6月15日に放送された『名探偵コナン』を観た方はいるでしょうか。私は数年ぶりに観ました。何故なら「東京婆ールズコレクション」というタイトルが気になり過ぎたからです!
実際、タイトル以上にぶっ飛んだ内容でした(笑)。アニメオリジナルだそうですが、どこから突っ込んだら良いか分からないくらいチャレンジ精神がすごかったです。
そこで今回は、名探偵コナン943話「東京婆ールズコレクション」の突っ込みどころを紹介しちゃいます。
コナンって忍たま乱太郎でしたっけ?
この943話は、違う作品かと思うくらい私の知ってるコナンとは雰囲気も作風も違いました。それもそのはず、脚本を担当したのは『忍たま乱太郎』の脚本家である浦沢義雄さんだったのです! 納得!
しかも毒島豊子役で田中真弓さんが出演していたのです。田中真弓さんは『忍たま』のきり丸を演じていますし、コナンは乱太郎を演じている高山みなみさんです。
これはまさに『忍たま乱太郎』……この回はコナンではなく、本当は忍たまを観せられていたのです!?
クセが強過ぎる婆ールズ
豊子が営むもんじゃ焼きの店を訪れた小五郎とコナン君。そこで豊子はもんじゃを喉に詰まらせ、苦しみながらキャベツの芯を吐き出したのですが、豊子は何者かが自分の命を奪おうとして芯を入れたのだと訴えました。豊子が犯人と疑ったのは幼馴染みの英子、京子、友子の3人。
この豊子をはじめとした4人の婆ールズが、個性が強すぎて腹筋が崩壊しました。
豊子…ちょくちょく変なダンスしてる。
英子…駅の構内でジョギングしてる(良い子は真似しちゃ駄目! 絶対!)。
京子…市場でマグロの卸をしているらしいが、市場の車を四連マフラーにカスタマイズして乗りこなしてる。
友子…カタコトの日本語で観光客相手にお土産売りをしている。
昭和ネタのオンパレード
もう時代は令和ですけど、脱脂粉乳や薪を背負った一休さん(本当は二宮金次郎)、巨人の星の歌など昭和ネタがこれでもかってほどぶっ込まれてました。
京子が「大有り名古屋のコンコンチキ」というセリフを言ってましたが、これも昭和っぽい言い回しですよね。
いつものコナン君らしくない
いつもは頭脳明晰なのに、この回はとてもコナン君らしくない場面が多かったです。
コナン君のエロいニヤニヤ顔から始まり、“デラックスチーズ入り砂肝ガーリックもんじゃ”っていうクソ不味そうなもんじゃのチョイスしてたし、キャベツの芯を混入したのは豊子しかいないって気づくのが遅過ぎました。いつものコナン君ならもっと早く気付くでしょ……。
ーー今回の事件(?)は、結局、話題作りのための婆ールズの狂言でした。この狂言のおかげで婆ールズの SNSでは、「いいね」がどんどんついて500万以上の凄い数になってましたね。数字えぐい……(笑)。
サスペンスを期待している人はちょっと物足りなかったかもしれませんが、最後まで人が死ななかったし、原作では絶対にやらないような笑える回もたまにはいいなと私は思いました♪
(Edit&Text/魔法使い鳥々エリー)
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996