'00年代に突如そのワードが登場し、一世を風靡したヒロイン属性「ツンデレ」。釘宮理恵さんが演じた『灼眼のシャナ』のシャナ、『ゼロの使い魔』のルイズ、『ハヤテのごとく!』の三千院ナギなどのメインヒロインたちが作中、かなり高レベルのツンデレスキルを発動し、多くのアニメファンの妄想を掻き立てたのは記憶に新しいです。

 2021年冬アニメでは、人気作品を中心にツンデレキャラが大活躍! かつてのツンデレブームを思い起こさせます。

 ここでは、今季人気を特に集めているツンデレキャラ3人をフォーカス。作中の活躍を交えてご紹介。

◆古き良き暴力系ヒロインの時代が再び?『無職転生』よりエリス

無職転生 エリス ツンデレ02<画像引用元:https://mushokutensei.jp/story/6/ より引用掲載 ©理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生」製作委員会>

 『無職転生』エリスは、今季多くのアニメファンに注目されているツンデレキャラの一人。

 貴族の令嬢で、主人公との関係は家庭教師とその教え子。かなり身分の高い家のお嬢様なので、お淑やかな性格かと思いきや、狂犬と呼ばれるほど凶暴なキャラです。

 凶暴と言っても様々ですが、エリスは気に入らないことがあれば、容赦なく相手を殴る暴力系のヒロイン。主人公との初対面も「自分よりも年下の主人公が家庭教師なんて受け入れられない」と主人公の顔面にグーパンチ。さらにその後も、馬乗りになり主人公をボコボコにするなど凶暴っぷりを発揮しています。暴力エピソードは、それだけに留まらず、過去には暴力事件を繰り返して貴族学校を退学になったことも……。

 エリスは“ツンの部分が暴力”である古いタイプのツンデレです。一昔前、よくメインヒロインの属性として登場したタイプですが、最近では「流石に暴力はなぁ」という意見も多いのか、あまりこの手のタイプのツンデレは見かけません。

 しかし、その凶暴な部分をカバーするのが、エリスの年齢とデレ期の早さ。

 エリスはまだ10歳程という低年齢。エリスのツンも幼い子供の癇癪と思えば可愛いものです。アニメでは、暴力も過剰に演出されていますが、10歳程度の女の子が繰り出す暴力など、高が知れてます。それに加え、エリスはデレ部分を魅せるタイミングも早いです。

 最初こそ、暴力全振りですが、1話進む度に彼女は素直な一面を魅せることが多くなります。

 時には主人公を頼りにし、時には「主人公は、こんなに凄いんだよ」と自分のことのように自慢するエリスが本当可愛い。暴力を振るっていた過去なんて水に流してしまいそう。

無職転生 エリス ツンデレ03<画像引用元:https://mushokutensei.jp/story/6/ より引用掲載 ©理不尽な孫の手/MFブックス/「無職転生」製作委員会>

 暴力シーンのインパクトが強く描かれていたため、デレるシーンがギャップ萌えを生み出し非常に魅力的。特に、照れている様子がたまりません。あの凶暴エリスが照れながらも、主人公のために行動するというシチュエーションだけで萌えます。エリスは、古き良き暴力系ツンデレの良さを最大限発揮しているキャラです。

 話数が進む毎にデレが多くなってくるエリスですが、感情が高ぶった時に暴力が出てしまうのは、その後も変わりません。主人公はそんなエリスの性格に手を焼きながら、いろいろなこと教えていく。その流れる時の中で、徐々に丸くなっていくエリスの様子を眺めるのも『無職転生』の楽しみ方の一つと言えます。

◆ついにデレる時がきた?『リゼロ』よりベアトリス

リゼロ ベアトリス ツンデレ かわいい 画像<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>

 『Re:ゼロから始める異世界生活』(略称、リゼロ)にて、コアなファンから人気集めるベアトリス。非常に幼い見た目をしていますが、数百年を生きる人工精霊。誰にでも高圧的な態度で接する尖った性格で、あまり人と関わろうとしないのが彼女の特徴です。

 無愛想で不遜な態度を取っていますが、実はかなりのお人好し。何度も主人公の命を救っています。毎回お節介を焼くものの「気まぐれなのよ」と絶妙に素直ではないのが可愛い部分。また「~なのよ」「~かしら」と特徴的な話し方も非常に愛らしいです。

 態度はいつもツンツンしていますが、心根は非常に優しいツンデレタイプ。素直になれないというよりは、別れが苦手であるため、人との接触を避けるタイプと言えます。

リゼロ ベアトリス ロリババア かわいい ツンデレ 画像<画像引用元:http://re-zero-anime.jp/tv/story/ より引用掲載 ©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会©長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会>

 というのも、彼女は永遠の時を生きる精霊であり、必ず愛しい人の死を見送る運命にあるから……。そんな寂しさを経験するくらいなら親しくなる必要はないと考える一方で、人の恋しさを忘れることのできない寂しがり屋でもあります。ベアトリスは臆病であり、素直になれない、非常に庇護欲をそそるツンデレキャラです。

 そんなベアトリスの寂しがり度合いが窺えるセリフとしてこんな物があります。

ベティーを、一番にして。一番に考えて。一番に選んで。契約を上書きして。契約を上塗りして。契約を塗り潰して。連れ出して。引き寄せて。 抱きしめて。

 二度と寂しさを経験したくないという感情が溢れるセリフですよね。

 『リゼロ』2期では、ベアトリスの心の叫びに上手く答えられないまま、先延ばしになっていますが、そろそろ、序盤から続いていたエミリアのエピソードも終わり、答えを出す時が来たのではないでしょうか。

 主人公は、ベアトリスの「一番にして」という叫びにどう答えるのか。『リゼロ』2期後半は、ベアトリスのヒロイン力がガンガン上がっていくので、ファンの方は注目してください。

◆デレ出すと可愛さが止まらない!? 『五等分の花嫁』より中野二乃

五等分の花嫁 中野二乃 かわいい ツンデレ 画像<画像引用元:https://www.tbs.co.jp/anime/5hanayome/story/story06.html より引用掲載 ©春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁∬」製作委員会>

 中野二乃5人姉妹の次女。ヒロインの中では、最も女の子っぽい女の子で、オシャレやお菓子作りが趣味。その一方で、ヒステリックな毒舌家の一面もあり、物語当初では姉妹の関係に入り込んできた主人公を煙たがり、敵対行動を取っていました。

 その敵対行動は、ちょっとした嫌がらせから、睡眠薬を盛るなどの過激なものまで様々。そのやり過ぎとも受け取れる行動力の高さはデレてからも発揮されます。

 二乃は、1期と2期で大きく印象が異なるヒロインです。1期はツン期、2期はデレ期と言われるほどで、スイッチが入るとツンとデレが一気に入れ替わるタイプのツンデレ。そのため、デレ期に入るとツンは全く顔を見せなくなります。その代わり、とんでもない押しの強さを発揮するのが二乃の特徴。主人公もその勢いに翻弄されます。

 彼女の行動力が発揮されたシーンとして1番印象的なのは、やはり告白シーンでしょう。難聴系主人公を許さない、二乃の行動力に多くの視聴者が驚いたシーンです。

 ハーレム主人公によくありがちな、ヒロインの告白を何かしらの要因で聞き逃す難聴系スキル。

「今、何か言ったか?」

 女の子側からすると、とんでもないスキルですが、恋愛を盛り上げる要素としてよく登場しますよね。『五等分の花嫁』の主人公もその難聴系スキルを発動させます。

 主人公に告白した二乃でしたが、勢いのまましまったことを後悔。少し気まずくなり二乃は「忘れてちょうだい」と言いますが、それに対して返ってきた主人公セリフが「なんのこと?」。そう、二乃の告白は主人公に届いていなかったのです。

 主人公のあんぽんたんっぷりに、二乃は「何よそれー! なんでもないわ!」と怒り去っていきます。普通のヒロインなら、これでお終い。「勇気を出した告白だったのに……」となるところですが、二乃はそんじょそこらのヒロインとは別格。

五等分の花嫁 中野二乃 かわいい ツンデレ 画像02<画像引用元:https://www.tbs.co.jp/anime/5hanayome/story/story07.html より引用掲載 ©春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁∬」製作委員会>

 その場にもう一度戻り「あんたを好きって言ったのよ」と再び告白するのです。

 これには、主人公も視聴者もビックリ。難聴系スキルを持つ主人公も聞き逃すことはできませんでした。見事、主人公を意識させることに成功します。しかも「返事は求めていない」とけん制しながら、その後も猛アタック。一度アクセルを踏めば、恋のエンジンがかかり止まらないのが二乃の可愛らしいところです。

 ここから、どんどん二乃の猛アタックが始まります。デレ出すと止まらない彼女は、デレても変わることのない気の強さと、それでも隠しきれない照れをフルに発揮するので、キュンキュンすること間違いなし。

 

  ――どのヒロインも、異なるタイプのツンデレでありそれぞれの良さがあります。ツンデレと一口に言ってもこれほど多くの属性があるなんて驚いた方もいるではないでしょうか。

 異なるツンデレ属性を持つ3人ですが、ツンデレのいいところはやはり、ツンの時とデレの時のギャップです。「あのヒロインにこんなにも可愛い一面があるのか」と気づいた時には、そのヒロインの魅力に取り込まれてしまいます。

 印象の落差が激しいだけに、ヒロインの行動をより好意的に捉えてしまうような魔性の魅力がツンデレにはあるではないでしょうか。

〈文/天乃ひる (@amano_hiru

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