◆鬱やグロテスクな描写が盛りだくさん──『メイドインアビス』

画像引用元:Amazon.co.jpより

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 『メイドインアビス』はかわいらしい絵柄から普通の冒険ファンタジーかと思われましたが、その絵のタッチからは想像できないほどの鬱展開やグロテスクな描写があり、多くの視聴者にトラウマを残しました。

 この作品は、主人公のリコとレグが「アビス」と呼ばれる1000メートルも深さがある縦穴を旅するストーリーが描かれています。当初はかわいらしい絵柄から、少年と少女が冒険をするファンタジーものかと思われました。

 しかし、主人公たちが地下へ進むたびに不穏な雰囲気となり、鬱展開やグロテスクな描写が増え、単なるファンタジーではなくダークファンタジーであることが明らかになります。

 中でも視聴者にトラウマを植え付けたのが、アビスの深界四層にいたナナチとミーティの過去です。

 2人はアビスを冒険するボンドルドの実験に巻き込まれた結果、アビスの呪いを受け変わり果てた姿になりました。特にミーティは原型をとどめておらず、体が変化する過程では想像を絶する苦痛に自らの死を願っています。

 この2人のシーンは「泣けるけどグロすぎる」「かわいい絵柄なのにストーリーがキツすぎ」と話題になり、多くの視聴者にトラウマを植え付けました。

 そのほかにもアビスにいる生物に襲われたり、アビスの呪いを受けたりと鬱展開やグロテスクな描写がこの作品にはあります。アニメシリーズの続編制作が決まっていますが、次も思わず目を背けたくなるような鬱展開が待っていそうです。

 ──かわいい絵柄につられると思わぬ鬱展開やグロテスクな描写にトラウマを刻まれるかもしれません。中にはそのギャップがたまらない人もいますが、日常系や平和なストーリーを見たい人は絵柄にだまされず、ほかの要素で視聴するアニメを決めたほうがいいかもしれません。

〈文/林星来 @seira_hayashi

 

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