を独自の形で完成させ彼女の復活を果たすため、400年間子孫のカラダに魂を転写し続けて生きているのです。本当にとんでもない執念と言えるでしょう。

 ロズワールの暗躍はこの王選から始まったことではなく、400年も前から始まっていたのです。

 

 ――400年間もエキドナの復活を願うなんて、とんでもない執念ですが、一つ疑問に思ってしまうのが、これはエキドナに仕向けられたことではないかということです。

 もしかすると、400年前すでにエキドナはこのシナリオを思い描いていたのかもしれません。ロズワールを弟子としたのも、その才を見込んだからではなく、もしもの時自分が復活するためのコマとなるように……。

 考えるだけで恐ろしいですね。本当のところはまだ明かされていませんが、これから、語られるのではないでしょうか。

(Edit&Text/天乃ひる)

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