桐須真冬先生って、ほんと可愛いですよね!
『ぼくたちは勉強ができない』のヒロインとして大人気の真冬先生。少年ジャンプにて行われた、第一回キャラクター人気投票では1位を獲得するほどの実力の持ち主です。
美人で、教師としてそつがなく、仕事がデキる大人の女性として、美しさとカッコよさを併せ持っています。さらにはグラビアアイドルのようなメリハリボディ……、もう男性にとっては高嶺の花です。そんなパーフェクトヒロインだから、真冬先生は大人気なのか。いえいえ、そこではないのです! 真冬先生の最大の魅力は、ギャップなのです!
ではそのギャップとは何か、2つに分けて語りたいと思います。
見た目とのギャップ
学校にいるときの真冬先生はスーツを着こなし、まるでモデルみたいにカッコいいです。そんな印象から、プライベート、家でも芸能人みたいに、ステキな私服を着こなしているんだろうな~、と妄想してしまいます。でもそうじゃない。自宅では、ジャージで過ごしているんです! この超ラフな格好に、すごく親しみやすさが出てくる。それにその姿が様になっていてなんだか可愛いんですよね。
さらにです、真冬先生の家、めちゃくちゃ物(ゴミ)で散らかっているんです! しっかり者と思いきや、部屋の片付けが苦手というだらしない一面を持っている。下着とかもその辺に落ちてたりします。なんという残念美人。それに虫(Gさん)が超苦手。涙目になるほど。
隙の無い大人な女性、という印象が一気に崩れ去る。この感覚がすごく心地いい。真冬先生のダメダメな一面に愛着が湧いてきます。
言動とのギャップ
「笑止千万」「怠慢」など、真冬先生は、会話の中で伝えたい事を端的な言葉で表現したりします。その端的な言葉は威圧的で、大人の怖さといったものが、真冬先生に垣間見えます。また古橋文乃や緒方理珠に、得意科目での受験を押し付ける、才能や効率重視な考えに、生徒に対しどこか冷さをも感じてしまいます。でも真冬先生は、ほんとは生徒思いの温かくて優しい女性なのです。
緒方理珠が山中で迷子になった時、真冬先生は雨が降るなか1人で捜索に出かけていました。両手には草木による無数の擦り傷の跡。そんな無数の傷跡に、彼女が理珠を必死になって探していた、生徒を大切に思う気持ちを感じさせます。あと山って虫が多いと思うんですよね。嫌いな虫を我慢しながら、真冬先生が山の中を捜索していたと思うと、なんだか人情に熱い人なのでは、思ってしまいます。
それは、唯我がメイド喫茶でバイトしているのを発見した真冬先生にも感じられます。唯我が、如何わしい店で働いていると勘違いした彼女は、「何をしているの君は!?」「推薦(特別VIP推薦)を不意にしたいの!? 唯我くん!」と慌てて声をかけます。この言葉に真冬先生の人情味を感じます。もし冷たい教師ならば、厳しく罰し、推薦を取り消しへと持っていくでしょう。でも真冬先生は違う。生徒である唯我が道を踏み外そうとしている、止めなくては。そんな心配が真っ先に出ているんですよね。そこに優しい人柄を感じます。
クールでどこか威圧的な表面上の態度とは裏腹に、中身は心優しく人情に熱い女性なのです。
――真冬先生は、見た目や言動から、隙の無い完璧な大人の女性、といった印象を観る人に与えます。
現に真冬先生の周りにいる教師陣の様子から、格上の女性と思われています。ですが、ほんとは全然そうじゃない。
掃除が超苦手で部屋は散らかり放題だわ、虫が大嫌いで涙目になるほどだわ、メイド喫茶で苦手な掃除を意地を張って頑張るもバケツの水をひっくり返すわ、休日に学校へ書類を取に行くとき、着る服がなくて学校の制服を身に付けて出かけると、警察に職務質問されるわと、唯我との関りから、真冬先生のダメダメなところ、ギャップがこれでもかと明らかになっていく。
いやもうこんなの可愛すぎるでしょう。隙が無く入る余地のない女性かと思いきや、隙だらけの、弱点だらけ。真冬先生の助けになってあげたい……! 支えてあげたい……! と多くの人(特に男性)が感じずにはいられません。
ヒロインとして今後の活躍から目が離せない真冬先生。可愛くて胸キュンもののギャップをこれからも沢山観ていきたいところです。
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