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夜のお店で働く女の子と距離を縮めるにはお店へ行く以外にプレゼントを渡したり、LINEやインスタなどのDMで女の子とコミュニケーションを取ったりすることが大切です。そのため来店したときに、距離を縮めようと早い段階で女の子に連絡先を聞いてしまう人も多いでしょう。
そんな女の子へのアプローチの一つとして、さまざまなメッセージを送っている人がいますが、もしかしたらその文面、女の子のストレスになっているかもしれません。
お店に来てほしいためにも女の子は、男性からのメッセージをていねいに返すことが多いです。しかし、あまりにも一方的なメッセージや女の子のことを考えていないものは、距離を縮めるどころか場合によってはブロックされてしまうこともあります。
TVアニメ『山田くんとLv999の恋をする』の山田秋斗のメッセージには、女の子に嫌われる要素がたくさんあり、反面教師としてのいい例がたくさん詰まっています。
ここでは、秋斗がヒロインの木之下茜に送ったNGメッセージと、約10年夜職を続けた元キャバ嬢の筆者が実際に受け取った「お客様からの少し困ったメッセージ」を合わせて紹介。女の子を困らせるメッセージの特徴を知り、気になる女の子が喜ぶメッセージを送る参考にしてみてください。
◆男性は相手の気持ちを考えるのが苦手?
夜職の女の子だけとは限らず好きな相手には、「つながっていたい!」「どんなことでも知りたい!」という想いを抱くはずです。そのため、相手から返事がこなくてもメッセージをたくさん送ってしまうことがあるかもしれません。
ですが、自分の気持ちだけを押し付けて連絡をしたり、女の子への気遣いが感じられなかったりするメッセージは、どのようなタイプの女の子であったとしても嫌われる原因になってしまいます。
男性は、女の子が無意識的に行っている「これを伝えたら傷つけてしまうかな」「嫌な気持ちにならないかな」といった、メッセージを送る前に相手の気持ちを考えるのが苦手だと、筆者はさまざまなお客様とやり取りをして感じました。
『山田くんとLv999の恋をする』の茜と秋斗は仲良くなる前、ゲーム内のチャットで何度かやりとりをしていました。
秋斗は元々コミュニケーションが得意ではなく、相手の気持ちを考えられず、想ったことを率直に伝えてしまうタイプです。
そのため、チャットでの茜の話に対して「興味がない」という返事をしてしまい怒らせてしまいます。自分の好きなことに対して「興味がない」などと言われたら、茜でなくても嫌な気持ちを抱くでしょう。
さすがに、夜職の女の子に「興味がない」と言う人は少ないでしょうが、これと似たような感覚で、気づかないだけで自分本位なメッセージを送っている人は多いかもしれません。
たとえば、夜職の女の子とメッセージのやり取りしていて、同伴でどこかに行くことが決まったとします。
そのとき女の子が「お寿司はどうかな?」と、さりげなくお寿司が食べたいとLINEでアピールしてきたにもかかわらず、「俺、寿司嫌いなんだよね。それよりも、この前話した立ち飲み屋に行かない? 安くておいしいよ」と返事をしたとしたら間違いなく幻滅されるでしょう。
気遣いの感じられないメッセージは、相手に不快感を与えてしまい、たとえ少し好意を寄せていたとしても冷めてしまうハズです。
筆者もキャバクラで働いていたときには、気遣いが感じられないメッセージをたくさんもらうことがありました。
明らかに営業時間と分かっていながらも「今、何してるの? 遊びに行こうよ!」と、誘われることもしばしば。中には体調を崩していることを伝えたとき、「俺が元気を出させてあげる! 俺と会えば元気になれるよ! 今から家に行ってもいい?」といった、おじさん構文のようなメッセージをもらうこともありました。
男性からすれば優しさゆえのメッセージでしょう。ですが、受け取った女の子からすると気持ちを押し付けるような下心しか感じられません。
ゆえに、こうしたおじさん構文のようなメッセージでは距離を縮めることはできず、相手の性格によっては警戒心を与えてしまう可能性もあります。
もちろん中には、気遣われるよりもはっきり伝えられることや、おじさん構文を好む女の子もいるでしょう。ですが、夜のお店で出会う女の子のほとんどは上から目線であったり、強引すぎるメッセージや気遣いが感じられなかったりすると、「自分のことだけじゃん!」と、受け取られ最悪ブロックされてしまうことがあります。
そのため、自分の伝えたいことだけを伝えるような文面ではなく、女の子の状況や気持ちを気遣うようなメッセージを意識することが大切です。
◆あまりにも短すぎるメッセージは「女の子が困る!」
夜職を長年続けてきた筆者が感じたのは、メッセージのやりとりを「ただの連絡」としか考えていない男性が多かったこと。筆者が関わってきたお客様の多くは、長々とした雑談や時間を無駄にするような会話を嫌う傾向にあったように思えます。
『山田くんとLv999の恋をする』で、茜と秋斗がゲーム内でやりとりをしていたときには、秋斗は茜からの質問に「そっすね」などと返事をしていました。
そのため、秋斗に歩み寄ろうとしていた茜は、そんな優しさを感じられないメッセージに何度もイライラしていました。
筆者も秋斗のようにメッセージが短文な男性に、プライベートで悩まされたことが何度もあります。好きだからこそいろんなことを知りたい気持ちや、「どんなことでも連絡取りたい!」「どんな話でも聞きたい!」と思っては、メッセージの返事の文章を頑張って考えていました。
ですが、相手が元々深く考えるようなタイプではなく、思い浮かんだまま返事をするような人であり「うん!」「そっか」といったメッセージにたくさん悩まされて、返信に困ってしまうことが多々ありました。
このように、あまりにも短すぎるメッセージは会話を広げる気持ちを感じられません。そして、女の子は返事に困ってしまうことはもちろん「私と連絡取りたくないのかな……」と、ネガティブな考えを抱いてしまいます。
「夜職の女の子は忙しいから」と、女の子を気遣って簡潔にメッセージを送りたくなる気持ちは分かります。ですが、相手の女の子は、あまりにもメッセージが短いと困ってしまいます。
よって、メッセージをするときは、相手との話を広げられるように工夫が必要です。ただし、「今日の昼はセブンのパスタ食べたんだ! おいしかったよ」といったメッセージを毎日送ると、相手とのトークルームが自分の食事日記のようになってしまうので、こういった相手の興味を惹かなかったり、メリットがなかったりするメッセージは控えるべきです。
もし、「今日の昼はセブンのパスタ食べたんだ! おいしかったよ」というメッセージを送るのなら、「パスタといえば、この前、会社を辞める人の送別ランチで行ったイタリアンのパスタがおいしかったから、今度、よかったら一緒に行こう!」といったように、セブン-イレブンのパスタをきっかけに同伴を誘うとよいでしょう。
このように、意中の相手と話を広げるためには、常にニュースメディアを見たり、女性誌をチェックしたりして、話のネタのストックを作っておくといいかもしれません。
◆分かっているようで意外とできない?自分の言いたいことだけ伝えるのもNG!
男性の中には、メッセージの文面を作るのがヘタで、「話したいことがまとめられない」という人もいます。
こういったタイプの男性は、相手の気持ちをあまり考えず、自分の言いたいことだけを伝えてしまう傾向にあることが多いです。
自分の言いたいことを伝えてしまうのは、相手の女の子のことが好きだから、自分の話を聞いてほしい、知ってほしいという気持ちが強いからかもしれません。
自分の話しかしない男性に対して、夜職の女の子は仕事と割り切ってきちんと対応してくれるでしょう。ですが、女の子のことを「優しいからすべてを受け止めてくれる」と思い込んで甘えていると、「急に関係を切られてしまう」こともあります。
『山田くんとLv999の恋をする』では、茜が意地悪されて知らない男性とセッティングされるということがありました。実はこの男性、ほかのゲーム内で好意を抱いている相手に嘘で呼び出されていたのです。
そんな男性の行きすぎたストーカーのような言動に恐怖を抱いた茜が「人違いです! 別人です!」と否定しても聞き入れてもらえず、会話が成立しないということがありました。
筆者もキャバクラで働いていたときには「自分が言うことが正しい!」といって思い込むお客さまが多く、話を聞き入れてもらえないことがありました。
お店に来てくださる男性はクセが強く頑固な人もいて、「俺が言うことのほうが正しい!」と、ささいなことでも間違いを伝えると逆上してしまうことがありました。
こうした男性とは、きちんとコミュニケーションを取ることが難しく、トラブルを起こさないためにも「そうなんだねっ!」と、何も言わずに受け入れることも少なくありませんでした。
メッセージでは相手の顔が見えないこともあり、しっかりとした文面や自分本位なメッセージは当然、気持ちを受け取ってもらえません。ゆえに「自分の価値観や考え方だけを押し付けてしまう」「頑なに自分の非を認めて謝らない」のはいけません。
また、前述したように、夜のお店に通う男性は女の子とのメッセージを日記扱いにしがち。そのため、自分の言いたいことだけを伝えて女の子の話を聞かない男性も多く、そんな日記メッセージに「嫌だなぁ……」と、ストレスを感じる女の子も多いです。
ゆえに自分の言いたいことだけではなく、女の子の話もしっかり聞いて「ていねいな会話のキャッチボール」をメッセージでも意識することが大切になります。
──女の子の性格をしっかりと把握できていないときは、自分のことを知ってほしい気持ちから自分本位になってしまうもの。ですが、女の子の優しさに甘えて「今日はこれ食べた!」「今日は上司がミスった! あいつマジで使えない!」といった日記や愚痴ばかりのメッセージは嫌われてしまう可能性が高いです。
好きだからこそ何でも送りたくなってしまうものですが、女の子の負担にならないメッセージを意識することで「気にしてくれているのかな」と、心を開いてくれるハズ。
せっかくのチャンスを無駄にしないためにも、女の子の気持ちをくんだメッセージを心がけるようにしましょう。
〈文/柳瀬蓮 @_prince0807_ 編集/水野ウバ高輝〉
アニメで学ぶ恋愛術
元キャバ嬢ライター。脚本、エッセイ、アニメ以外では主にスピリチュアルや恋愛について、さまざまなメディアで執筆中。赤髪やピアスで派手な見た目をしているものの中身はふわふわしている人。誰かを傷つけてしまわないような記事を心がけています◎。10年の夜職経験を生かし『アニギャラ☆REW』では「アニメで学ぶ恋愛術」を連載中。
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