2017年10月18日より佐賀県庁公式サイトに突如として現れた、『ポケットモンスター』シリーズでお馴染みのポケモン、ニャース。
「時代がロケット団に追いついてきたのニャ!」
このように語るニャースのバナーをクリックすると、「10月25日より佐賀県はロケット団員を募集する!」という、なんとも気になる情報が記されていた。
本企画の詳細は、11月1~5日の間に開催される、アジア最大級のスカイスポーツイベント(熱気球競技大会)、“佐賀インターナショナルバルーンフェスタ”にニャース気球が登場するといった、佐賀県と『ポケモン』によるコラボ企画であり、そのことは10月25日に同サイトにて判明。
本記事では、アニメ1000回放送を記念して行われる、この「ロケット団の佐賀県ジャック事件」の全容に迫りたい。
“サガキ”県知事の壇上と共に、幕を開けた一大プロジェクト
「『佐賀県でロケット団員を募集する!』全貌を大発表!』と題してライブ配信された今回の記者会見では、ロケット団のボス、サカキをリスペクトしている山口祥義県知事が、そのサカキのコスプレ姿でニャースとともに登場。
自身を“サガキ”と称し、ペルシアンのぬいぐるみを片手にポケモン愛とイベントへの思いを語ってくれた。
注目のニャース気球が登場するという“佐賀インターナショナルバルーンフェスタ”は、5年連続で観客動員数が80万人を超えるビックプロジェクト。どれだけ目的地に近づけたかを競う“バルーン競技”や、“気球教室”などのプログラムが予定されている。
おそらく、ニャース気球はアニメの人気キャラクターや、可愛い動物たちが巨大バルーンになる“バルーンファンタジア”にて披露されるだろう。
今夏に放映された『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』の記念イベントでも披露されたニャース気球は、全長25メートル、制作期間3カ月半の大作で、同イベントに登壇したムサシ役、林原めぐみさんは「もう感動でした」とコメントを残している。
そんな大きな期待が寄せられてるニャース気球のほか、佐賀県市内では“ロケット団入団試験”と題するスタンプラリーも実施される。
規定の名所及び飲食店を回ってスタンプを集め、またクイズにも答えることでロケット団員の証である「団員証」やオリジナルステッカーがゲット出来るようだ。そのことから、キッズを中心にたくさんの参加者が佐賀県に集うだろう。
さらには、TVアニメシリーズが放送1000回を迎えることを記念して、1000人でピカチュウの人文字づくりにも挑戦すると同県は表明している。
ニャースはモデルが自分ではないことを若干不服に感じていたようだが、それでもロケット団員数の目標に1000万人(佐賀県の人口はおよそ82万人)を掲げるなど、“サガキ”県知事とともに県の垣根を超えて盛り上げていく構えを示した。
ポケモンと佐賀県の新たな可能性に、期待は高まるばかり!
佐賀県は、これまでにもアニメとのコラボイベントを実施してきた地域として、アニメファンの間で知れ渡っている。
記憶に新しいのは、フィギュアスケートアニメ、『ユーリ!!! on ICE』とのスペシャルコラボ企画『サーガ!!! on ICE』だ。
佐賀県は主人公、勝生勇利の出身地である長谷津町のモデルとなった唐津市と連携し、作中に登場したスポットを示した聖地巡礼マップを配布。そのほか、オリジナルのフードやグッズの販売を行い、多くのアニメファンを手厚く出迎えた。
過去の実績を糧に、今回も『ポケモン』とのコラボを大成させるであろう佐賀県のアニメ事情には、今後もぜひ注目していただきたい。
(Edit&Text/哲太)
ニャース気球佐賀襲来!~気球の街でサガせ!ロケット団員1000万人!
10月25日より佐賀県はロケット団員を募集する!
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